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しまった。またシリーズ物を読んでしまった。
碧くん、いじらしいわ。でもわたしは律が好みなのよね。で、これ長く続くの?
なんで近頃の小説は一冊で終わってくれないの?
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編集が悪いと思うのだけど、コミック本では無いのだから、刊行される単行本の中である程度起承転結があるようにするか、タイトルでハッキリと続刊があることを分かるようにして欲しい。
内容としては作者らしい「青臭さ」の無い、今までとは違う作風でこれはこれで悪く無い。けど、何の伏線回収もされないままなので、肩すかしを食った感じ。どうもNEXは個人的に色々今ひとつなんだよなぁ。
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なんで人間は、
そういうものから逃れられないんだろうな。
逃れられない運命でも、
律儀に毎日を
一生懸命に生きている。
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人が知らぬ間にためてしまう歪みが、やがてその人の心を飲み込む闇は大禍津日神となり、人でないものへ。その時に現れて大禍津日神を呑み込むのは、遥か昔に祖先が神から呪を受けた一族の末裔の碧。人の不幸を呑まねば先祖還りする碧を助けるカメラマン桐島とともに、今日も誰かの歪みを探している。
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人間の抱く闇を喰らってしか生きる術のない主人公・碧。彼が美形だから絵になるのよね。これが普通の、あるいはブサイクだったらただただ暗い。。。碧に救いはあるのか?あっけらかんと「いっただきまーす」って言えればいいねぇ。ならんだろうけど。。。ところでここまでニア設定するならいっそBLジャンルだったほうが、もっと話題になるってかコアなファンが付きそうだがね。
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こちらにも神様の名前は出てくるけれど、「神様の御用人」に比べるとダーク。でも、思ってたより悪くなかった。続きがありそうな終わり方だったので、出たら読みたい。
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タイトルを漢字にすると加加呑む者。加加呑むってがぶ飲みすることだそうで、人の穢れを継続的にがぶ飲みしなければならない呪いに縛られた主人公と、うさんくさいフリーカメラマンの相方が良いコンビ。人の嫌な感情が溢れる話ばかりなのは仕方がないとして、設定やキャラが気に入ったので続きが楽しみ。
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女子、BL受け。漫画の夏目友人帳っぽい。軽い小説なので気晴らしに読める。キャラクター設定やストーリーがしっかりしているのでなかなか楽しめた。
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作者買い。
書店に積んでいるときから少し気になっていた。
神様の御用人が好きだからというのもあるが。
読みながら思ったけど、これすごくBLっぽいね。
匂うだけでBLではないが。
主要人物が男ばかりでみんな仲が良さそうなだけで。
今のところそこまで発展はしなさそう?
いや、油断はできない。
電車で読むものではないと思いつつ本日読了。
集中しすぎて電車を一駅乗り過ごしてしまった。
お話としては、癒される、かなあ。
癒される感はないな。
御用人は割と明るく書かれているのに比べてこちらは暗い。
あと、すごい抉られる。
自分のダメなところを見ているようで。
人間なんだから、みんな少しずつ持っていることなんだよ。
たぶん、それを認めないのがよくない。
作中でも言っている。
認識できなければ成長できない。
とはいえ過ぎたるものは毒だ。
手に負えないものは食べてもらったほうが良いのだろう。
食べるほうの負担は計り知れないが。
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呪われた魚の末裔である美貌の碧青年が人である為に友人と共に動き加加呑む。人との関わりの中で積み重なる苦い思いの疲れはリアルだけれどさらりとして負担にならない。彼らの穢れた心の闇である大禍津日神を暴き奪う事は救いに見えてでも奪われた人達はそれを忘れてしまうから成長がないというほの暗さ。ほのかな湿り気。
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人の穢れを呑まないと人間でいられない
過去の運命を背負った美青年
一見軽そうなフリーカメラマンとコンビで
人の穢れを飲み下す
ジャンプ漫画にありそうな設定(笑)
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「加加呑厶者」
夢の中で自らの首を絞め者。
彼女自身が心のどこかで実力の差や限界に気付いていたからこそ、たった少しの出来事で全てが崩れ自分との向き合い方を間違えてしまったのかもしれないな。
電話などに気付かなかった彼女も悪いのかもしれないが、大切な会議を誰も知らせてないという方が問題では。
「直毘ノ風」
対立する同じ世界に住む者。
全てが終わった時に空白の時が出来てしまうのがどれだけ人に影響を与えるかは実際分からないが、間違いを学ぶ事が出来ないのは確かな事ではあるな。
彼の様に強い意志を持ち、良くない思いを自力で捩じ伏せる事が出来るのはごく一部だろうな。
「花ヲ喰ラウ」
自らが失った若さを羨む者。
誰だって年月を重ねれば歳を取り昔の様な見た目から変わってしまうだろうが、そんな事を言い出したらキリがないと思うが彼は一生若い子を追い続けるのだろうか。
子供が居なくとも彼女自身が悔い改めなければ、どちらにせよ愛想を尽かされるのは時間の問題だったろうな。
「雨ノ楽園」
過去に彼が幻影を見せた者。
家族や親族の事ばかりで自分自身を見て貰えないのは相当辛いだろうが、彼自身が自分を見て欲しいと訴えた所で何も変わらないのが現実なんだよな。
贔屓するのは勝手だが、友人関係やその他色々と家族でも無いのに口出しするのは彼の役割では無いのでは。
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彼の近くにいるものは、彼を拒否したもの。
自分を拒否したものだけが、自分の近くにいてくれる。
自分の存在を知った上で。
それは自分を受け入れなかったものであり、受け入れてくれたものでもある。
生きるためには何かを犠牲にせざるを得ないのは、彼に限らないのだけど、彼はそのために自分から犠牲を作りに行かなきゃならないこともあるというのがとてもつらいな。
それは彼が手を加えなくとも、いつか表に出てきたものなのだろうけど。
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人の身体の中の「穢れ」が成長して「大禍津日神」となったものを狩り、丸呑み(カカノム)する事で、太古の昔に負った海の女神の呪いをなだめて生きてきた神魚の末裔、碧。
定期的に大禍津日神を呑まなければ、呪いの印である右肩のあざが拡がり、やがて魚に変じてしまうという。
碧に大禍津日神を呑まれた人は、穢れにまつわる記憶も奪われてしまうのだが…
図書館で、たまたま表紙のイラストが目について貸し出した本。
浅葉なつさん、初読。
宿命を負った美青年が穢れを祓う連作短編。
碧の美形っぷりも、人のドロドロが凝り固まったモノを祓うというミッション(?)も、昔々読んだコミックス『八雲立つ』を思わせる。
相棒のタイプが全然違うのと、碧がとことん孤独なのが、作品の色合いを変えているポイントか。
そんなわけで、文庫本の裏表紙にあったような「まったく新しい癒やし」という感じはそれほどしないけれど、文章も読みやすく、軽すぎず冗長すぎず、面白かった。
この先、碧が呪いから解き放たれる時が来るのかどうかをメインに、相棒のフリーカメラマン桐島の過去のことが明かされていく物語になるのかな。
3巻で完結なら、予想が当たるのか、予想以上に楽しませてもらえるのか、読んでみよう。
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人の悩みが蓄積すると悪魔のような神?になり、それを食べることで祓う役割を持つ一族の話。
いろいろと因縁がありそうでまだ序盤のような感じですが、基本的に負の感情がテーマなので暗いトーンが好きになれないです。