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誰にでも
2018/07/13 12:01
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
誰にでも捨てられないTシャツの1枚や2枚はあると思う。
Tシャツのチョイスがすごいw
しかしこの値段はちょっと高すぎると思う。
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出てくる人々、みんな、濃いい人生、道をそれた、文字通りヤバイ人生を送ってきたようで、それで紹介されるTシャツたち。ふつーじゃない。そういう意味でいろいろ衝撃だった。さすが…
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たかがTシャツ、のはずなのに、濃い話が多すぎた。
Tシャツよりも人生の話。
ボリュームもすごい。
でも一気読みしてしまった。
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Tシャツネタより自分語りのほうがずっと大きくなってしまっているのだが、ともかく面白い。Tシャツだからこそ。ちょっと普通に隣に住んでそうにないけれど、という話が次々と。読んじゃった、という感じ。
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時間つぶしのための本です。投稿者の、捨てられないTシャツにまつわる話をまとめた、ただそれだけの本。フリーペーパーに売買広告を出した、アメリカの片隅に生きる人たちに、なぜその一品を持っていたか、手放そうとするかを丁寧に取材してまわった「あなたを選んでくれるもの」の方がよっぽど秀逸。
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自分の持つ捨てられないTシャツの写真とともに自分について語る。有料メールマガジンに連載していたもの。
有料メールマガジンだけあって読者層が絞りやすいのか、登場する人たちのキャラが似ているような。
後半のお姉さんたちの壮絶人生にはついていけない。
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社会人になってから2回の転職をして、3か所の編集事務所に勤め
た。事務所勤めのころはそれなりの服装で通勤していたが、フリー
になってからはどこへ行くにもジーンズにTシャツ。
外出着として着倒したら部屋着やパジャマ替わりに着る。そうし
て遂にボロボロになったら雑巾に。
そうやって、何十枚ものTシャツを捨てて来たのだが、どんなに
ボロになっても捨てられないものや、買ったまま袖を通すことも
出来ずに取ってあるTシャツがいくつかある。
襟ぐりが伸び切って穴もあいているのに捨てられないのは一時期
はまった「BOY LONDON」というブランドのTシャツ。ライブ
ハウス通いをしていた20代の頃、よく着ていたので思い出深い
のもあるんだよね。
このブランドの時計やバッグ、財布も愛用していたが、残っている
のは着れなくなったTシャツと財布だけ。財布は傷だらけになった
今でも愛用している。
袖を通すことが出来ずに箪笥の肥やしになっているはロシアの
プーチン大統領の写真がプリントされたTシャツだ。
プーチンTシャツは何枚か持ってはいるのだが、写真プリントだけに
恐れ多くて着用出来ない。しかもその写真が「プーチンさんの夏休み」
で上半身裸で釣りをしているのだもの。お土産でもらった品ではある
のだが、時々箪笥から取り出して眺めているだけ。
本書は有料メールマガジンに連載された記事をまとめたもの。様々な
業界の人の「捨てられないTシャツ」70枚が、Tシャツの思い出以外
にも持ち主の人生がダイジェストで語られている。
虐待の過去を語る人、一家離散の家族歴を語る人、引きこもり時代の
思い出をTシャツに見る人。70枚のTシャツには70人それぞれの生き
て来た道がある。
それにしても一様にサブカル色が濃い人たちばっかりだなぁ。サブ
カルに少々距離を置いている私としては食傷気味だった。
本書が取り上げているのはTシャツだけれど、他にも愛着があって
捨てられないモノってあると思うんだ。私の実家には20年以上使い
続けている扇風機がまだ現役で活躍している。
これは愛着ではなくて母曰く「最近の扇風機より涼しい」という
実用的な理由なんだけどね。
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都築さんの切り口は本当におもしろい。捨てられないTシャツ、自分のまわりの友だちでもいろんな話出てきそう。
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ブックカフェでふと手に取ったところ、一気に読んでしまった。前から気になってたけど、読む機会がなかった。
Tシャツにまつわる話というよりは、持ち主が自分の人生を語る中でちらっとTシャツに触れる、という感じのスタイル。
著者はポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」と同じような試みになったと書いていたが、僕は昔、中島らもがフリーペーパーか何かの取材で、軽い気持ちで近所の商店の人達に人生を語ってもらう企画を始めたが、あまりにも話を聴いた人の話が重たくてシャレで済まなくなった、と書いていたのを思い出した。
著者の周辺の人達に話を聴くことから始めているので、編集者とか業界人が多い。
最後のTシャツは村上春樹に間違いないが、冒頭は誰だろう?
一番こころに残ったのは2匹の猫のTシャツエピソードです。
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本当のことなのかそうじゃないのか判然としない話をする知り合いがいる。たとえば、と書きたいところだけれど、それを書くと、たぶん容易に誰だかわかってしまうので書かない。この本を読みながら考えていたのは、その人のこと。
まえがきにもあるように、この本はTシャツにまつわる思い出を持ち主に書いてもらった文章をまとめたものだ。だからきっと本当のこと。それは、同じくまえがきで引き合いに出されているポール・オースターによる『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』、つまり「作り話のように聞こえる実話」。私はポール・オースターの『トゥルー・ストーリーズ』がとても好きなのだけれど、まさにそんな感じ。
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ティシャツ交えていろいろな人の半生が書かれている本。著者の賛同した人の傾向が似ているのか、似たような内容が多く見受けれた。
ネズミ講ティシャツの方のアレイスター・クロウリーの話と、目から手(小嶋独観子)の、死んだらきっと地獄行きだ。~落ちてみたい。の部分がとても惹かれた。
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もう着ない、捨てても良いはずなのに捨てられないTシャツ。それは、忘れられない想い出があるから。
Tシャツの写真とその想い出を本人たちがつづったもの。
都築さんは、編者であって、Tシャツにアイロンをかけ写真を撮る係りで。文章はTシャツの持ち主達の書いたものをそのまま。
もともとメールマガジンのものだったこともあり、人により文章の長さが異なる。
すっきり2ページの人もいれば、延々と私小説短編のような人も。人それぞれ。
このばらつきが、自分語りについての熱量の違いを表していて面白い。とにかくづっと語りたい人、さらっとTシャツの話だけしたい人。
基本的には皆、人生を語っている。Tシャツはその人生の中の一部に登場する。Tシャツの話が付けたしのような人もいればメインにTシャツの話する人もいる。
誰でも小説は書ける。それは自分の人生を書けばよい。リアルにドラマがあるから。
というのがそのまま当てはまったような本。
皆、都築さんの知り合いなので、なんだかキャラ立ちした人が多い。それぞれの人生にへぇーとグイグイ惹きこまれる。
匿名であるというのも良いのだろう。有名な人も混じっているはずだが、匿名なので、正直に赤裸々に記載できる。
読後、都築さんのまえがきを読み直し、読む前はあまり響かなかったフレーズだったが、読み終わると、この本のねらいを的確に表しているなと思ったフレーズがあるので、それを以下に示す。
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ほとんどすべてのファッションは、製品になったときが完成形だ。どんなデザイナーの、どんな値段の服を着ているかで、ひとは判断される。着る人間によって、服のデザイン自体がかっこよく、かっこわるくなったりすることは、おおむねあり得ない。かっこよかったり、かっこわるかったりするのは、服ではなく人間のほうだから。
Tシャツだけはちがう。居酒屋で飲んでいて、となりに「島人(しまんちゅ)」なんてデカデカと書かれた色褪せTシャツ着用オヤジが座ったとする。あ~めんどくさそうと思うが、そのうち言葉を交わすようになって、オヤジがぼそぼそ語ってくれる人生劇場にすっかり魅せられて、ちょっと涙ぐんだりしているうちに、ダサいはずのTシャツまでかっこよくみえてくる-そういう体験が、君にもないだろうか。
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人生の話はほとんどの人が面白かったが、Tシャツとしていいなーと思えたのは少数。(もともと好きなTシャツという話ではなく、恥ずかしくて、本人たちもほとんど着たことないTシャツが多いので当然なんだけど)
でも、良いな、譲ってほしいなと思ったのは
・TheCars
・勝新太郎
・WWFのパンダ
・シャネルNo5
・乱一世
・タケオキクチ
乱一世のRUNDMCのバッタものは本当にかっこよいと思った。「RUN1ST」って表すのね~と感激。
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Tシャツとほぼ関係ない人生譚。著者の人脈だけあってかなり大変な人が多いので、もしタイトルから思い出ほのぼのバナシを期待しているとかなりヤバい。
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自分はなんて無難な人生なのかと思った。
比較的執筆者に建築家が多い気がする。自分ももう少し波乱万丈な社会人となってもよかったのかも。
あと女性はなぜか性的なエピソードが多い気がする。
誰が書いてるのか気になる。
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育児の合間にひと月くらいかけてチラ読みしていた。ら、目が離せないくらいディープな。
そもそも都築響一の周囲や都築響一に興味を持っている人が寄せているから、人選にある程度の偏りはあろう。
しかしどれもこれもまあ興味深い生き方だ。
生き方とTシャツが有機的に結びついていないものが最初は目に着いたが、だんだんどうでもよく思えてきた。
ところで同じ趣旨のことを岡田斗司夫がやっていて、うっわー品のないパクリだなーと思っていた。
この本を読み終える数日前に、村上春樹が「村上T」という本を出したのを知った。春樹も落ちたか……と思いきや……
最後の人物が。
そうかそうか思い返せば「東京するめクラブ」とかでお友達だもんね。