紙の本
お酒好きにはたまらない
2020/08/07 20:29
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投稿者:tansoku - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回違うゲストを招いて行う飲み会。美味しいお酒とアテとゲストが持ち込む謎。
長江君の事を揚子江と揶揄する熊さんの関係が良いなぁと思っていたら…そういう事でしたか。
個人的にはそば粉のガレットとブランデーの組み合わせがとても気になります。
紙の本
謎よりもお酒よりもお料理よりも…とにかく羨ましくなるっ!!!そんなミステリ。
2010/11/29 17:46
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハジメマシテの作家さん。お名前だけは以前からよく目にしていたのだけれど、なかなか読む気になれずずるずると。でも書店で偶々見かけた本書の内容に魅かれて、ついにデビューしてみた。
社会人になって何年目かの湯浅夏美・長江高明・熊井渚は大学時代からの飲み飲み仲間だ。卒業後それぞれ別の道を歩んでいる今も、定期的に集まっている。三人の集いの決まりは三つ――おいしいお酒と素敵な肴、そして毎回、違うゲストを誰かが連れてくること。そのシンプルな取り決めを順守して、今宵も宴が開催される…。
ジャンルとしては一応、ミステリ短編集――安楽椅子探偵もの――だ。毎回誰かが連れてきたゲストの話から日常の謎が発掘され、夏美や長江、熊井がそれぞれの意見を交換し、最終的には頭脳明晰な長江が解決してしまうというのが各話のパタン。
ミステリとしては…うーん、可もなく不可もなくというところ。ちょっとこじつけっぽいところがあるような気もするのだけれど、トリックを重視しないわたしにとっては許容範囲。
トリック云々よりも本書において重要になってくるのは登場する料理やお酒…といいたいのだけれど、食べる段の描写や料理そのものの描写にそそられることはなかった。
ただ、料理よりもミステリよりも惹かれたものがある。それは、夏美たち三人の関係と共有される時間だ。ただ単に「羨ましいっ!!!」――そう思った。
卒業後何年たっても集える仲間。単純なようでいてそれぞれの環境がいろいろ変わると結構難しい。いや、簡単なことなんだけれど、継続するのがなかなか。いや、継続以前に、集うこと自体が難しいだろう。
久々にあの頃の「みんな」と無性にあいたくなってしまった。どうせ展開されるのは、くだらない話なんだろうけれど(笑)。
『Rのつく月には気をつけよう』収録作品
・Rのつく月には気をつけよう
・夢のかけら 麺のかけら
・火傷をしないように
・のんびりと時間をかけて
・身体によくても、ほどほどに
・悪魔のキス
・煙は美人の方へ
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
お酒のうんちくがあるわけでもなく、さらっと読めました。
熊さんはそうじゃないかと思ってた。
わざとはっきりさせてない感じがあったから。
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移動中に読むのにちょうどいい長さと軽さ。短編1つ1つのエピソードは正直「うーん」と思うものもある。美味しいお酒と楽しいおしゃべり、何より気の置けない友人の存在に感謝したくなる。
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大学時代からの仲間である3人が、ゲストを招いて酒と肴を楽しむ。
そして、ゲストの話すちょっとした日常の謎をメンバーの一人が
天才的な頭脳で解明していく、という短編集。
スタイルとしては、彼の著作『心臓と左手』に似てるかな。
長編好きな人には、短編の物足りなさをやっぱり感じさせてしまうと思う。
だけど、どれも恋愛が絡んだ素敵な物語です。
あ、全部じゃないかも…
酒&料理の雑学もあり、ミステリの要素もあり、恋愛もあり。
すらすらと読んでしまうくらいに面白かったな。
石持さんの着眼点ってすごいなーと感心させられます。
あと、それぞれ独立した物語ですが、順番に読んでください。
ちゃんと時系列になってるし、最初から捨てきれなかった違和感が
最後にちゃんと解決されますから。
一足早く読書の秋を迎えたい人にはオススメの一冊。
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10/09/15読了 あっさり。無駄な装飾を感じさせない読みやすい文章。話のつながりも分かりやすい。
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石持作品の典型的な、頭の良い人が、推理して日常の事件(?)を読み解いていくというものです。短編なので、読みやすいと思います!薄いですし、石持さんの作品の入りには良い本だと思います!
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これは一番好きなタイプの作品☆連作短編集で、しかも人が死なないミステリー♪謎のひとつひとつに血が通っているように感じた。ミステリーでは定石となっている大どんでん返しも疑っていたのに、最後には騙されてしまうのが快感!久しぶりに読み終わった後幸せな気分になれた。
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お酒とつまみと、お話と。
とっても魅力的な三拍子。
大好きなものばかり。
謎、というかそこまで深読みするような出来事って
日常なのか?と思ってしまうけども、
読みやすくておもしろかった。
でもチョコあげてパンかえってくるような男の人
なんかやだなー笑
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おいしいお話。
ジャンクから手の込んだものまでいろいろのおつまみに、それぞれに合う至福のお酒。
それを囲んで何気なく語られるゲストの話から導き出される意外な展開。
安楽椅子探偵の典型で、多少無理なところやずるいところがなくもないすが、おいしそうな分星を一つ多くつけちゃいました。
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石持作品らしく会話文でさくさく進む。
しかも場面はいつも飲み会に使うという同じ部屋。
そのまま舞台劇になる感じ
毎回ちがう酒と肴が織り成す読んで美味しい短篇集。
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うまい酒とおいしい肴、そしてミステリ。なんて素敵な3点セット!読めば自然とお酒を飲みたくなる作品。派手な物理トリックはなく、ちょっとした謎を聞いて推理する安楽椅子探偵もの。ほのぼのなオチから真っ黒まで揃って飽きが来ない。「飽きが来ない」と言えば、この飲み会のシステムがとても良かったです。誰か1人ゲストを連れてくるってやつ。目から鱗でした。そして、何と言っても最後にあるドンデン返しが秀逸。完璧に騙されちゃってましたねぇ(°д°;)個人的に印象深かったのは表題作「Rのつく月には気を付けよう」と「のんびりと時間をかけて」かな。多かれ少なかれ料理には(愛?)情が入ってるもんだよなぁ、と思わずにはいられなかったです。
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酒、料理、日常ミステリ
と、好物が並べられた連作的短編ミステリ。
酒飲み3人組が、ゲストが持ってくる謎を、
酒の肴に考えてしまうもの。
好物3点セットの絡ませ方と、最終章のオチが逸品でした。
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美味しそうな本。読んでると呑みたくなる。
お酒を飲みながら何気ないことを喋りあえる関係って素敵。
私の大大大好きなお酒、「於茂登」が表紙にでんといるのに、話の中には「泡盛」としか出なくてちょっと悲しかった;;
於茂登は超うまいお酒です。
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日常のミステリには美味い酒と肴。秋はやっぱりこれ!
この時期は、ホットワインやあったかい梅酒を共に。
人の言葉をよく聞き、よく見ている長江くんキャラって
いそうでいないんだよな。