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素人にも読みやすくわかりやすく説明が書いてあって、飲み屋に行く数時間前にするする読めました。
2004年に書かれたようだけれど、歴史が色々書いてあって勉強になりました。吟醸じゃなく普通酒も飲んでみたくなる。
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日本酒を生業とする人々の話を通じて、日本酒の置かれている状況を描いた秀作。
ビジネスチャンスがありそうな雰囲気。これからもおいしい日本酒を飲むために、色々考えてみたい。
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現在の日本酒が置かれている環境について熱く語った本。
筆者は、やや過激なまでの日本酒信者と見受けられるが、だからこそ現在の日本酒業界への熱い思いがうかがえて興味深い。
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日本酒消費量が長期的に減少している状況の中、酒蔵・大メーカー・販売店・居酒屋を訪れて、日本酒に全力で向き合っている人びとを描いている。それぞれの立場や考え方、やり方の違いはあるが、真剣に取り組んでいる人の言葉はまっすぐに届いてくる。
日本酒は嗜好品だし、「うまい」「まずい」は人それぞれである。自分が純米酒しか飲まないことと、アル添した酒の存在を否定したり、それを作る人や美味いという人をも否定することは全く意味が違う。その違いを意識して、後者にならないよう気をつけようと思った。「売れる酒と売れない酒」「高品質な良い酒と品質の低い悪い酒」、個人の好みによる「うまい酒とまずい酒」という分類の仕方は役に立ちそう。
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10年前の日本酒時世の話をまとめたもの。日本酒は結構メジャーな酒と思い込んでいたが(自分が好きなだけだが)、どんどんシェアを落とし、蔵も減りやばい状況にあると。その中で独自路線で販路を開拓したり、売り方を工夫したり、哲学?を持って製造しているところをまわり、独自の日本酒観を提示する。
著者が日本酒好きなのは実によくわかった。ただ、主張があまりにも主観的に過ぎて、賛同しかねる点も多々ある。またその主張の振れ幅も大きく、日本酒界に物申す的記述に終始しすぎてて敷居が高い。もう少しビギナー向けでも良いのでは(啓蒙が目的なのであれば)。せっかくの見事な視点がもったいないと感じる。
でも、酒好きとしていいネタが仕入れられてありがたいことも事実であった。