紙の本
大人が変わろう
2019/04/11 23:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもを叱りつけて、抑えつけて、無理やり変えようとするのではなく、大人が変わろう!
もっともな話だけど、ついつい言ってしまいがちなNG発言を言ってしまうのはわかるなあ。
ちょっとずつ意識してがんばろう、大人。
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[墨田区図書館]
■第1原則 自分とまったく同じ価値観の人はいない
子どもの心が「快」となることにフォーカスする、自分で決定させる。
親の価値観を押し付けても、子どもは反発を覚えるだけ。親子間のあつれきを解消するには、①価値観のギャップを認識し、②子どもの価値観を承認し、③親の価値観について話し、④今後どうするか話し合う。
■第2原則 強制されたことは、やらない。やったとしても、形だけになる。
勉強に関しては、信頼できる教育の専門家の力を借りると良い。但し少なくとも次の5つの条件を満たす必要がある。
条件1 親身になって子どもの面倒を見てくれる人
条件2 現状の学力を正しく把握し、そのレベルからつみあげていける人
条件3 マイナスな発言をいっさいせず、希望を持たせる発言をする人
条件4 正しい勉強方法を心得ている人
条件5 教えることに喜びを感じている人
勉強は先生にお願いして、家庭では勉強に関していっさい触れず、おいしい食事と健康管理に気をつけていればいい。
子どもが変わらないのは、自分のことができないから。「早くやりなさい!」「さっさとしなさい!」などでなく、「自分のことは自分でやろうね」「人に迷惑をかけないようにしようね」など、倫理・道徳的な言葉の方がいい。正しいことなので、言われても反論できない(そうかなー???)から。
子どもが前向きに勉強に取り組む状況をまず作り、子どもが簡単に解けるレベルの問題をたくさん解かせて自信をつけ、少しづつ何度を上げて行きながら「自尊心」を持たせること。
■第3原則 人間には、最低3つの長所がある
子どもから遠ざかった3つのこと―「自然」「親の働く姿」「家庭の笑顔」
親は足し算の原理ではなく、引き算の原理で、「何をすべきでないか」を見つける。「すべきでないこと」のおススメは、「勉強に干渉すること」。具体的には勉強に対して、「指示」「強制」「暗示(嫌みのように暗示する)」といったことはしない方がよい。
ゲームについては、ゲームを持つ前に、「ルールを作っている家庭とつくっていない家庭」があり、「ルールを作っていても、ペナルティを決めている家庭と決めていない家庭」があり、更に、「ペナルティを決めても、それを実行する家庭と実行しない家庭」がある。
目指すは、「ゲームについてルールがあり、そのルールが守れないときのペナルティがあり、そのペナルティを必ず実行している」こと。そうできていないなら、「冷静に話してルールとペナルティを『子どもに』作らせ、徹底してゲームをやらせる」。
■第4原則 親は成長が止まっているが、子どもは成長している
「子ども手帳」を導入する。1週間のやるべきことを手帳に書き、やるべきことができたら書いたことを赤で消し、消せた分だけ、ポイント清算する。一見単純だが、「自分の手帳が持てる喜び」「赤で消し込むときの快感」「ポイントを計算するときの達成感」などがあり、やる気が出る。
親は「子ども手帳」同様、「見える化」を行う。毎日スマホや手帳に、続けたいこと(もしく���やめたいこと)をその日に何回行ったかを記録していく。例えば、「勉強しなさい!」などの強制する言葉を1日に何回行ったか、それ以外にもポジティブな視点(子どもと話して楽しかったこと、子どもをほめてあげたらその内容を、その日にかけることのできたポジティブな言葉を記録する、など)を習慣化させることにも使える。
■第5原則 まず、「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ
通常は「諭す」、非常モードで人の道に反した時に「叱る」、この瞬間に檄を飛ばさないと一生後悔させることになると思った緊急非常事態時に「怒る」。
「諭す」べきときに、「叱る」「怒る」が出てきそうになったときは、6秒まつ、水を飲む、その場から立ち去る、どのくらい腹が立ったかを記録する、心の中で自分を落ち着かせるフレーズを唱える。
■子どもの自己肯定感をあげる10のマジックワード
「なるほど!」「すごいね!」「だいじょうぶ!」「さすがだね!」「知らなかった!」「いいね!」「助かった!」「ありがとう!」「(私は)うれしい!」「(子どもの名前)らしくないね~」
■子どもの自己肯定感を下げる3つの呪いワード
「きちんとしなさい!」「早くしなさい!」「勉強しなさい!」
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妙にスラスラ読めてしまう本。
結局は、子供にとって良い環境を与えてあげるのが大切なんだと思う。その良い環境とは、子供が自ら進んで活動できる環境である。だから、「勉強しなさい!」のような声かけはNGなのであり、自然と学びたくなる環境が大事。その時に、こちらが色々としすぎるのも問題で、「親が何をすべきか」よりも、「親が何をすべきではないか」をしっかりと捉えていることが大切になる。
また、勉強を全くしないような子でも、その子が好きなことを突き詰めていける環境を作ってあげることで、おのずと勉強の必要性を感じてくるようになる。その状況にもっていけるかどうかが非常に重要なのだと思う。
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http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799321683 ,
https://toyokeizai.net/articles/-/154159/ ,
http://www.ishida.online/
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子供を変えるというよりは、自分が変わる(子供の長所を見つけてあげる、イライラを抑える方法を身につける)、子供を見る見方を変えることの重要さを感じさせる本だった。子供を一朝一夕に変えるよりは、自分が変わる方がまだ簡単。子供を違う目で見られるようになれば、先は明るい気がした。
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叱ることで期待通りの結果になっていればよいが、そうではない。悪化していることすらある。
各家庭で個々のパーソナリティーは異なるため、ある家庭では効果的な方法でも別の家庭では上手くいかないこともある。しかしいくつかの原則はある、と著者は言う。
以下、備忘録。
【第一原則】自分と全く同じ価値観の人はいない(例え親子であっても)
【第二原則】強制されたことはやらない(面従腹背)
【第三原則】人間には最低3つの長所がある(親の笑顔が子供にとっての太陽)
【第四原則】親は成長が止まっているが、子どもは成長している
【第五原則】まず諭す。叱る、怒るは非常時のみ。
・勉強に対して、「指示」「強制」「暗示」はしない
・ゲームについてのルールがあり、そのルールが守れない時のペナルティがあり、そのペナルティを必ず実行している
・自分で決めたルールを紙に書かせて家族がよく見えるところに貼っておく(誓いを立てたことになる)
・続けたいこと(例えば勉強)や、止めたいこと(例えば勉強しなさいと言わない)を手帳やスマホに見える化する。
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借りたもの。
思春期あたりの子供に怒鳴り続けることの無意味さを諭す本。
この本では「叱る」「怒る」という言葉を使っているが、ここで私は「怒る」に統一。「叱る(言葉で諭す)」「怒る(高ぶった感情)」は意味が違うし、嫌みを言うことは「叱る」に該当しないと判断したため。
怒ることで一時期には効果があっても、次第に子供ば反発するだろうし、子供は「親に怒られないために形式的に」対処し根本的解決にならない、という話。
そもそも親が怒るのは、子供が“親の思い通りにならない”からであったり、まだ来ていない未来への不安(それも全部悪い方向)から来ていることを指摘。
根本的な問題の解決とは見ているものが違う。
また、一概に親子間のコミュニケーション不足あるいはコミュニケーションの取り方がうまくいっていないことを指摘。
この本を読んで私が考える、家庭での教育とは
●“安心して”勉強をする場所を整える(一定年齢に達すれば、親が勉強を教えるのは無理)
●徐々に自分の事は自分でさせる(過干渉にならない、親がすべきではないことを考える)
●その上で、親がすべきことを考える
ということなのかも知れない。
「怒らない」ためのハウツーであり、子供との接し方が中心。要は親が考え方を変えないといつまでも変わらない、ということだった。
勉強の仕方のハウツーなら、坪田信貴『人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書』( https://booklog.jp/item/1/404869152X )が子どものタイプ毎に詳しい。
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あんま期待してなかったのだけど、原則1はまじだいじよね。これ、親だけじゃなくて、親族もこういうとこある。教員もこういうこと考えちゃう。他者性ってのは、こういうとこでしっかり感じることができないと、たぶん無意味なんだよね。
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スラスラと読めた。
こどもと自分は違う人格であることを認識する。子どもの意思思考を尊重する。
強制しない。無理やりやっても形だけになってしまう。
短所ではなく長所を伸ばす。
子どもを変えるのではなく親が変わる。
むやみに怒らない。
人と同じより、ひとと違う事が重視される時代になってきている。
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自分ができているかは別にして、どの原則も納得のいくものだった。具体例も交えて説明されていてとてもわかりやすかった。
親の笑顔は偉大であるという部分が印象に残った。子どもと関わるとき、心に留めておきたい。
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子供に怒ることをやめたくて、でもこれは小学生以上に対しての対応か。価値観の違いが子供とはいえあるこを認識して、親が認めることからっていうのは納得。自分の親に当てはめてしまう。強制されたことは、やらない、やってるように見えて形だけ、これは私の子供の時に似ている。子供がそういう年齢になる前にできること、自分のことは自分でやらせるとか、動画視聴などにルールを設けるなど。元々忙しいから、なるべく子供が1歳過ぎてくれば、自分で何でもやりたがるから、それをうまく利用して、やらせてるので、指示待ちの子にはならないかも。大人は答えは知ってることも、子供が自分で考えて行動できるようにするためには、助けてあげてもいいけど、先回りして失敗しないように全部やってあげるのは、子供が大人になった時、困る。
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長所のない子どもはいない。短所も裏返せば長所になる
叱るは人の道に外れたとき、怒るは非常事態
事例が小学生以降
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子どもに対してだけでなく夫に対して、職場でも使える内容でした。
相談に対するアドバイスから想像がしやすく理解しやすかった。
個人的に大切と思ったことは
・まずは客観的になる(分かっても、いざ自分の事になると難しいから)
・表面的な問題は本当の問題ではない
・子どもを変えるのではなく、親が変わるしか方法はない
・怒るのは命に関わる緊急時だけ、それ以外は喩す(怒鳴り続けて状況が変わらないなら方法を変えないといけない)
・嫌々ではなく楽しくできる方法を考える
・期待が高すぎないか?他人と比べない、その子の中で得意なことを見つける
できるところまで戻る
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五つの原則を認識した上で、親がいかに日々の生活の中でポジティブな視点で物事を受け止めアクションできるか。
そこに突破口がある。
具体例が非常に良いです。
あとは、手帳を使って具体的に取り組んでいくだけです。
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「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか」の後に、筆者は投稿された言葉のみで、どう思考するかを追いながら読んでみた。自分の思考が筆者と同じか、違うならどう読めばよかったかちがいがわかり、読み方のレベルが少しあがったと思います。思てる字面を読まずに読み進めるのは時間がかかるが、この読みを習得するために、今後は読みながらフレームワークに沿って読み進めます。思考を整理するために、ノートにメモを取りながら読み進めた方が良いなと個人的に感じました。よって、この本の内容の評価ではありません。