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前のオーケストラのシーンもそうだったけど、純粋に絵が語る領域がめちゃくちゃ広くなってきている 恵三朗さんの絵の表現力が最早新人とか中堅とか飛び越えてえげつないレベルに迫ってきている
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病気の子供ものはあかん。泣いてしまう。他人のためにつく嘘。それを10歳の子供が親や担当医他につくんだもん。まだまだ子供でいていい年なのに。それなのに自分に、そして他人に嘘をつく。泣きなされ。死にたくないって大声で叫びなされ。そんな少年の殻を破ったのは岸せんせ。癒し系とか言われてる(笑)いやぁ、それはないやろ。全然癒し系ちゃうわ。毒舌ストレートな岸せんせ。間違っても癒し系ちゃう。さて、間瀬さん。そういやいたなぁ。11巻予告が怖いんですけど(笑)
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http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB17872783
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小児癌という、いわばかなりデリケートな問題に取り組んだ巻だけど、それこそ三者三様の答えがある中、上手い着地地点を見つけている。この物語のために主人公のキャラ設定をしたんじゃないかってくらい、今回の役どころにはピッタリ嵌っていて、彼の存在というか価値観があってこその展開。その彼が、まさかの頭を下げる場面なんかも飛び出して、そういう意味でも面白く読めちゃいました。
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救えた想い、救えなかった想い、フラジャイルの登場人物たちは、自分の限界に打ちのめされつつ、それでも立ち向かう。ページをめくる手が止まらない作品です。
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小児癌で余命幾ばくもないハルくんのお話。
病名を伏せてなんとか辛い思いを避けてほしい両親、病名を告知して死の可能性を理解した上で残る人生を100%生き抜いてほしい担当医、そんな大人や患者仲間の子供に泣いてほしくなく、自らが嘘をつくことで悲しい思いをさせまいとするハルくん、どのキャラも優しさが故にその行動をしているが、そんなハルくんを冷たいようで優しく接する岸先生‥その裏には嘘を突き抜いたことで死の瞬間まで愛する人の病気を知らぬまま別れを迎えた同僚の過去が‥
手の施しようがない患者が入る個室に自らが入らないことで自分より小さい子に希望を持たせようとしたハルくん。10歳で果たしてそこまで他人に気遣うことができるのだろうか。一方でそれをわがままで最悪と言い切る岸先生。結局周りが泣くことで自分が嫌だから、と自分のことしか考えてない‥と確かにそうかもしれないな、と。ハルくん、治験を経てどれくらい生きれるんだろう‥珍しく長編のエピソードだったけど、とても考えさせられる話だった。
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当たり前なのだけど、
人はいつか死ぬ
でも
病になると
いつかといういつかが
急に具体的に感じられてしまう。
でもその具体的な時間だって
統計学的にその辺りが中央値であって
絶対的なことは誰にもわからない。
少しだけ未来を見ているような気持ちになるけど、
それだって
本当ではない。
自分のことすら自分でわからないから
自分を騙して
周りに嘘をついて
少しでもみんなに
いい気分でいてほしいのに
自分で頑張れば
全て終われば良いと思ってしまう。
苦しくなっていることにすら
気づかないで
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【あらすじ】
病理医とは、直接患者と会うことなく病気の原因を調べ診断を下す医者だ。同僚の医師は岸京一郎についてこう語る。「強烈な変人だが、極めて優秀だ」と。
利発で人気者の患児・ハルが荘望会に帰還した。彼は末期癌であることを知らされていない。残酷でも真実をハルに伝えたいと願う臨床医達の熱が、岸の古傷を刺激する!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。