紙の本
難しい。
2017/08/08 17:14
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投稿者:エミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
犬養刑事シリーズ4作目。安楽死がテーマ。物語として読みながらも深く考えさせられるテーマ。大切な愛する尊い命を前にして何をしてあげられるのか?考えると正しいことが何かわからなくなる。法を守る、それは間違えなく正しいこと。でも気持ちだけで考えられるならドクター・デスに傾いてしまうかも。
電子書籍
死ぬ権利について。
2017/08/07 19:55
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の110番通報から明るみに出た殺人事件。それは本人と家族が望んだ安楽死で。
海外では認める地域もある人生の選択だけど、日本ではまだまだですよね。
死にたいする倫理観とか個人の選択肢とかいろいろ考えさせられた。
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安楽死をからめたお話で、終始考えさせられた。
死ぬ権利とか尊厳死は犯罪かとか、近い将来問題になるテーマですよね。
犬養刑事の娘の言葉が一番納得いったー。
電子書籍
考えちゃいます
2017/10/28 14:52
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投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
安楽死…日本ではまだまだ認められない事だと思いますが…
大切な人が苦しむのは見ていたくないし、
かと言って居なくなられても悲しいし…
とても難しい問題だと思います。
これから、高齢化社会を迎える日本にとって考える議題の1つだと思います。
紙の本
尊厳死or安楽死
2020/01/01 17:13
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投稿者:ノッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
病気の痛みに耐え少しでも長く家族と一緒に生きてほしいと思うか、病気の痛みから解放してあげたいと思うか。
この本では安楽死を選ぶ。
息子側からするとどんなに病気で弱っていってもベッドに寝ている父親は父親であり、「悪いお医者さんがうちに来てお父さんを殺した」と言う。奥さん側は夫が苦しんでいる病気の痛みにフォーカスがあたる。
考えてみる機会にはなるが正解は見つからない。
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犬養刑事シリーズ4作目。安楽死がテーマ。物語として読みながらも深く考えさせられるテーマ。大切な愛する尊い命を前にして何をしてあげられるのか?考えると正しいことが何かわからなくなる。法を守る、それは間違えなく正しいこと。でも気持ちだけで考えられるならドクター・デスに傾いてしまうかも。
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検挙率、No.1のあの犬養が苦戦。
安楽死を扱った作品。これからの日本が直面する問題点も作中で指摘。ラストの終わり方も、あえてスッキリ解決するのではなく、犬養と一緒に、私達自身にも『人の死』について、考えるきっかけをくれてるように思う。
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お、刑事犬養隼人シリーズ来たっっ♡
と、喜んでいるばかりじゃいられなかった。
ドクター・デスというから、殺しちゃうお医者さんの話だろうという想像はつくわけだけど、内容は「死ぬ権利」という重いテーマを扱ったものだったからだ。
ここで、思い出すのは当然「ドクター・キリコ」ですね~。
その信念は、軍医時代「戦場で手足をもがれ胸や腹をつぶされてそれでもまだ死ねないでいる悲惨なけが人をゴマンと見たんだ」と語る凄惨な体験から来ている。
ブラック・ジャックと相反するキャラクターでありながら、医学の限界、医師が果たすべき役割といった、手塚治虫が伝えたかった永遠の命題を際立たせる最も重要なキャラクターの一人です。。。
そもそも、日本人は「尊厳死」と「安楽死」の違いを理解できてないかも?
でも、この小説を読んで「尊厳死」ではなく「安楽死」についても深く考えさせられました。
自分はともかく、愛する人が不治の病で、耐え難い苦痛に苛まされながら死までの 時間を過ごさなければならないことがわかっていたら、その苦痛を一刻も早く取り去ってあげたいと思うのも道理。
やっぱり、自分も、身近にいる人も、そんな事態に陥らないように、と手前勝手なことを祈るばかりであります。。。
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犬養刑事シリーズ。
たくさん出ているような気がするが、シリーズとしては4作目なのだそう。
前回の「ハーメルンの誘拐魔」でも医療を扱っていたが、今回のテーマは安楽死。
通信指令室にかかって来た「お父さんがお医者さんに殺された」と言う子供の電話から、ドクター・デスと名乗る人物がカリウムを使った安楽死を請け負っていることを知る犬養たち。しかし、捜査を進めても、なかなかドクター・デスの正体にたどり着かない犬養は自分の娘を引き合いに、ドクター・デスをおびき出すが…
安楽死が法で定められていないことは分かっているが、日本の現状が抱える問題を考えると、一概に「犯罪」とは思えず、その苦悩が犬養や麻生を通じても描かれる。
そして、中山七里ならではのラストのどんでん返し!慣れたはずが、またやられてしまった…
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正義のための法律で裁かれることに、矛盾を感じる一つの例なのかもしれない。
安楽死の180度違う考え方。議論しつくしても解決できない問題。
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警視庁刑事部捜査一課刑事・犬養隼人シリーズ4弾。
社会問題的な事件を扱うシリーズで、今回は安楽死。
確かに、日本の終末医療の在り方は早急に議論すべきことだと思いました。
著者の意見はラストの沙耶香のセリフのような気がします。
自分は安楽死は患者本人の選択肢としてあってもいいと思いますが、きちんと基準を設けないと自殺の手段として安易に選択する人も出るかもしれないので、慎重かつ速やかにルールを決めればよいと思います。
ミステリーとしての突っ込みどころは、捜査一課麻生班は3人だけなのか?どんでん返しに切れがないのでは?というところですが、犯人を特定していく過程は警察小説として成立していると思いますし、面白かったです。
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安楽死がテーマですが、ごめんなさい、私にはどうもテーマの割りにストーリーが軽いというか、ありきたりすぎて途中で飽きてきてしまいました。最後に事故をもってきたのも、どうもイマイチ。犬養さんのその苦悩を導き出すためだけに、やっつけた感じにしか思えず。テーマは先にも書いたけど、重いし、考えるべきことだとは思いますが、筆が早いのが災いしてないか?と斜めに考えてしまうほど、話としては浅かった。こういう重いテーマを取り上げるならば、それなりの練り上げられた、唸るような展開が欲しい…と思うのはワガママなんでしょうね。
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犬養隼人刑事シリーズ。
『安楽死』についてとても考えさせられました。
是非はいくら考えても今の私には出そうにありません。
歳を取るにつれて老後の事を考える機会も増えています。延々と続く苦痛にそれでも生き続けないといけないのかと疑問に思ってしまいます。
これだけ寿命が延びている日本、それにともない弊害も出てきて当然です。『安楽死』が認められている国々があるという事はこれからの可能性として日本でも考えるべき事のひとつでもあるんじゃないかなと思っています。
ベッドの上で送る余生はイヤだな...
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警視庁に入った少年からの通報。突然やって来た見知らぬ医師に父親が注射を打たれ、直後に息を引き取ったという。捜査一課の犬養刑事は、少年と母親の発言が食い違うことを怪しみ…。
現行の日本の法律では認められていない安楽死がテーマ。その是非を正面から問う作品…ではなかったが、ラストのどんでん返しは、やや強引な気もしたけどなかなかだった。(C)
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お勧め度:☆7個(満点10個)。安楽死というかなり重たいテーマなんだけど、中山さんの小説はいつも何某かを考えさせられる。ここで、題材となっている「死ぬ権利」とは何だろう。当然、自殺とはまた意味合いが違うと思うけど・・・。
いずれにしても、これは究極の問題だと思う。人間、死ぬことで安楽を求めるという考えもあるが、私は違うように思える。死ぬことは単なる逃げではないのだろうか?もちろん、「死」は自分だけの問題ではない。そこには残った家族という問題も生じる。
本当に難しい問題です。安楽死は違法か?賛否両論あると思うけど、私としてはどちらかとうと、犬養警部側かもしれない。さて、皆さんはどっち派?