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投稿者:あさり - この投稿者のレビュー一覧を見る
疑わしい3人の若者が登場
このなかの誰かが犯人なのか?
それともこれから登場するのか?
彼じゃなければいいなとか、揺さぶられているうちに読み終わってしまった感じ
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上巻はまだまだ序章と言ったところ。
事件が起こり、東京・房総・沖縄と接点のない3つの家族の話が進んでゆく。
まだ線でしかない。交差してない。これが下巻でどうなるんだろう?楽しみー。
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犯人の特徴からすると“アイツ”だと推測するのだが、3つの別々のストーリーが最終的にどう繋がっていくのかがとても気になるので下巻へGo!
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タイトルと関係があるかどうか、上巻を読んだだけでは分かりませんが、殺人、性的マイノリティーへの差別、姦淫、発達障害、など、世間的に理解されないことや、不条理なことに怒りを感じさせる作品になっていると思います。下巻に期待です。
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八王子で殺人事件があり 犯人は逃走!
犯人の特徴は 左利き、右頬に3つのホクロ
東京、千葉、沖縄 の3ヶ所でこの特徴を持った謎の男が出現!
ハラハラしなかった! 下巻に期待
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3人のうち誰が犯人なのか、ちょっとづつ特徴を明らかにして読み手をドキドキされるやりかたがうまい!
この先どうなるのか知りたくてやめられない。
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善良な夫婦が惨殺された殺人事件の現場には「怒り」と書かれた血文字が残されていた。容疑者の男はそれから1年、顔を変えて逃走を続けている。
物語は、3人の謎の男を軸に進む。
沖縄の離島で子供たちが親しくなったバックパッカー、ゲイの会社員が発展場で出会った不思議な男、世間に溶け込めない女性が愛した漁港の青年。
男と相対する人びとは、それぞれの事情を抱えながらそれぞれの小さな世界で生きていて、男への親愛と疑念を育ててゆく。
どのエピソードにも、愛しながらも信じられない悲しさがある。気付きがあって喪失がある。読み終えたあとに感じるやりきれなさは、読者に届ける怒りでしょうか。ミステリータッチではあるけれど、あくまでミステリーではなく市井の人びとが主役の人間ドラマ。繊細な機微を描きながらも一気に読ませるのは、さすがの筆力としかいえない。
近頃の吉田修一は、ますます鋭くなっていく気がする。えぐるような生々しい描写力、このひとはどこまで深く人間を見るのだろう。
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若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏ー。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。
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すごーく先が気になりつつ下巻へ。
なんやかんやありつつも、みんな幸せになればいいのに。
と思う今現在。
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主な主人公と思われる3人の生活が淡々と描かれているが、ところどころに見せる、犯人と思われる人物の伏線がうまく散りばめられていて飽きない。
天気の悪い休日だったため一気読みでした。
下巻が楽しみ!
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身近にいつのまにかいる、ちょっと落ち着く人。でも過去を話したがらない得体のしれない人。顔を変えて逃走している殺人犯。どことなく似ている特徴。信じる?信じられない?どこにでも起こりそうな心の動きがリアル。
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電車の中、皆がスマートフォンを見つめる中、久々に読書をしようと購入。映画化もされるし、読んでいない「怒り」を選んだ。
就職活動では、芥川賞、直木賞をチェックするのは必須だ。必ず筆記にでる。2002年、ワールドカップで盛り上がる一方で就職活動をしなければいけなかった僕は、当然のように記憶した。
吉田修一「パークライフ」。
あれから10年以上たち、芥川賞・直木賞も誰が受賞したかぐらいはチェックするものの、その後吉田修一より輝きを放っている作家には会っていない。
「怒り」は今の自分の生き方がいかに薄氷の上にあるのかを実感させてくれる。襲いかかってくる理不尽な不条理は許すことはできないが、ただただ、退屈な日常も尊いと思わせてくれる、名作だと思った。
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しっかり読みごたえのある小説。上下巻とも読み終わったけども、山神の心の内はこちらで想像するしかないのがなんとも憎らしい。
誰か1人くらい幸せになって欲しいけど愛子のところは大丈夫かなー?
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季節は冬なのに、いきなり東京の蒸し暑い季節に引き摺り込まれた。
八王子での異常な殺人事件の描写の後、どこでどう繋がるのか、房総の父娘、東京のゲイ男子、沖縄の母娘の生活が描かれる。
それぞれが訳ありの息が詰まるような生活の上に、加えてそこに入り込んできた素性の分からぬ3人の男たち。
父の仕事場に最近勤めだした男、発展場で知り合った男、無人島に住んでいた男。
殺人事件を追う刑事の動きも含め交互に語られる4つのお話は得体の知れない緊張感を孕みテンポ良く進むも、お話の肝はなかなか見えない。
群馬へ行く出張だったので上下巻持って出たけど、読み止しだった上巻は東京までの新幹線の中で早々に読了。評価は暫定で。
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中年夫婦が自宅で殺された。犯人は現場に「怒」の文字を残し、逃亡を続けている。
自分たちの日常に正体不明の男が現れたら、彼を愛し始めたとして、私たちは彼を最後まで信じることができるのか…。疑心暗鬼になる登場人物たちにだけではなく、作品は読者にまで問いかける。
一応の結末を迎えても、やり切れなさが残った。