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羊殺しの終幕
2023/09/08 18:02
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
桔梗は逮捕され、羊殺しの件は終わりを迎えた。
が、章太の証言により羊殺しは桔梗の単独犯罪ではない可能性が出てきて…。
一番最後のそれから云十年後が1巻の冒頭に繋がっているわけですが、ちょっと1巻とは雰囲気違いますね。
あと、病室の名前は伏木あかりなのに、孫のひかりが見舞いに来ているので色々考えてしまいました。
推測その1、結婚したけど離婚してシングルマザーとなった
その2、孫に八重歯があったので、カイとの子のその子供??
現実的なのはやっぱり1でしょうか。
病室でのあかりとカイとのやり取りはさっぱりしたもんで、そんな男女の仲になったようには見えないですし、個人的にも二人には同志でいて欲しい気もします。
医系技官となったあかりとカイの探偵談も読みたいので続編希望です!
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少し残念?
2018/06/24 16:58
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投稿者:McTD - この投稿者のレビュー一覧を見る
メインのストーリーは、とても盛り上がりつつ、カタルシスも覚えさせる見事な締めくくりを見せてくれて、大変満足しました。
ただ、エンディングは余りに未消化で…それだけが心残りでした。
紙の本
「おおっ、くっついてる感じがするよ」
2017/08/20 13:04
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投稿者:きん☆ぎん☆すなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
茜丸が猟奇的だったんで、羊殺しの動機なんて考えもしなかったなぁ~。終わってしまいましたかぁ~、残念。でも、栃木の外人オキナガの件とか、なんとか寺の即身仏事件とか、あれとか…の番外編、お待ちしてます。帯の「よく知る”あの人”」はいかんよ~、分かっちゃったじゃないかぁ~。
紙の本
きれいに完結
2017/07/13 01:22
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投稿者:tarata - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間のあかりは成長し、老いていく。
不老の魁は見送る。でも、しっかりと受け継がれていく命に、淋しさだけではない、喜びを享受するラスト。
久しぶりに読破したゆうきまさみ先生の作品でした。
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意外な共犯者!
そしてステキな終わり方でした……。
幾つか細かい謎は残ったままなんだけど、それは読者の想像力に任せる! ってヤツなんでしょうね。
それともスピンオフとかで明かされるんでしょうか!!
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ゆうきまさみの極上ミステリー、完結!
12年ごとに繰り返される連続殺人事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!?
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
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素晴らしいエンディングでした。「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
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読後に「ほぅ……」という嘆息が出る作品は久方ぶり。見事な完結で締めた傑作。再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
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語り継がれる名作ってやつだ。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
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茜丸逮捕で「羊殺し」事件終幕と思いきや、まさかの共犯者の存在。それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。他人行儀さがなくなっているので。てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
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むむむ、ゆうきまさみ大先生がミステリを手掛けると、こうなりますか。
いやはやお見事でした。骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
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人間より長い寿命を手に入れてしまった人たちの暇つぶしの仕方のお話し。
良い感じに謎解きもあり読みやすいです。