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内野手の間を抜けてゆく鮮やかなツーベースヒット。そんな印象だ。文章がいい。読み終えた瞬間、本のボリュームに驚く。それほどスイスイ読める。展開がやや冗長ではあるが、時折、警句の余韻を響かせる引き締まった文章が現れるので、あまり気にならない。
http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20101215/p7
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2012年にトム・クルーズの主演で映画化された、ジャック・リーチャーシリーズの、前日譚に位置するお話。
基本的にジャック・リーチャーは一匹狼で、どこの組織にも属さないのですが、この作品では、その前の時間軸が描かれていて、ジャックはまだMPをしています。
いやぁ、組織の中で暴れるジャックも真新しいですね。でも、やっぱりジャック・リーチャーです。
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スケールは大きい。いつも軍人が出ていると思うが日本では軍人の尊厳が社会的に低いので退役軍人の社会的ステータスが皮膚感覚として理解できない。
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2021/2/6読了
リーチャーの現役MPの時代、ベルリンの壁崩壊の時の話。NATO米機甲師団の幹部達は組織生き残りをかけて他の軍組織の優秀な次世代司令官達の暗殺を計画していた!この秘密計画とゲイやデルタ・フォースが絡む殺人事件に紛れたものをリーチャーが解きほぐしてゆく。リーチャーの母がパリ占領下のレジスタンスの英雄だったエピソードも披露される。意地悪な無能上官ウィラード大佐をアメリカ的正義で抹殺する結末はどうなんだ、ン〜?
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ジャック・リーチャーシリーズの8作目(邦訳は5作目)
リーチャーが現役MPだった頃の話し。
第一作目で殺された兄も病死した母もまだ生きていた頃。リーチャー1989年で30歳ってことは、今62歳か。
下巻が楽しみだな。
以下Amazonより----------------------------------
去りゆくふたつの家族。ひとつは母。ひとつは、軍隊。
英国バリー賞最優秀長編賞受賞作
ベルリンの壁が崩壊し、世界が冷戦終結に向けて動き始めた1989年暮れ、機甲師団の将軍が死体で発見された。場所はうらぶれたモーテル。重要な会議に向かう途中、なぜ片道500キロの寄り道をしてそんな所に行ったのか?続いて彼の妻が遠い自宅で、デルタ隊員が基地内で惨殺される。〈バリー賞受賞作〉
「上巻の読破だけではすまないエンディングが下巻に待ち受けている。リーチャーのこの正義感には異議のある読者もいるだろうが、これがジャック・リーチャーなのだ。」――<訳者あとがきより>