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本作が、本シリーズの本当の意味での最初の物語と言われるのも納得の、充実内容に満足。テロリストの過去を持ちながら警察組織に属するという、謎だらけの美人が主人公で、彼女の人間性が少しずつ晒されるってことだけでも興味津々。テロ対警察の知略対決もスリリングだし、最後の直接対決も迫力満点。彼女の穏やかな微笑が目に浮かぶようなクライマックスも美しい。分量のこともあってか、前作は多少の物足りなさを感じたけど、2作目の本作には大満足。このシリーズはまだまだ読んでみたいですね。
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歴史的事実と、あってしかりと思わせる設定やストーリーが混然として、この話の世界に引き込まれる。
何回読んでも面白い。
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突入要員の一人であるライザに焦点を当てた物語。死神と呼ばれたライザの生い立ちが明らかになる。ライザ視点で描かれることが多いので前作では冷徹な人間だと思っていたライザが想像以上に人間味溢れる性格であることを知ることができ、驚いた。それとともに、意図して非情にもなれるライザという人間の強さも理解できた。自爆条項という言葉は後半になって初めてわかるが、ライザという人間を端的に表現した良いサブタイトルだと読了後に思えた。
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下巻も面白くてぐいぐい読みました。
タイトルの「自爆条項」の意味が分かったとき、「!!そんな!!」となりました。
沖津さんがやっぱりかっこよくて、でもその上をいく〈敵〉…続きも楽しみです。
ライザと緑のこれからもとても気になります。ライザはこれから変わっていくのかな。
警察内部や、他の省庁との駆け引きはやっぱり難しくて…世界情勢も、知らないではすまされないのでしょうね。
戦闘シーンのスピード感、映像化されないかな。
完全版が出るのはここまでらしいのですが、続きの文庫化が待ち遠しいです。
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とても評価の高いシリーズだけど、私はやはり今ひとつ乗り切れず。最後は流し読み。機龍とか絡ませずに、過去パートだけでよかったのでは?と思ってしまう。
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シリーズ二作目
ロボットに乗ってドンぱちする警察ミステリー(冒険小説)っていうシリーズもの
一作目に比べ、回想編が好みだった
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下巻も過去の回想も含めてライザを中心から物語は進んでゆき、機龍兵は苦戦しながらも何とか役割を果たすことができた。
中国とIRA、警視庁と外務省など、後回しで間接的な駆け引きが多く出てきますが、外国はさておき日本の省庁間の描き方は極端すぎるかな。好きな人には堪らないのかもしれませんが、自分としては好きになれない。
とはいえ、SFと警察小説をミックスしたこのシリーズはとても斬新で、かつ細部まで設計がしっかりしているので読み応えもあります。
次作以降は他の人たちの過去が登場するのかな。
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機龍警察シリーズ第2作。主要メンバーで元テロリスト・ライザの過去に迫る。
上下巻と長編だがサクサク読める。
描写は好みが分かれそうだが、個人的には嫌いではない。
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良い、実に良い。ラードナー警部の抱える闇。闇から解放させてくれるもの。単なるエゴイズムからにじみ出たニヒリズムで世界を壊そうとするテロリストとの対峙。やはり機龍警察は最高だなー
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利権や政治的思惑の中で、いかに上手く立ち回るかが大切だと痛感しました。
また、早く機龍警察自体が、警察に認められて欲しいと願ってしまいます。
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非常に面白い。
海外ドラマ[24]の世界観に映画[トランスフォーマー]のバトルシーンを掛け合わせた感じです。
IRFと、国を跨り警察内部に侵入している巨悪[敵]との複雑な構造を命懸けで対峙しながらも警察、省庁からヨソモノ扱いされる特捜部。犯人を捕らえて「報われた」のも束の間、思わぬ事件で再び白い目を向けられる。
そんな中でも事件解明を無骨に追っていく人物達から目が離せません。
以降のシリーズも大変楽しみです
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機龍警察シリーズ第二弾、下巻。
来日したIRFの「詩人」ことキリアン・クインの目的は?
元IRFのライザ・ラードナー警部がなぜIRFを抜けたのか?
タイトルの「自爆条項」とは?
最後にちゃんと収束する。
次作も期待。
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Audibleにて聴了。
機龍警察シリーズの第二作。日本の特捜部付き警部ライザ•ラードナーの過去が明かされながら、因縁の〝詩人〟キリヤン•クインによる日本でのテロリズムが交錯する。そして、ライザら、ドラグーン搭乗員の契約に含まれる「自爆条項」。見えぬ闇との戦いが始まった。
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上下巻読了。 上巻に引き続きラードナー警部の過去などが描かれていた。普通はこんなにも長く回想のようにして一人だけの過去について描かれていたら亜紀が来てしまうのだろうが、とても濃密でこの少女がどのようにしてテロリストになったのかを知りたくなりページを進める手が止まらなかった。 また、作中の現在で描かれていたIRFの暗殺計画による外務官僚同士の駆け引きや、沖津とキリアンクインとの駆け引きも楽しむことができた。 続編もこの後読む!
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再読
1作目が姿の過去、今回はライザの過去が物語の横糸となる。
IRFの国内テロ画策とそれを阻むために孤軍奮闘する特捜部の闘いを描くメインプロットは文句なく面白い。
政府内、警視庁内・県警派閥の思惑が入り乱れ、外務省や公安、さらには黒社会まで絡んでくるのは今日のアジアの複雑な状況を見事に表している。
しかし、それだけにライザの物語が長すぎる。生い立ちから現在に至るまでが延々と続く。いっそのこと本編ではもっと省略して、スピンオフで出版すればよかったのでは?ワールドワイドなテロや局地戦を詳細に描きこめばいいのだし。
いずれにしろラストの壮烈な戦いまで一気に読める。
これ以外の落としどころは無いのかもしれないが、グレーゾーンのラストは少し勿体ない。