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投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オールトの雲に出てきた大地のお話。
大地の行きつけの店で、昴に話しかけてきた大地の元カノの話を読み、誰にでも優しいって相手からしたら切ないなと…
そんな大地も唯一無二な存在が出来て良かった。
一穂さんの作品は正直、ちょっと合わないなと敬遠していたのですが、この作品は大好きになりました。
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女にだらしないフリーター×プラネタリウムの学芸員。
「オールトの雲」のスピンオフ作品ですが、知らなくても読めます。前作の主人公太陽の弟・大地と、前作でも出ていた先輩のお話。
大地は科学館のブラネタリウムで愁嘆場を演じてしまい、学芸員の昴にきつい言葉を浴びせかけられるも、ひょんなことから再会。
兄達と知り合いであることから、科学館にバイトに入ることになり、昴と行動を共にするうちに心境に変化が・・・。
大地ったら本当に女ったらしというか、確かにこういう人がいたらモテそうなキャラクター。対して昴は仕事人間で、ガチガチの理系。
正反対の二人ですが、だからこそ合うのかなあというカップルです。
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ずっと想い続けいていた幼なじみから抜け出せずにいる昴へ全身でぶつかって、恋をしている大地がたまらなく可愛かったです。
というか、前作でチョイチョイ出てきてた大地はこんな大人になったんだね!となんだか、親もしくは親戚みたいな心境になりました。
大地と昴は対局にいる二人なのですが、その二人がお互いの影響で少しづつ変わりながらくっついていく過程にぐっときました。
自分とは全然タイプが違う相手って中々理解し難かったりすると思うのですが、なんだか二人はちゃんと冷静にお互いを見てる感じがちょっとすごいなぁと思いました。
なんというか、大人なんだか子どもなんだかをいったりきたりしてるようなお話でした。
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単体でも問題ないがオールトの雲知ってると、攻めの弟気質を1.5倍楽しめるかと(笑)。フリーター×科学館学芸員。年下攻めメガネ受け。会話の応酬が楽しい一穂節炸裂。幼馴染みの絆を知る攻めならではの展開。テーマ繋がってる感にニヤリ。
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「オールトの雲」スピンオフ この作中に出てくる太陽の弟×流星の友人
フリーター・大地×学芸員・昴
この作家さんの風景や小物の扱い方が好き。
今作の大地の軽さは、若干嫌悪感があるけれど、若さ故だとしてスルー。
この恋でいい男に成長するのでしょう。
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前作は未読で、偶然書店で手に取った作品。個人的に文章が読みづらいと感じたけれど心理描写や小物づかいにぐいぐい引き込まれていった。ずっと幼馴染を想い続ける昴と、そんな昴を好きになった大地の、お互いの気持ちを尊重しながらすごく大事に大事に関係をすすめていく感じに思わず涙ぐむシーンが何度もあった。
前作も読んでみたいと思う。
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あらすじすら読まずに作家買いしてしまったので、『オールトの雲』のスピンオフだって読み始めるまで気付かなかったよ…おバカさん。
女にだらしない攻と性格のきつい年上受だと知り、なんかどっちも好きになれそうな気がしなくてしばらく暖めていました。
年下攻の大地はあの太陽の弟くん。それがどんな酷いチャラ男に育ってしまったのかとビクビクしてたら、思ってたのと随分違った。確かに女にだらしないww なんか良くも悪くもおおらかな子。子供で、本気で人を好きになったことがないから、あんなだったんだろうな…。でも意外とちゃんとしてて、愛されて育った健やかな匂いがする。兄の太陽と流星の関係に薄々気が付きながらもそっと知らぬふりをしてきたり、いつか打ち明けられたら、きちんと受け止めてあげようと決心していたり、物事の受け止め方が素直でいい子やな~と読み進めるうちにかなり好意的にチェンジww
昴に恋してからの大地には予想以上に感情移入してしまった。
それで諦めるから最後に抱かせてってするセックスのなんと哀しいことよ。
キスしたくてたまらないのに、我慢して自分の手の甲に口づけた時は不覚にもうるっときてしまった。
抱き合った後、お互い背を向けて、このまま真っ直ぐ進んで、また昴と真正面から出合うためには地球をまる一周しなければならない…だなんて、なんて遠い。近くにいるのにこんなにも遠い。悲しいのに、この作品の中ですごく好きな場面。
大地は思ってたよりかなり素敵な子だったんだけど、昴がな~…。性格がきついというより、無神経なのかなと思った。大地に自分を重ねて見ているわりには、かなり残酷だった気がする。ズルいのは決して悪くないけど、自分に正直になる余り相手への配慮が足らん。失って初めて気付く大地の存在の大きさに、もっとなりふり構わず追いすがるぐらいの本気が見たかったけど、大地が昴を好き過ぎてあっさり許し過ぎww
好き嫌いは分かれるみたいだけど、私は『オールトの雲』が大好きで、この作品もあの空気感を上手く踏襲している。心にメモしたくなるような、胸をつくフレーズがいくつもあった。
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みなさんのレビューを見て、すでに発行済みの本のスピンアウトだと知りましたが、前作は未読です。
読み始めてみたら、大好きなプラネタリウム話。へええええ、と思いました。
冒頭、メガネの昴くんが働く(アナウンスする)プラネタリウムで、大地と彼女がドラマみたいな痴話げんかを始めるところから物語は始まります。
大地という男は、適当なんだけど、適当ゆえに頭が柔軟。カタブツできっちりしている昴に興味を覚えてゆく、という……ある意味、王道なお話です。
王道なんだけど、きっちり読ませるのが一穂ミチ先生。
そして王道をいかに読ませるかが、このジャンルの力量だと思いますが、この話は星をテーマに優しく時間が動いていきます(というか、ミチ先生の話はどれも優しいんです、空気が)。
少しじれったいながらも、最後は昴をつかまえる大地。…どちらかというと、これからが見ものだったような気もします。
できれば続編希望。続編で評価を上げる可能性が高いお話だなと思いました。その分の評価があと一歩。
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心がほんわりする一冊。疲れてる心に染み入るような待ったりした雰囲気。久しぶりにプラネタリウムに行きたくなっちゃうな。ダラシナク見えて優しくしっかりした攻めと幼なじみとの思い出を引きずっている線の細い男前受け
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星やら宇宙関連ということで。
きれいそうなタイトルと表紙にビビッときて
読んでみて、大地くんが気に入る一方です
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オールトの雲のスピンオフだと読みながら気づきました。
チャラ男がツンデレ年上攻に片思いというお話で、このお話は
嫌いじゃなかったです。
正統派片思いものというか、珍しくBLっぽいです。
受が攻に惹かれていく過程がそれなりにじっくりと書かれており、
いきなり好きになる、という展開じゃなかっただけでも花丸もの。
とはいえ、相変わらず意味不明ななし崩しセックスは外せない
のね……と思いはしたのだけれど。
オールトのCPが苦手だったので、こちらはほっとしました。
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色んな意味で天真爛漫の末っ子でそのまま育っちゃった大地に「あぁぁぁぁぁ・・・」ってなったけれど、基本はいい子なのよね、変なスキルばっかり磨いちゃってたけどw生き方を変えてしまうような恋に出会えなかっただけなのよね。
そして、迫さんこと迫原先輩はこんなめんどくさい大人になってましたw。あの高校時代のセリフはこの思いにつながってたのね、と。
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■女好きで甘えたな性格な年下フリーター男×つっけんどんで不器用な年上理系研究員男。
■一穂さんの小説は,ところどころにハッとさせられるような綺麗な文章があるのがいいですね。理系研究員男は十年来の片思いの相手がいるのですが,その相手への気持ちと,今自分が年下男から向けられている気持ちを重ね合わせて考えてみたりなんたりと……。それらのもどかしい・複雑な・いじらしい心情が細やかな描写で綴られていて「ウッフッフ」となりました。
■一方で,理系研究員男の"理系感"はやや軽め。攻めの年下男はもっとチャラチャラしたダメ男なのかと思いきや,最後まで読んだ印象としては年下ワンコ攻め。総じてマイルドな仕上がりとなり,キャラ属性や職業性のトガりはあまり見受けられませんでした。
■あ,読み終わった後で知ったのですが,スピンオフ作品だったのですね。んー,となると全体的に気遣いめいたマイルド感が漂うのも納得しました。ということで,評価は[評価しない]です。
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スピンオフだと知らず読み始め、お兄ちゃんと幼馴染のキャラが、背景ありそうな感じで登場したシーンで、あぁ何かのスピンオフだと気付いたものの、もう読むのを止められず。
元の作品を読んでからもう一度読み返したらさらに美味しいのかな。楽しみだ。
昴さんが恋心を自覚してからの2人をもっと読みたかった!
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「ぬくもりは星が落ちる速さで失せ、きゅうっと心臓が縮むようなかすかな痛みがいつまでも消えなかった。」
『オールトの雲』のスピンオフ。
太陽の弟の大地くん。
真っ直ぐで一生懸命で(おんなたらしで)大型犬みたいで可愛いわ〜〜
(再読)