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シャーロック・ホームズ対伊藤博文 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー78件

みんなの評価4.0

評価内訳

78 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

傑作!!

2024/01/16 16:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「傑作」としか言いようがない面白さです。「最後の事件」でシャーロック・ホームズがライヘンバッハの滝に消えてから「空き家の冒険」で再登場するまでの3年間、彼は日本で伊藤博文と共に難事件を解決していた……と言葉にするとイロモノっぽく聞こえますが、これが本当にこんな出来事があったのではないかと錯覚しそうになるほど面白いので、是非読んで欲しいです。ホームズ作品を知らなくても面白いけれど、知っていれば倍面白いのではないかと思います。

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紙の本

夢の共演

2023/07/30 00:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:一式観測機 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋を練り歩いてある時にこの本を発見しました。
シャーロックホームズとコラボする作品は多いですけどこれに関しては初めて見るコラボの仕方なので一瞬で買うことを決めました。
伊藤博文とシャーロック・ホームズの共演は最高としか表せないです。
著者の方は日本人なのですが日本人でこれだけホームズを上手く魅せれるなんてと感動さえ覚えた作品です。

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紙の本

推理と歴史の面白さの融合

2021/12/02 20:03

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投稿者:ちーずけーき - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホームズと伊藤博文が出会っていたら……という設定のパスティーシュ。日本史の知識は高校程度でしたが、スムーズに読み進めることが出来ました。
聖典の内容が散りばめられていたり、大空白時代のホームズの変化も説明されていて、とても面白かったです。

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紙の本

あり得たかもしれないパスティーシュ

2019/06/28 00:09

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投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る

初読み作家さんだったけど、とても読みやすい文章。「法治国家」という焦点からモリアーティとの対決やロシア皇太子襲撃事件が描かれていて、なるほど…と。ホームズ原典の挿絵で始まって挿絵で終わる演出も良かった。死亡事件前と後でホームズの性格が何故変わっているかの解釈に説得力があるし、ホームズ作品を知っているので「あの事件の話だな」と楽しめた。ミステリとしても、ホームズものとしても、歴史小説ものとしても面白かった。オススメ。

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紙の本

タイトルはかっこ悪いが

2018/05/20 13:14

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投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る

シャーロック・ホームズと伊藤博文が対決するわけではありません。
モリアーティ教授と対決した後、兄のマイクロフトの協力の元、日本へ。

ホームズが幼少期の頃、ロンドンに在中していた伊藤博文を
頼ってふたたび巡り合います。
そして2人で日本の国家的危機に立ち向かうのがおもしろい。

ときどき本家ホームズのエピソードが散りばめられているのが
ニヤリとさせられる。
野暮ったいタイトルがもったいない。

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紙の本

推理小説と歴史小説との融合

2017/10/28 21:55

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投稿者:クンタキンテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者が、従来の推理小説から歴史小説に守備範囲を変えてゆく過渡期にあたる作品になる。伊藤博文とシャーロック・ホームズとの掛け合いが面白い。なお、この小説は、明治時代の「大津事件」を扱っているが、当事件について、改めて関心を持った。ところで、当時の日本国は、この小説にあるように、真剣に冷や汗を流したのであろうか。終盤のどんでん返し(?)に度肝を抜かれた。この小説に描かれていたような出来事の、あることないことが、この後の日露戦争と、その帰趨につながるのかなと、勝手に考えてしまった。

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紙の本

虚実織り交ぜて、ホームズと伊藤博文が活躍する

2017/06/24 23:00

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルからして何かワクワクさせられるものがあった。あのシャーロック・ホームズが、これまたあの(と、日本人ならきっと言いたくなるだろう)伊藤博文と丁々発止と知恵と力を使って事件にかかわっていくのだろうと思わせられたからだ。
それが何と、単に事件にかかわるだけでなく、舞台も日本だし、これまた日本史上での有名な事件の隠された事実を解き明かしていくというものだったのだからすごい。さらに、歴史の大きな流れの中で、かくもありなんという話が繰り広げられるのだから、450ページを超える話でありながらついつい読み進めてしまったではないか。
ホームズと言っても特にシャーロキアンでもなく、その昔児童図書にシリーズで読んだことがあったりする程度なので、きっともっと本家ホームズの物語を踏まえた話が随所に盛り込まれていたのだろうが、それが十分にわからなっかたのが残念だ。
また、日本史についても知っているようで知らないこともあるので、どこがどう虚実織り交ぜられているのかはっきりしないところもあった。
しかし、そういったことを抜きにしても十分面白い。
ただし、読み終わってわかるけれど、決してホームズと伊藤博文は対決していないと思うけど。本編中にも「対決」ではなく「対立」として2回あった、3回目は望まないというホームズの言葉があるが、2回の「対立」も明らかな対立とは言いにくいもののように思える。
そんな時ふと思い出したのが、1960~70年代の子ども向けの映画のタイトルだ。例えば「マジンガーZ対デビルマン」とか。あれも、決してマジンガーZとデビルマンが相対して戦ったりするものではない。本書のタイトルもこれと同じようなものだと思えばいいのかもしれない。東西の有名人がある時は競い合い、ある時は協力し合い、さらに別のものと相対していくということだ。

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電子書籍

あったかもしれない

2021/04/24 09:49

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投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る

思ったよりあっという間に読み終えるぐらい面白かった。内容は、ライヘンバッハの滝以降のホームズに冷静につっこみつつ、実際の日本の情勢を合わせてあって、なかなかリアルに思えてくる。実際の歴史をもう一度見返した。

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紙の本

フィクションとノンフィクションの見事な融合

2017/09/17 22:05

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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

あのホームズが日本へ!?現実にあった事件や人物を題材にしながら、架空のホームズを溶け込ませて小説に。一体どこまでが本当にあったことで、どこからが、フィクション?と思うほど、よくできていました。あのホームズが二日酔いに、またコカインもしない!とは、創作の創作と分かっていながら、楽しかったです。帯に『島田荘司推薦』とありましたが、現実の題材をモチーフにする辺りは、同氏の『ロシア幽霊軍艦事件』なんかと似てるところがあるなぁと思いました。

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電子書籍

優れたエンターテイメント

2017/08/24 02:38

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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名に反して、シャーロック・ホームズと伊藤博文が対決する話ではありません。伊藤博文が明治維新以前の22歳の折に英国へ留学した際に子供だったシャーロック・ホームズに出会い、偶然命を助けたというご縁から、すでに成人して探偵として名を馳せるようになったホームズが諸々の事情により極秘裏に来日し、日本で実際に起きた大津事件の謎に挑み、日露関係の危機を救うというのが大筋の話です。
最初のホームズとロンドンの巨悪モリアーティ教授のやり取りの部分は今一なプロローグだと思いましたが、読み進むうちにどんどん面白くなっていきます。

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紙の本

シャーロック・ホームズ対伊藤博文

2017/07/31 01:15

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投稿者:gomora - この投稿者のレビュー一覧を見る

もしかしたら、タイトルだけで食わず嫌いで読まない人もいるかと思いますが(熱心なシャーロキアンの方とか)、読まなかったら損(言い過ぎかな)な面白さだと思います。

明治時代にあった、実際の事件、大津事件をベースにしていますが、それほど歴史に詳しくなくてもスッと入っていけますし、シャーロックホームズを読んだコトがない人でもオモシロく読み進めることが出来ると思いますよ。(もちろん、ホームズの小説を読んでおいた方が更に深く楽しめることは間違いないですが)

伊藤博文という実在の人物と、シャーロックホームズという架空の人物を共演させるのはかなり難しいのでは?と、要らぬ心配をして読み始めたのですが、まったくの杞憂でした。
大胆な発想で、よくこんなアイデアを思い付いたなあ、と感心させられてしまいますが、読んでいると、実際にこういうコトがあったような錯覚に囚われてしまいます、良い意味で。

歴史とミステリーが高い次元で融合したエンターテインメントを楽しませてもらいました。

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紙の本

虚実の融合が面白い

2017/07/17 14:40

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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

シャーロック・ホームズが明治の日本にやってきて謎解きをする。読んでいるうちに本当にあった出来事のような気がしてくるから不思議である。史実とフィクションをうまく絡めているだけでなく、ホームズの自尊心や葛藤など複雑な心情も丁寧に描かれているため、よけいにホームズが実在した人物のように感じられて、物語の中に引き込まれた。後半は怒涛の展開で、読ませる力はさすが。

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電子書籍

エンターテイメントとしてなら良作

2020/12/30 13:03

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投稿者:マロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホームズの名前があるので、ホームズらしさや当時の時代背景を期待すると肩透かしを食います。
舞台はほぼ日本であり、大津事件(明治時代の実際の事件)をモチーフにしてはいますが、文体からも描写からも、1900年代後半の現代日本が一番しっくりきます。
それでいてそこで活躍するのは、伊藤博文や井上薫といった維新の英傑だったり、あのホームズだったりするので、とても不思議な感覚があります。
全体に、漫画やライトノベルに近い小説で、途中で疑問や違和感を覚えてそこで立ち止まってしまうと全く楽しめないかもしれません。

ただ、簡潔でリズミカルな文章は読みやすく、展開が早く少しコミカルなシーンもあり、エンターテイメント型に突き抜けている…と思えば楽しめます。
謎の部分や終盤の展開は、「ここまで何でもありなら、これもあり」…という感じの想像力を駆使した力業を感じますが、失速せずにラストを迎えたので読後感はスカッと気持ちいいです。
登場人物の魅力で引っ張っていくので、映画や単発ドラマにもぴったりかも。

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紙の本

ホームズは、ロンドンにいてこそ

2018/03/05 02:31

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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホームズのパスティーシュに、ロシアの皇太子ニコライが日本で襲撃された大津事件を持ってきた作品。事件直後もわりと日本に寛容だったニコライが、帰国後に変心したのは有名ですが、その謎をホームズが解く、というストーリー。しかし、このホームズは人間味がありすぎる気がします。聖典のホームズなら、血のつながりのうんぬんなど気にしないでしょうね。

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2017/07/18 13:08

投稿元:ブクログ

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