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紙の本
突然のルート変更のような展開から心暖まる結末へ
2009/07/27 20:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本巻で完結である。主人公が見た夢から突然の「幼馴染みルート」への変更を思わせる急展開を迎える。勝手な想像だが、本来ならもう少しストーリーが続いて、3~4巻くらいで完結するところの真ん中をすっ飛ばした感じさえ漂う纏め方に見えなくもない。前巻で出てきたキャラはほとんど出てこなくなる。程よいスパイスでいい味を出していた教授夫人の影も形もなくなってしまい残念なのだが、幼馴染みとの関係を真剣に思い始める主人公には好感が持てる。幼馴染みも以前からの恋心を少しずつ表に出し始め、距離を縮めていく過程が描かれていく。お互いを意識してからの、幼馴染みの健気な可愛らしさがなかなかの破壊力で悪くない。最後は年を越した春のお花見で、タイトルの由来となる、おそらく当初から決めていたであろう演出によるハートウォーミングな結末を迎えるのだが、こうしたストーリー展開、結末に至る流れを重視するあまり、肝心の官能成分が少し置き去りな感じがする。というか、読み手もストーリー展開を気にして読むため、本巻にも存在する幼馴染み以外の女性との情交がメインでなくなってしまうところがある。なので「割と良い話だったな」との印象は残るものの、裏を返せばそれ以外が残らないのである。もっと続いて欲しかった物語だけに「やけにあっさり終わったな」との感想になってしまって勿体ないと思った。
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