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【人気作家がタッグを組んで書き上げた徹夜本、文庫化!】蔵王に隠された秘密を知った小学校以来の悪友コンビを追う冷酷な破壊者。二人は世界を救うために走る! 書き下ろし短篇二編を収録。
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“阿部和重×伊坂幸太郎”“小説界最強タッグ”という文字が躍るが、私、阿部和重を読んだことがなく、それを聞かされていなければ、普通に伊坂幸太郎の作品として読んだ気がする。
東北地方を舞台にして「ゴールデンスランバー」を思わせる国家陰謀が絡んだ逃亡劇に「グラスホッパー」を思い出させる銀髪の怪人。人生に対するオプティミズム。おまけに、戦隊ものやマイケル・チミノの映画に対するオマージュまで。
巻末にわざわざ付けられた関連年表には、物語の出来事の他に、楽天のマー君や大洋のポンセのことが載っており、これがどう関連していくのか気になる仕掛け。
久し振りに出来た東京出張の行きの車中で一気読みだぁ。
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共作ということだが、いつもの伊坂作品と変わらない印象だ。
B29の東北墜落、劇場公開中止となったサンダーボルトの映画版、村上病。
いくつかの話が絡み、徐々につながっていく感じは大好きな展開だ。
下巻も楽しみ。
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共作小説だが、いつもの伊坂作品と同じように読める。
阿部作品はほとんど読んだことがないので、分からないけど…
意味ありげな言動が多く、相変わらずといった感じ。
登場人物の思考があまりに稚拙で最初は若干辛かったが(特に相葉)、下巻に向けて徐々に物語のボルテージがあがってきた。
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冒頭、阿部和重節全開!と思って読みだしたが、次の章からさっそく別の雰囲気が入ってきた。そして、そのトーンが全体を最後まで包む。
あきらかに、これまでの阿部和重のトーンとは違うのは、合作だから当たり前か。。。
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これ、どちらがどの部分を、っていうのは明確に分けられてるのかな?だとすると、あまり見分けられませんでした。読解力のなさの問題?とりあえず強力なタッグの作品だし、個人的にも好きな作家だし、読む前から期待は膨らむ。阿部作品は”神町サーガ”しか知らないから偉そうにはいえないけど、二人の親和性も良さそうだし。という訳で前半戦。ともすれば極論に走りがちな”ワクチン”が話の重要な部分を占めていて、『大丈夫かしら?』とか思ってしまったけど、トンデモ論に流れることなく、良い具合に中庸論に基づきつつ進められていて、まずは一安心。そこにちょっとヤンチャな主人公とか、ホントにヤバイ人たちとかが絡んでくると、もう完全にオリジナルワールド。安心して楽しめます。ヒントとして、死の泉に生きる魚が見つかったところで、物語は後半戦へ。ワクワク。
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人生で楽しいものは
違法か
反道徳的か
太りやすいものだという。
太りやすいものに
人生の大半をつぎ込んでいる
自分に気づく。
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単行本出版当時、話題になった共作の作品。
でも、僕は阿部和重氏の作品を読んだことがないからいまいちピンと来なかった。
それでも期待していた文庫化。
なのにどういう訳かなかなか読み進められない。
伊坂作品はそれこそ読むのを止められなくて数日で読み終わってしまうのに、まさか上下巻で丸二ヶ月かかるとは。
凄く面白いのに、何でだろう?
ワクワクするし読み進めるほど奥深くてはまっていくのに、なかなか進まない。
その解答は #佐々木敦 さんの解説にあった。
これまで何作か共作の小説を読んだけれど、今回は全然感覚が違う。
『いわばこれは「阿部和重」でも「伊坂幸太郎」でもない、第三の、名前を持たない新人作家のデビュー作でもあるのである』
この言葉がすべて。
居心地の良い違和感。
まったく初めて読む作家さんの作品なのだから。
阿部和重氏の作品を読んでみようと思う。
読んでみた後にもう一度この作品を読んだら、また違う印象になるかも。
きっとなる。
表紙のデザイン、並べるといいなぁ。
稲妻だ。
まさか上下巻とは思わず、平置きされていたから下巻だけ買って帰っちゃっけれど。
解説は、とにかく素晴らしいくらいにこの作品について語っている。
帯は…上巻は無いなぁ。
言いたいことはわかるけれど、安易と言うか薄っぺらいと言うか。
下巻の言葉選びは秀逸!
『俺とおまえで世界を救いに行こうぜ』
よくぞこの台詞を選んでくれた!
この言葉がこの冒険活劇のすべてを表現していると思う。
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B-29の墜落事故
村上レンサ球菌による村上病
ロシア人との水を巡る謎の取引
鳴神戦隊サンダーボルトの劇場版の放映中止
全てのピースか蔵王の御釜に通じる!?
宮城県人必読です!!!
いつもより仙台の地名が具体的で楽天イーグルス関連の小ネタありで楽しめます!
ゴールデンスランパーを思い出させるような展開ですが、いずれに致しましても下巻が楽しみです!
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かなりテンポの良い、ストーリー展開。謎の敵に追われるというエンタメ性たっぷり。
ゴールデンスランバーを思わせる内容。
五色沼の水、を巡って登場人物たちが右往左往する。
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緊迫した状況と登場人物たちのほのぼのした感じが実にぽいです。
急いでるのだか、ゆっくりしているのかわからない物語にマイペースの大事さを感じます。
下巻が楽しみ!
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舞台は仙台。そして蔵王。
外国人のテロリストに狙われる相葉時之、小学校時代の悪友と再開して、逃避行することに。
鳴神サンダーボルトと言う架空の戦隊物が物語解決の鍵になって行く。
国家の陰謀論や巨大な敵からは逃げると言う姿勢がこの人の作品の大きな流れ。逃げる過程で判明していく謎の断片が形になっていくのは楽しい。登場人物たちの言動も論理的に思えて、横暴だったり。クスッと笑ってしまう。下巻もとっても楽しみです。
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久しぶりに「徹夜本」と言える本に出合えた感!タイトル見ただけでは何を意味しているのか判らない。それに読みはじめも、なんの話ー!?と、全然つかめないのに引き込まれる、まさに伊坂ワールド。登場人物多い、場面多い、これどうやってつながるの?的な展開。だけど、上巻を読み終える頃には続きが気になって気になって。下巻も買っておいて正解!
映画化したら誰がキャスティングされるのか。。。桃沢は北川景子、赤木は堤真一をイメージしています。(主要人物のイメージ構想中)
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久々の伊坂幸太郎の仙台もの+昔雑誌連載で『シンセミア』を少し読んだ阿部和重(実質上初読)の山形と仙台を舞台にした冒険サスペンス。どちらかに行ったことがあれば、情景が浮かんでくる面白さ。リアルと架空の歴史が混じり合うのも楽しい。
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ガキ大将がそのまま大人になってしまった相場と、冷静沈着ながら義理人情に厚い井ノ原、小学校の野球部からの腐れ縁の2人が、ひょんな行き違いから致死率7割を超える「村上病」にまつわる事件に巻き込まれていく・・・。現実離れした展開は多々あるものの、伊坂さんらしい前振りの回収っぷりが軽快で心地よい。国が推奨してる予防接種ほんとに必要なのかなーなんて思ったり。徹夜本必須の帯の通り、一気読み、面白かった。