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文型オタが中学生時代に一度はハマるという中原中也。とぎすまされた言葉と、悲しみに倦怠。道化じみた文脈で歌われる歌の奥に、絶えず繰り延べられる無力がある。
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学校の授業で読んで、卒業して何年経って「一つのメルヘン」が読みたくなって購入。切ない青い春のイメージそのものだと思うのです。
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儚いものとか悲しい事とかもう一緒くたで美しくなってしまう印象。絵のようだと思った。かっこつけすぎでキモイ!!
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誰もが抱える寂寥感を感じさせてくれる詩集
よごれつちまつた悲しみに
月夜の浜辺
などが自分には響いています
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言わずと知れた…という感じがするので深く内容は書きませんが、詩は読むのも書くのも苦手な私が唯一好きと言える詩人が中原中也です。
好きになったきっかけはよく覚えていませんが、確か高校時代の先輩が好きだと言っていてそれで覚えていて、教科書を読んで「綺麗な詩だな」と思い、その後文庫で全集を買って読んで惚れ込んだ…といったところでしょうか。
どうして好きなのかと言われても上手く言葉に出来ませんが、強いて言うならとても綺麗な言葉で書いているのに全然緻密じゃない文が詩の世界を自分に近いものにしてくれているような気がするから…かな?
一番好きな詩は『帰郷』。好きが高じて大学時代に中也の詩を習いたいってだけのために文学の講義取ったのに、教授の好みに合わなかったのか「この詩は大したことない」の一言で省かれました。どうりでこのテーマで論文書いても鼻にも引っかけてもらえなかったはずだ…
ちなみに、本当は私の持っている文庫は角川版なんですが画像がなかったため岩波版に。
詩や短歌が大好きだった大学時代の友人が「中也を文庫で読むなら絶対岩波だ!」と熱く語っていたからです。編纂してるのが中也の友人だった大岡昇平だからだそうな。
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解説は偉い人がやっているのでしない。普段は詩などまったく読まないけれど、中也は好き。そういう人結構多いんじゃないでしょうか。若いうちに読んでおくと何かが変わるかもしれない。
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講談社文芸文庫版の方が、全集になっている点では読み応えがあるかもしれないが、上下二冊ということで×。ポケットに忍ばせていつでも読める、読み込んでいくうちに好きな一遍が何頁あたりにあるか判ってくる。ということで、私はこちらを持っているし、お勧めする。
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「夏」という詩が一番好きです”血を吐くようなものうさたゆけさ”(漢字が出ない・・) あと 千の天使がバスケットボールする!(だったと思う・・)っていうフレーズのある詩 彼の詩は憂鬱な印象に捉えられているものが多い感じがするが 自分はなにか思い切ったサバサバしたものを感じるところがある
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愛読書。数ある文庫の中でも岩波文庫が手ごろなサイズで未刊詩の選別も適切でベスト。思春期前は大嫌いで、思春期後に好きになりました。夏の叙景の言葉がいちばん好き。はっ!人生の夏を迎えないと読んでも言葉がせまってこないのか、な。
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彼は何に絶望していたんだろう。今でもたまに海を見ると「サイレンの棲む海に溺れる」という彼の詩の一節を思い出します。美しい響きが好きです。
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何気ない風景のなかに感情を焼き付ける。
何回読んだかわからないくらい読んだ。ボロボロ。折り目つけまくる。
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鋭敏な感性を持ちすぎた不幸その弐。こんな繊細なセンス持ってたらそりゃ長生きできませんよ。ちなみに中也は小林秀雄と女を取り合ったそうな。
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『山羊の歌』が一番好きかも知れません。『朝の歌』から抜粋。「天井に 朱(あか)きいろいで 戸の隙を 洩れ入る光、 鄙(ひな)びたる 軍楽の憶(おも)ひ 手にてなす なにごともなし。 小鳥らの うたはきこえず 空は今日 はなだ色らし、 倦(う)んじてし 人のこころを 諌(いさ)めする なにものもなし。」 ああ、なんと美しくも切ないのでしょう…!
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かれも、若いのだろか ボードレールなのかランボーなのか、いやどちらでもない。
それとも女々しいだけなのか、それともマリア信仰の鏡なのか?
しかしわかる描写もある。
「山羊のうた」の木陰がとてもストレートに我が心にしみる、
「神社の鳥居が光をうけて
楡(にれ)の葉が小さく揺すれる
夏の昼の青々した木陰は
私の後悔を宥(なだ)めてくれる」
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私、新井素子が好きなんです。
彼女の作品の中で、中原中也をべた褒めしていたり、解説の中で褒めているのを見て「一度読んでみよう」と思って買った詩集。
「北の海」が好き。