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みんなのレビュー2,272件

みんなの評価4.5

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

21人中、20人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2018/01/21 23:37

名作!

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「言えない。だけど助けてほしい・・生きにくさを感じるすべての人に贈る辻村深月の最新刊。涙が止まらない、感動溢れる一冊です!」と商品紹介にあるように、きめ細やかな愛情をもって描かれたこの小説には癒しと勇気づける力が溢れています。

主人公・こころおよび主要人物たちが中学生なので、最初は感情移入がどれほどできるかちょっと疑問だったのですが、あっという間にストーリーに引き込まれました。
この不思議な城は何なのか、なぜこの7人が選ばれたのか、本当に鍵があって願い事が叶うのか。という謎解きの枠組みの中で、7人それぞれの事情が徐々に明かされて行きます。

たとえば、こころが「心の教室」とかいう不登校の子供たちのためのスクールに通い、そこの仲間たちとだんだん親しくなって、また理解のあるスクールの先生に癒され、母親の理解と援護を得ながら立ち直っていくという筋書きでも十分ドラマは成立すると思うのですが、それはリアルである一方、もしかしたら平凡で味気なかったかもしれません。けれど、こころはそのスクールにすら足がすくんで行けなかったのです。

そこに「鏡の城」というファンタジーの異空間を最後の逃げ場のように出現させ、そこに集められたの子たちの意外な繋がりが(最後に)明かされる仕掛けが加えられることで、こころの成長物語にぐっと面白味が増しているように思います。

その構成力の秀逸さもさることながら、言葉の通じない同級生や無理解な担任の先生等から受けるこころの衝撃や恐怖や憤懣がきめ細やかな愛情をもって描写されているところも素晴らしいです。是非とも「生きにくい」と感じている人ばかりでなく、10代の子供を持つ親御さんたちや学校の先生や学校教育にかかわるすべての大人たちに読んでもらいたい一冊ですね。そのメッセージが果たして通じるのか、やっぱりかなり疑問ではあるのですが。

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低い評価の役に立ったレビュー

4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2018/08/13 12:22

こんなもんなのね

投稿者:バナナとベーコン - この投稿者のレビュー一覧を見る

時間に差があることに気付くの遅すぎ。パラレルワールドの辺が読んでて退屈で読むのをやめようかと思ったくらい。

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紙の本

鏡の中のもうひとつの世界

2018/10/28 13:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る

鏡をすりぬけて、もうひとつの世界で出会った7人の不登校の少年少女達。そこで願いの鍵と部屋を見つければ願いが叶うと狼面の少女に教えられて、それぞれが探し求める。期間は約1年間ではあるが、見つけてしまえばそこでこの世界は終了することになる。そこはお城の中という設定で、これも後々にはなぜお城なのかもはっきりしてくる。最初は各々が誰なのかわからず、手探り状態で過ごしていくことになる。時間が経つにつれてそれぞれがどんな経緯で現在の状況はこうなったのかを少しずつではあるが語り合うようになり、みんなが同じ中学であることが判明してくる。しかしなぜかお互いことを全く知らない。同じ中学なら当然同じ町もしくは界隈になので知っている名前のお店だったりで共通点も多いのだが、どことなく"ずれ”を感じる。それでもみんなでいっしょに楽しく過ごすことにはなるが、それと同時に現実では不登校という現実もあり、なんとかしなければいけないという気持ちは当然もっている。最終的にはその状況を克服するといったことにはならないが、それ以上にそれぞれにおかれた状況や局面にもがきながらも力強くともに生きていこうとする現代・過去・未来の少年少女達に共感を覚えました。

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紙の本

鏡の向こうへ

2018/10/14 10:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

部屋の鏡が光って向こうの世界へ。美しい城の中で鍵を探して願いを叶える・・・。
ファンタジーの王道のようなストーリーですが、集められた七人の中学生たちはほぼ不登校の子たち。
ちょっとした行き違いもあるけど、楽しく居心地のいいこの城は本当は何なのか?
時々感じる会話の違和感が最後にピッタリとつながる心地よさ、未来への希望、現実世界へ繋がる勇気など、読後の爽快感が素晴らしい。

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紙の本

第15回本屋大賞

2018/09/23 02:42

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投稿者:Takashi - この投稿者のレビュー一覧を見る

人は一人じゃない。必ず本当のあなたを理解してくれる人がいる。大人だけじゃなく、多感な中高生にもお薦めだと思う。総頁数554頁の大作だけど、一気に読めました。2018年本屋大賞。ラストからエピローグ泣いた~( ;∀;)

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紙の本

成長すること

2018/09/17 11:52

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投稿者:あだじぇっと - この投稿者のレビュー一覧を見る

"嫌なことは嫌っていうんだよ。
それが言えないときは、みんながびっくりするくらい大きな声で泣くんだよ "
私の子たちは、幼い頃にそんなふうに教わった。

”思春期のこどもは、親の言うことや、ましてや教師のいうことなどきかない。 友達が強く影響を与える"
本人たちはそんなことをわかりはしまいが、彼らに手をやく身には拠りどころになる言葉。。

かがみの狐城
主人公の こころ は、中学に進学してすぐに、 クラスメイトから激しいいじめと脅迫行為を受け、学校に行かれなくなってしまう。
親しくなりかけた子も味方してくれず、何が起こったのか理解してもらえないのではないか....という躊躇いが大きく、親にも言えない。
そんなとき、部屋の姿見が虹色に輝く。。。

ミステリー&ファンタジー仕立ての いじめをテーマにした話か?と思ったが、それだけではない。
行きたくないわけじゃないのに学校に行けなくなる子たち。
それぞれの事情は異なるが、 ふしぎな城に招かれた7人は、願いを叶える鍵があること、1人しかそれを使えないこと、願いが叶えられた時点で全ての記憶はなくなること、叶えられなければ記憶は残ることを言い渡される。

思いがけず人生につまづいてしまった その事情の解決が主題ではなく、本人たちがジタバタして出口を探していく、そういう話なのだ。
自分の不快のでどころがハッキリしないハッキリさせたくない10代のもやもやした時期。
そこを通り抜ける 周りにはみえない時間が描かれている。

他人に対して恐怖感をもつ こころ が、次第に城の仲間と連帯感を持っていく。
嫌だと意思表示することも、本当のことを話して助けを求めるのも大事な力。
じわじわとそういう力をつけていく。
”こころ”の成長。

軽やかで読みやすくふんわりした感触を残しながら同時に濃い充実感も備える。
教育学を学び、SFが好きな辻村さんらしい作品。

2018年本屋大賞受賞作
久しぶりにブッチぎりでトップの作品だった。

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紙の本

続編が読みたくなりました

2018/06/09 16:36

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:フィガロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学1年生の女の子が主人公で中1から中3までの不登校の子どもたちの物語です。最初は本屋大賞を取った作品だから読もうという感じで読み始めましたが、なかなかすぐには自分が知りたいことが書かれず物語は始まりましたが動き出すのは終盤です。冒頭のステキな人気者の転校生をみんなが知る前から自分だけは友達だという切ない願いや7人の不登校の子どもたちのことや終盤で打ち上げ花火がバンバン上がっていくような伏線の回収が面白くて真田さんのことやリオン君との中学2年になってからの展開が読みたくて続編が読みたいなぁと思います。

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紙の本

この本に出逢えた幸せ!

2018/05/25 18:49

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投稿者:taku - この投稿者のレビュー一覧を見る

新刊が発売された当初に購入しました。
辻村先生の初めての作品でした。
とても感動しました!語彙力が足りなくてすみません。
最終章からエピローグにかけて、この本が光り輝いて見えました!この本に出逢えて本当に幸せです!
本屋大賞本当におめでとうございます!

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本屋大賞

2018/05/05 21:16

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投稿者:なつのしんすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

2018年本屋大賞に、ダントツで選ばれた理由がわかりました。

独特な世界観。普段、本を読む時間は取らないのですが、休日だった事もあり、時間を忘れ一気に読破しました。

また、一気に読むのには、少し長編すぎて、目、首筋、肩と疲れが半端ないですが、読む価値があると思います。

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電子書籍

つながり

2018/05/04 17:09

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投稿者:やっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後に全てがつながり、温かな気持ちになりました。運命の不思議さと、出会いの必然性も感じました。学校へ行けない子の気持ち、気持ちを伝えられないもどかしさ、ことばの大切さも考えました。とても素敵なお話でした。

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紙の本

心を映す

2017/10/17 05:17

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

様々な理由で外の世界に出ていけない子どもたちの心が印象深かったです。架空の世界の冒険を通して、現実の世界へと連れていくところが良かったです。

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紙の本

いじめの種類の展覧会

2017/06/26 15:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

様々な心の闇を抱えた中学生たちの現実逃避行からの脱出。パラレルワールドというどこかで聞いたことがあるようなストーリーの基幹が入っていない?「冷たい校舎の時は止まる」の続編?と思いつつも、読後感は、深月様、面白かったです。

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紙の本

むつかしい問題

2024/03/28 14:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画を見て原作に興味を持ちました。
流れは映画とほぼ同じですが、細かい描写が原作の方がおおく、主人公の心の動きがよりわかりやすいと思います。
字が小さく、太いので読みごたえがあります。

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電子書籍

一気読み

2023/05/17 14:21

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投稿者:mu - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わって結構経つけど、映像化されたのを機に思い出しました。
これ、アニメ映画化に向いてそうだなーと思っていたら本当に実現されてちょっと感慨深い。
映画は観てませんが、小説の方はとても読みやすく、いつのまにか没頭して夜中に一気読みしてしまいました。

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紙の本

どっしりしたストーリー

2023/02/01 22:14

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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

どっしりとしていて読み応えたっぷり。
映画の印象と違うこともなく、映画で興味を持った人は読み進めることをお勧めします。

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紙の本

アニメ化も楽しみ

2022/10/24 15:36

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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村さんの中でも大好きな
ファンタジーとミステリーとジュブナイルもの。
全部ミックスの贅沢なこの作品、
アニメ化も楽しみです。

「ああいう子はどこにでもいるし、
いなく、ならないから」

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紙の本

逃げ込める別世界があれば

2022/03/23 15:36

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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

壁にぶち当たったとき、逃げ込めるもう一つの世界があれば。そんな夢想を、違和感なく描き出したファンタジー。ファンタジーなのにリアリティがあるところが、辻村さんの腕だ。
主人公は中学1年の少女。クラスメートから受けた嫌がらせが原因で学校に通えずにいる。自室に閉じこもっていたある日、鏡の中の孤城に導かれる。
そこには同じ境遇の中学生が集められ、ある使命を課せられて―。
奇想天外な展開のようで、中学生が抱える悩みや大人の姿は異様なほどリアルで胸に刺さる。
子供のころは友人や親子関係の悩みはとても大きい。だけど、この孤城での使命には時間制限がある。「今」が永遠ではないと、そっと教えてくれるのだ。
実際には鏡の世界はなくても、この本の世界に逃げ込める人はたくさんいると思う。

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