紙の本
これこそ『愛と友情と闘いのファンタジー』
2003/03/09 16:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:亜李子⇔Alice - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作までは物語の導入部的なものもあったり、旅の仲間たちとの精神的な繋がりや信頼を深めてゆくような部分があった。だから、素直に仲間の忠告に耳を貸さなかったり、仲違いをするようなことも間々あった。しかし、今回の場合には仲間同士で争っている場合ではない。前進するにあたって数々の難問が待ち構えていたのだ。
四巻で影の憲兵団から逃げてきたリーフたち一行は、逃げ出した先で再び影の憲兵団の兵士たちに出会った。逃げ出そうとすれば逃げ出せたのだけれども、彼らに捉えられた珍獣・キンの子どもを助けるためにわざわざ身を挺して救出しようとする。
この点で、主人公が旅の中で成長してきたことを思わせるだろう。見つかったら殺されるかもしれない。けれども、それでも主人公・リーフはキンの子どもを助けようとする。
「きっと助けてくれるのを待っているはずだ」と。
そうして無事に助け出したはいいが、次なる目的地『恐怖の山』へ向かおうとする彼らに、キンたちがその現状を伝える。そこでは小人たちが毒を塗った弓矢で襲ってくるということで、今では誰も近づけないのだという。
それでも主人公たち一行は、残りの宝石のひとつを手に入れるためにそこに向かわなくてはならない。どんな恐ろしい試練が待ち受けていようとも——。
冒険だけならば荒々しくてとても読めたものじゃないのだが、それだけではないこの作品はとても読みやすく、そして面白い。
友情もさることながら、必要なときには躊躇わずに行動する彼らがとてもいとおしい。物語が進行してゆく中で、彼らが段々と成長していく様子がとても微笑ましかったりする。
この作品では伏線が幾つも隠されていて、今後どう展開してゆくのか楽しみにさせてくれる。
投稿元:
レビューを見る
旅につかれたリーフたちが足を止めた場所は、「恐怖の山」を追われた伝説の動物、キンのすみかだった。キンとともに5つ目の魔境をめざす3人の前に、なぞの墓石があらわれる…。愛と友情と闘いのファンタジー。
投稿元:
レビューを見る
新たな生き物キンの勇敢さに感動。またボスとの戦闘よりもそれまでの経緯の方が面白いとやっと分かりました。
投稿元:
レビューを見る
旅に疲れたリーフ達が足を止めた場所は「恐怖の山」を追われた伝説の動物・キンの住処だった。リアルな蛙は勘弁して下さい…。毎回毎回描いていますが、表紙がえぐいです。ジョーカーの墓石が今後どう影響してくるのかにも期待。
投稿元:
レビューを見る
デルトラ第五巻!
表紙にどっぶりとした蛙が居座っていて、ああ今度のラスボスは蛙か。楽勝だな。
と思うのはお門違いです! このラスボスのところにまで行く経緯や冒険、このラスボスの攻撃や配下に置かれているとある生き物。
そしてどんな攻略方法なのか?
やはり、頭を使う謎解きもあり、自分も旅に参加しているかのよう!
謎が解けたときの爽快さは、是非体験した方が良いですよ!
投稿元:
レビューを見る
巨大なヒキガエルのような怪物の為にせっせとハエを培養する人たち。
腐乱臭を想像すると気持ちが悪くなる。
大量のハエの死骸を食べる巨大なヒキガエルの体からしたたる猛毒。
今回も無事に宝石を取り返せるのか?
投稿元:
レビューを見る
これだけ図書室に揃っていなかったのを5月にそろえました♪
ぬいぐるみで知っていた生き物、キリに出会う、リーフたち。
しっかしリーフもしっかりしてきたよ。
「ボクはもう大人だい!」みたいに騒がなくなったし。
この5巻は、都合よくまとまらず、終わりがよかったと思う。
投稿元:
レビューを見る
今回はカエルのような怪物から、5個目の宝石を取り返せるかというストーリー。ここまで読み進めて、はじめてもっと濃くしてほしいなと思った。しかし面白いのには変わりないので。。やっぱり好きです。
投稿元:
レビューを見る
リーフたちは旅の途中、疲れを癒す為、泉の近くで休憩した。
夢の泉…心正しき者は飲むがよい 心悪しき者は報いを受けるがよい と看板に書いてあった。リーフはその泉の水を飲んで、寝た。すると、夢にデルの鍛冶場(自分の家)が出てきた。家には両親がいない。家の中は荒れている。門には影の大王の印が押してある。リーフは飛び起きた。
リーフは、伝説の動物“キン”に出会う。リーフたちはキンと協力しあいデルトラのベルトの宝石を求め、恐怖の山に向う。恐怖の山の番人のゲリック(巨大なヒキガエル)は、頭部に大きなエメラルドがはめ込まれていた。
リーフ達は、夢の泉を使い怪物・ゲリックを見事倒した。
そして、名誉を表すエメラルドをベルトに戻した。
投稿元:
レビューを見る
5つ目の宝石を手に入れるため恐怖の山を探して飲み物を飲まずに歩いていました。途中で夢の泉を見つけました。心が綺麗ではないと木になってしまう水でしたが3人は飲んでも大丈夫でした。そこできんという動物に出会い、恐怖の山を目指します。そして戦いをして5つ目の宝石を手に入れることができました。
投稿元:
レビューを見る
旅につかれたリーフたちが足を止めた場所は、「恐怖の山」を追われた伝説の動物、キンのすみかだった。キンとともに5つ目の魔境をめざす3人の前に、なぞの墓石があらわれる
投稿元:
レビューを見る
まだ息子が小学校低学年の頃にせがまれて買い、息子と一緒に読みました。学校図書館にもあります。
冒険ファンタジーですが、内容的には小学校低学年向き。ストーリーは面白いものの物語の深さがないのが残念。
同じ著者のローワンシリーズの方が断然面白いです。
投稿元:
レビューを見る
「デルトラ・クエスト」は、魔法のアイテムをゲットして(取り戻して)強くなっていくお話です。
1巻に1つずつ魔法の宝石をゲットしていくというわかりやすさ。
これを読みながら、「あぁ、指輪物語というのは、希有な物語だなぁ」と改めて思います。
だって、「指輪物語」は、力のある指輪をいきなり捨てに行くお話ですから。
なかなか、そんな発想はできないよなぁ。いったい、トールキンは、どこからそんな発想を得たのだろう。
大人だって、今の世界をみれば、そういう発想が、なかなか出来ないことがよくわかります。
投稿元:
レビューを見る
今作は旅先で出会う伝説の動物キンと、訪れた夢の泉が鍵となる展開だった。
恐怖の山はその名の通り気味の悪い凶暴な怪物がでてきたり、想像的にかわいい存在と思いきや明晰な頭脳を持ち相手を陥れる、実は悪ともとれる小人族がでてきたりと、キャラの個性がすごく強い作品だった。シリーズも五巻となり、キャラの成長具合も感じられる作品だった。
投稿元:
レビューを見る
毒を以って毒を制すか。
というかその水は最強兵器なんじゃないかな。誰に対しても一撃必殺なうえに、効く相手は限られてるから誤爆する危険性もない。理想的な武器だと思うんだけど。