紙の本
著者の仕事観
2017/07/22 10:00
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の仕事観が語られている。
年代に応じた仕事に対する考え方、目標なども示されており
興味深い。
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20170417
学び、知り、考える事は人間に生きる力を与える
あのことをやっておけば良かったという後悔をできるだけ減らすことが、人間にとって最良の生き方と思う。
チャンスは何度も訪れない。迷ったらやる。行く。
仕事は人生の三割に過ぎない。
元気に明るく楽しく仕事をする。
企業の業績は10年前と比べて上り調子であればまずまず。
下り調子であれば将来性は厳しいと見るべき。
部下はみんな変な人間。自分の子供より言う事を聞かないのが当たり前。
前年比105%を最低目標とする。
起業時に掲げる旗は、ミッション、コアバリュ、ビジョン。
これからは、大義のある理念に共感してもらえるビジネスを展開する。
アメリカの人口は三億二千三百万人。2050年年には五億人になる。
日本の男女平等の達成レベルは144カ国中、111位。中国、インドよりも低い。
世界第2位の農業輸出国はオランダで、9兆円。日本は7千億円。
今のあなたが残りの人生の中で一番若い。
誰だって、いつだってチャレンジできる。
日本の生産性はG7の中で24年間連続最下位。
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他の本や著者の他の作品で読んだ内容もありますが、著者からパタゴニアの企業姿勢の話が出たことが意外でした。
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やっぱり50代は自立するチャンスだけど、何したら良いのかが分からん。また、会社を卒業しろと言われた気がします。
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仕事の本というよりは人生への向き合い方の本。
本来動物であり、ワイン同様にクリマ(土地の自然や特性・文化)の産物であり、能力差はチョボチョボという人間観。衣食足り・パンのみにて生きるにあらず、7:3のライフ・ワークバランスに基づく人生観、仕事への向き合い方、50代への起業のススメ。今後30年の世界の予測と日本の課題&処方箋。
どうすれば良くなるのかの本質をしっかりと捉えたうえでの「数字・ファクト・ロジック」による主張に熱意と説得力を感じ、また未来を引き継ぐ世代のために50代以上も世界経営計画のサブシステムをしっかりと担うという意気込み・勇気をいただいた。
17-93
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この人の胡散臭さは多読すぎるということにあると思う。しかもその多読を自慢しているところもあるので、結構胡散臭いと思う。
それはそれとして、村上春樹が仕事とは愛の行為であるべきだ、とかなんとか言っていたと思う。この人のあっさりした仕事観はそれとは対照的な考え方で、でも一理あるなとは思った。理想ではないかもしれないけれど。
30代はこうするべき論、40代、50代、という風な本の目次になっているので、そういう部分は読む気が起こらなかった。それで星三つ。実際4つあげてもいいくらい。
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ライフネット生命会長・出口治明さんの本
以下、印象的だったところ。
・僕は、人生の真ん中は五十歳だと考えています。(p.10)
・リスクは、リアルに認識できればコストになる(p.12)
・人間は、誰でも生まれ誰でも町や村を誇りに思っています。(p.43)
・人間がチョボチョボで変わりがないのだとすれば、違うのは本人の気持ちの持ち方です。(p.49)
・人は誰一人として同じではない。だから自分が考えたことや感じたことを相手にわかるように伝えなければ、永遠に理解し合うことはできない。このことをまなぶための期間が、保育園の三年間だというのです。(p.84)
・日本の社会には「異質な人は秩序を乱す」「異分子が入ると意思決定が遅くなる」という誤った認識を持っている人が数多くいます。もしそれが正しいとしたら、どうしてグローバル企業は意思決定が早いのでしょうか。(p.87)
・ダイバーシティのあるほうが、かえって楽(p.91)
・目的を考えながら仕事をすることは、上げるべき成果は何かということを常に考えながら仕事をすること(p.126)
・すぐに情報をシェアしない(下におろさない)上司の無能さも学んだように思います。(p.134)
・日本企業に、半日以上続く株主総会ですべての質問に答えられる経営者がどれほどいるでしょうか。注目すべきは、これは何もドイツ銀行に限ったことではなく、世界のグローバル企業のスタンダードだということです。企業のトップは、気力、体力、知力、教養力で従業員を圧倒しているからこそトップたり得るのです。(p.145)
・「ロサダの法則」というものがあります。(中略)人間が一回の叱責に耐えられるのは、その裏に二・九回褒められることが最低条件になっているということです。(p.154)
・三〇代ともなれば、上司を論破できて当たり前(p.162)
・この場合の実質的公平性とは、よく知っている課のことは放っておき、よく知らない二つの課のことを勉強するということです。(p.169)
・社会から起業を期待されている二〇代から三〇代は、まだ何も見えていない年代だと言っていいでしょう。(p.198)
・中国の中央集権体制は想像以上に強いと思うべきでしょう。それを象徴するのが「時間」です。中国とアメリカの面積はほぼ同じですが、アメリカには六つの標準時間があるのに対し、中国の標準時間はたった一つだからです。(p.242)
・アメリカの学生が選ぶ就職先人気番付トップスリーは、グーグル、ウォルト・ディズニー、アップルの三社です。新しいこれから伸びるであろう企業が中心です。一方、日本の学生の就職人気ランキングは、旅行会社や航空会社が目立ち、アメリカとは様相が異なります。(p.257)
・日本企業のように、窓際族として飼い殺しにするほうがアンヒューマンだと考えている。(中略)人間は給料をもらえて名刺さえあれば人生が楽しいわけではない。(p.260)
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一個人としての「働き方」に留まらず、日本の経済活動のあり方や人材活用についても言及されていて、人材業界で働く私にとって今後の営業活動にも生かせる内容だった。
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著者のお名前は、ネットや新聞で知っていたが、著作を読むのは初めて。先日、ネットで働き方改革についての対談記事があり、それに感銘したため、著書も購入。
著者の日本に対する見方、特に経済面に関する見方は、デービッド・アトキンソのそれと共通している部分が多い。日本がGDP2位の先進国になったのは人口が多かったから、というもの。経済の総量=数量(人口)×単価(一人当たりのGDP=生産性)であるから、今後は単価を上げるためにどうするべきか、ということである。
著者の面白いところは、アメリカの後追い型で経済成長してきて、若い人は考えずにただ一生懸命仕事をすれば、所得も上がった、企業は人手を確保するために青田買いをした、という考え。結局、そういう「仕組」で回ってきて、これが制度疲労を起こしている。時代が変わったのだから、社会の仕組みも見直していかなければならない。50歳でも、もっと高齢でも知力や経験を生かして、社会に還元できる社会に変えていけばいい。そのためには、著者のようによく本を読み、常識を身につけ、自分で考える力をつけることが必要なのだ。
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教科書というほどのことが書いてあったわけではない。ただ、お金のことと数字には強くなろう。人生でチャレンジしよう。後世の人のためになることをやってみよう。
というような内容だった。
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出口氏については、なんとなく岩瀬の後見役みたいなものかな、と思っていた。しかし、生命保険についての一般向け解説書をめくったり、この本を読んでみると、出口氏自身がとてつもなく尖っている、そして尖っていながら、全体像としてはボリュームの大きな全方位型の人間でもある、と思えてきた。
ワーク・ライフ、モチベーション、ミッション(天命)、マネジメント、フィナンシャル、グローバル・アイなど、ほとんどについて自分の言葉で、そして「へえ、こういう見方もあったか」と気づくことができるようなシャープな切り込みがされている。
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この人の言うことを一つ一つ守りながらみんなが働いたら、クレーマーもギスギスもなくなるのではないかと思う。
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先日購入した雑誌で紹介されていたので読んだ。著者の日本生命会社員時代やライフネット生命起業の経験を踏まえ、20代から50代の会社員がやるべきことや50代以降の生き方を説いた本。仕事は人生の全てではないけど一生懸命にやって結局は人間性が大切と読めました。
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年代別の働き方、もしくは働く際の哲学・考え方は共感。
数字・ロジック・ファクトだけで考える。
仕事は、楽しくて、ビックリしないと生産性は上がらない。
優秀な人の定義は、頭の中に様々な情報を持っていて、その情報を材料に自分の頭で考えて、自分の言葉で自分の意見やアイデアを表明できる人。
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リスクはリアルに認識するとコストになる
ダイバーシティはむしろラク。同質性があると厄介(許せない)
仕事に打ち込むということは時間を費やすということではない。自分の仕事が全体の中で持つ意味を考えること。
時間ではなく成果をあげた人が評価される。目的を考えるのは、上げるべき成果を考えること。
グローバル人材はジェネラリストでなくスペシャリスト
大義に共感できるかどうかで選ばれる時代
ミッションがまともかどうかは、その時代の多くの人に共感されるかどうか。
飼い殺しこそアンヒューマン。人間は名詞と給料があれば人生楽しいわけじゃない
話がすごい飛ぶ。雑談思いつき聞いてるみたい。