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下巻に期待するも、最後の展開がいまいちかな。
伏線を一気に回収する様は楽しめたが、一部都合がよ過ぎた感じでした。
読後感は良く、ストーリー自体は楽しめた作品。
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実は阿部さんという方の本は読んだことが無く… 伊坂幸太郎の新作かぁと手に取りましたが完全合作とは。なんか一人で書くより大変そうだなぁなんて思いました。
とりあえず、アイバなる登場人物が徹頭徹尾、最初の登場からボーナストラックまで好きになれない男性で疲れました。でも男性受けはいいんでしょうね、こういうタイプ。いわゆるガキ大将がそのまま大人になってしまったような、愛すべきバカ、みたいな人間。(私は愛せないけど)
正直、この男と高官っぽい彼女が上手く行くはずがないと思うんですがどうなんだろう?まあ子供っぽい男性が好きな人も居るけど…うん、まあ無いな。一時期は上手く行ってもすぐ破局だろうな。世界が違いすぎるし。そう言えば伊坂氏の著作ではどうしようもない男性に良い女が付いているという設定が多いけれどもそれは男性のファンタジー妄想の一つなのかもしれない。少女漫画でよくあるさえない主人公の女の子に学校イチのハンサムが何故か惚れるというのと似たような感じの。
これはイイ年した大人になっちゃった男の子の冒険活劇なんだろうなぁなんて思いながら読みました。ただ年食って大人になった分、可愛げが無いと救いが無いなぁ、みたいな。
結局、同性でバカやってるのが楽しいんだろうなぁみたいなモノをしみじみ感じました。まあでも確かに女性も女性同士でベチャベチャしゃべってるの楽しいですしね。同じようなものなのかも。(まあおしゃべりで世界を救うってのは難しいからやはり行動しないとイカンのかもしれないけど)
面白くなかった訳ではないのですが如何せんアイバ君が苦手なのとその展開はちょっとどうなの?やっぱりカネモが居ないと何も解決しないんじゃない?という辺りのクロージングがあまり好きでは無かったかな、という感想です。後アイバ君と彼女は無いわ~
彼らはその後別れたに一票。(もしくはそもそも付き合ってもいないに一票)
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「徹夜本」と帯にかいてあったけどまさにそのとおり。下巻まで通しでいっきに読んでしまった~。謎の外国人との取引により、御釜の水を、汲みにいくことになった二人。ここでも波乱の出来事が・・・!!幼少期にあこがれていた戦隊モノのヒーローにもあっさり会えてしまう⇒当時、映画が公開中止になったのには深い理由があった(それにしても映画館の人、かってにコピーして保管してたとか。ファインプレーだけどさ~(笑))最後にウイルスがばら撒かれるかも!と、とっさの判断で、なぜか銀行に駆け込み、地下の金庫で爆発させることに。。。いくら扉が頑丈とはいえ、大丈夫なのかな~って、気になってしまった。ただ、銀行を選んだことで結果としては成功し、しかも二人が抱えていた負債が帳消しとなる落ちまで用意されていたなんて!すごいな。まったく思いつかない展開だった。
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伊坂ファンではありますが、共著者である芥川賞作家・阿部和重氏のことも、クリント・イーストウッドの映画〝サンダーボルト〟のこともよく存じません。それでも、やっぱり面白かったぁ。現実離れしたお話ではありますが、ユーモアとペーソスを交錯させながらの映画的展開に、ついつい惹き込まれてしまいました。人生思うようにはいかないけれど、ピンチの時も冗談が言えるくらいでないとやっていけないですよネッ。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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東京が舞台じゃなくても、壮大でスリル満点な物語は語れる。『ゴールデンスランバー』や『モダンタイムス』にも通ずる、東北が舞台の痛快冒険物語は読んでて楽しかった。会話の軽妙さが伊坂パート、ヘヴィな展開が阿部パートと見たがいかがか。映像でも見てみたいけど、いろいろ難しそうだろうね。
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村上病を巡って、銀髪の怪人と相葉、井ノ原の元高校球児コンビが立ち向かう。手強い銀髪の怪人との駆け引きが面白い。
世界をふたりが救う。性格の違うふたりの息がぴったり。最初はお金のためと思っていたけど、正義感、家族のために動き出す。そして犬のポンセの存在が和ませてくれます。ふたりの先導役としてふたりより存在感があるかも。
解説を読んでわかりましたけど、登場人物たちの
名前の由来が興味深かったです。村上病が村上春樹とか。
阿部和重と伊坂幸太郎のコンビなかなか良いですね。
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上下巻を分けて買ったので、帯のとおり徹夜本は免れましたが、夜更かしになったのはこの下巻。
旅行に行くときには普段読まないジャンルの本を選ぶけれど、空港の本屋で買って、仙台行きの飛行機の中で登場人物たちが仙台に向かっているところを読んで、これはもう最後まで読むしかないと思った。仙台市内の主な場所や秋保温泉にも行き、おかげで仙台の予習復習ができました。
あと、最後の楽天戦。
本では触れられませんが、ぜひ結果を調べてみてください。
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どんどん話が加速していくあたり、テンポよく一気に読み続けられるあたり、エンターテイメント小説という感じ。
エンターテイメントと対極として「純文学」があるとして、「純文学」っていったいなんだ?と考えた時、立ち止まらないと読めないもの、あるいは嫌でも立ち止まらさせられて何も考えずに一気に楽しむということができないもの、というのが自分なりの感覚。
そうした基準にあてはめた時、これまでの阿部和重作品は、「純文学」の領域にあったけれど、本作は明らかにエンターテイメント。何が心に残ったのか、正直なところ、今時点では不明。
この感覚はなんだろう?どこかで味わったなぁ?と振り返ると、吉田修一が「悪人」で転換したように感じたのと同じ感覚。それまで、いちいちにつっかえながら読まされていた作家さんの作品がころっと変わった不思議な感覚。
さて、次の阿部和重単独作品は、いったいどうなるのだろう??
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ガキ大将がそのまま大人になってしまった相場と、冷静沈着ながら義理人情に厚い井ノ原、小学校の野球部からの腐れ縁の2人が、ひょんな行き違いから致死率7割を超える「村上病」にまつわる事件に巻き込まれていく・・・。現実離れした展開は多々あるものの、伊坂さんらしい前振りの回収っぷりが軽快で心地よい。国が推奨してる予防接種ほんとに必要なのかなーなんて思ったり。徹夜本必須の帯の通り、一気読み、面白かった。
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期待してたのと、面白くなってきてからの後半…
最後の方がちょっと雑というか、さらーっと書かれてる感じに終わっていった。なんだかもったいない。
登場人物が幸せに終わるのはいいけど、その幸せになる方法というのか…。急にこんな感じの人が出てきて、その後がとっても都合いい感じが残念すぎでした。そことの関わりというのか、もっとあったら面白かったのかなーとか、もう少し何か欲しかったなぁ。何だが誰でも書けちゃいそうな終盤が残念。本当にあっさりしすぎでした。
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村上病にもうちょい驚きな展開を期待してた。笑
あととりま、最後展開速スギィ!雑になってた感もあったような〜ないような〜、あるようでない、ないようである。
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阿部和重と伊坂幸太郎のキャプテンサンダーボルトを読みました。
仙台と山形が舞台の物語でした。
小学校の時の少年野球のチームメイト相葉と井ノ原の二人はひょんなことから国際テロリストと関わり合いを持ってしまいます。
二人とも個人的に金銭的なトラブルを抱えており、この機を逃さず一発逆転の賭けに出ます。
宮城と山形の県境にある蔵王の火口湖お釜に隠された秘密とは何なのか、国際テロリストの目的は何なのか、謎が明らかにならないまま物語は展開していきます。
語り口がよいので面白く読みましたが、全体にストーリーが粗く感じたのは残念でした。
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「村上病」テロと戦う元野球少年たちの話。
個人が国家権力に勝てないのは
今も昔も変わらないものだったんだろうな。
それでも戦った元少年たちの最後にとてもすっきりだった。
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謎の疫病「村上病」に始まるテロ計画に巻き込まれる主人公相場と井ノ原。
2人の少年時代のいろいろな経験が活き絡まり、謎を解いていく。
スピード感がありつつもいろいろな伏線があり、読み応えのある一冊です。
最後の大逆転にスカっとしますね。
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阿部さんの作品は未読。伊坂作品として読むと脇役の効かせ方とか伏線回収とか物足りない気がするのです。例えば映画館のおっさんとかその母とか、同級生たち、井ノ原の家族とか。結局、桃沢や犬はその後どうなったの?犬の実の名前は?危機に際して犬の活躍は小ぶりでご都合主義的にも思えたし。うーん、悪くないんだけどいつもを10とすると7くらいかな。