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みんなのレビュー45件

みんなの評価3.8

評価内訳

45 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

何となく旅したくて再読

2023/06/27 15:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

後書きで都築さんが書かれているとおり、旅はいかに楽しむかですね。おもしろがろうとする努力とは、良い言葉です。努力とはおおよそ無縁の私でも、そんな努力ならできそうな気がします。

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紙の本

絶対に行かない旅先

2008/05/19 10:41

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大島なえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今の世の中、旅行ガイドブックや週末おしゃれな旅行向け雑誌は山ほどあるが、これほど穴をついた旅本はない。
本書は村上春樹・吉本由美・都築響一の中年トリオが交代で執筆している。雑誌の連載のために作った「東京するめクラブ」の三人が、普通ならまず行かないところばかりを選んで、旅行し泊まる企画のもの。しかし、この面々が見て回る例えば名古屋は、さながら異郷でありゲテモノの世界に限りなく近い。ほめ殺しの反対のケナシ褒めのような趣すらある。名古屋では田園地帯の真ん中に喫茶店があり朝から宴会のような騒ぎで賑わうモーニングを食べに行くと、そこにはコーヒーと巻き寿司やおにぎりに、あんこがどかっとのった四角いヘタつきのままのトーストが飛び交っていたり、そこへ田植え仕事を終えた農家のおじさんおばさんが朝のひとときを騒がしく過ごしていたりする。
名古屋以外にもサハリンの極北の地へ飛び、熱海のさびれきった温泉街を歩き、夢のあとの清里を虚しく見て歩いたりしている。それらの地に共通しているのは、ひとつ前は良かったのに今はどうしようもなくうらびれていたり人気がなかったりしていることだ。
だから、それを嘆いてじゃあ私達が盛り返そうとかではなく、どんだけダメになってしまったのかを写真や買物した店先や出会った人に向けて次第に明らかになっていく。そこには、街に対する嘆息でも愚痴でもないまして都会から来た人間の奢りではない、普通の視線があるのがわかってくる。そのへんが地球をはぐれて生きる三人のまともさがキラリと光っている。

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紙の本

正確とは言い難い

2009/01/04 16:54

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京するめクラブ 地球のはぐれ方 村上春樹・吉本由美・都築響一 文春文庫

 この本は、旅のガイドブックにはなりません。情報も古く、すでになくなってしまったものも掲載されています。中身の雰囲気が少し暗い。事実とは異なる感触もあり。作家たちの各自の目線でモノを見た、観察したという語りです。名古屋、熱海、ハワイ、サハリン、清里が対象となっています。
「魔都、名古屋に挑む」
 嫌な予感。名古屋はいつも変なふうにとりあげられる。わたしは名古屋に住み始めて30年と少しである。テレビや本、雑誌の記事に身に覚えがないことがたいてい書かれている。一番最近では、テレビで小豆(あずき)とか餡子(あんこ)を大量に食すると伝えられていた。どこの家庭にも小豆の缶詰が保管されているそうだ。うちの家庭や周囲の家でそのような食生活を送っている人はいない。また、豪華絢爛(ごうかけんらん)な花嫁家具のトラックを見たこともない。
 45ページにある「コーヒーぜんざい」は興味をもって大須商店街まで夫婦で食べに行った。どういうわけか、店構えが神社になっていた。ウェイトレスさんたちは巫女(みこ)さんだった。コーヒーぜんざいはおいしかった。あとでこどもたちから、そういう店をコスプレ喫茶とか言うのだとか、夫婦でよく入ったなと笑われた。
 本の記事では、「台湾ラーメン」が抜けているのが惜しい。たしか名古屋独自の激辛ラーメンだと思う。わたしは大好きです。
 ”名古屋は自己完結できる街”という定義は正しい。名古屋で生まれて名古屋の学校に通って名古屋で就職して人生を終える。それでしあわせな生活を満喫できる。製造業を中心にして経済力が強い。この地域に生まれたというだけで、日本の他の地方で生まれるよりも幸せを手中にできる可能性が高くなる。わたしは17歳のときにそれを悟って、他県からこの地に身を移した。東京や海外はたまに行ければいい。井の中の蛙(かわず)、大海を知らずとも十分しあわせです。
 名古屋で流行っている食べ物が全国的にも流行っていると名古屋の人たちは誤解しているという解釈は、的を得ています。
「62万ドルの夜景もまた楽し 熱海」
 熱海はそんなにさびれてしまったのですか。2度泊まったことがあります。25年から30年前ぐらい、最盛期でした。MOA美術館にも何度か行きました。
 明け方まで飲んで食べて騒いで、あれもこれも夢のようです。
「このゆるさがとってもたまらない ハワイ」
 アロハシャツの起源が日本の着物にあったというのは驚きです。移民がもってきた着物を仕立て直してアロハシャツにしたそうな。びっくりしました。
 ハワイに行ったことはありません。3度ぐらい行こうとしたのですが、仕事を優先させたりしていずれもキャンセルしました。もうわたしには縁のないところと見切りました。この本のハワイの記事は楽しい。行きたくなる。この先もし行けるようならクジラを見てみたい。がんばらなくてもいいところ、そこがハワイだそうです。
「だれも(たぶん)知らない江ノ島」
 江ノ島の様子を読むと、愛知県蒲郡市にある竹島の様子にも似ている。一度竹島を一周して懲りました。のぼりくだりの坂ばかりでくたびれました。江ノ島に渡ったことはありませんが、橋の手前の砂浜でぼんやりヨットをながめていたことがあります。本では、橋のむこうとこっちとでは別世界という比較がしてあります。
「ああ、サハリンの灯は遠く」
 知人がサハリンへバイク旅行に行くと言ったことがある。ロシアへ旅ができるのかと驚いた。この本を読むとどうもサハリンの雰囲気は日本ぽいらしい。それから手付かずの自然が雄大ですばらしいらしい。だけど、サハリン旅行という発想がなかなか生まれてこない。
「清里 夢のひとつのどんづまり」
 もう25年ぐらい前、バイトに来ていた女子大生が「清里に行く」と言っていた。どこにあるのかと聞いたら「清里」という返事しかなかった。「どこの県?」彼女「知らない」と聞いてあきれた。今回この本を読んで、山梨県だということを知った。

*この本全体をとおしてですが、別にこの本に載っているところへ行かなくても、同じ体験ができる場所が他にもあると思います

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紙の本

ゆるゆるのエッセイ、鼎談

2016/02/17 13:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説家:村上春樹氏、エッセイスト:吉本由美氏、アートデザイン編集:都築響一氏が結成した東京するめクラブが世界や日本の各地を訪問し、エッセイや鼎談を載せた本です。はっきり言ってゆるゆるの本ですが、たまにはこういうのもいいのではないでしょうか?村上春樹氏は、小説と違って、エッセイはゆるゆるのものが多いですが、この本もそんな感じです。ちょっと勉強や仕事に疲れた時に、こういう本を読んでみるのもいいと思います。都築氏の興味深い写真も多数載せられています。

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紙の本

時間がかかりました

2016/12/09 15:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上隊長を先頭に、日本の、世界のちょっと変なところを見て回ったトラベルエッセイ。その名も『地球のはぐれ方』!
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するめクラブなる名前は「たいしたもんじゃないけれど、くちゃくちゃ噛んでいるうちに味がでてくるのでは…」なるコンセプトから命名されたとのこと。
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彼らの旅は謎の文化を持つ街「魔都、名古屋に挑む」から始まり、うらぶれた温泉街熱海、ゆるゆる感がたまらないハワイ、行って観て驚きの江の島、極東の島サハリン、そしてメルヘンの廃棄清里…と、みごとに世界の片隅へとはぐれていく。
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なんだか知らないけれど読むのに時間のかかる本だった…。
エッセイだし、写真も満載なので読みやすいかと思ったのだけど。
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けしてこれを読んでその地へいってみたい!という本ではないけれども(むしろ行きたくないなぁこんなとこと思ったり)、自分の知らないちょっと変な世界を覗けて面白かった。東京の人達からすると名古屋ってそんなに変な街に見えるんだなぁ…とこちらの人間としては新たな発見があったり。
サハリンの様子はその歴史的な成り立ちを知るに素直に興味深かった。
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暇な時にちょこちょこ読むのがおすすめ。

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2008/06/22 21:30

投稿元:ブクログ

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2008/10/05 06:18

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2009/02/01 06:14

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2009/04/12 21:20

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2009/11/23 22:23

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2010/02/03 11:11

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2010/08/15 17:33

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2010/09/10 17:39

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2011/06/05 22:54

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2012/01/08 12:56

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