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2年前に読んだ本の続編。どうやらシリーズになったみたい。
6つのお話からなるが、今回もまた冷徹な教官・風間の眼は全てをお見通し。
ガンマニア、変態、他人に罪を擦り付けるヤツ、女子アナ気取り、強行犯係の刑事気取り、他人を殴れない奴、こんな奴らが警官を志し入校して来るのだから、篩にかけるのも大変だ。
湿った澱んだ仄暗い空気は前作同様も、前作ほどのエグ味は薄く、ラストの風間では喰い足りず。
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第一話 創傷/第二話 心眼/第三話 罰則/第四話 敬慕/第五話 机上/第六話 奉職
警察官を目指す者たちのための警察学校。それぞれの過去や思惑がプラスにもマイナスにも働く。卒業すれば「完璧な警察官」というわけではないけれど、「一応警察官」にはなるみたい。みんな、頼れるお巡りさんになってね
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前作ほどのインパクトはなかったけれどもやはり面白かった。教場0もいずれ読みます。このシリーズを読むと、映像化する際、風間教官は誰になるんだろっていつも思う。渡部篤郎とかかな。笑
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201712/今回はちょっとオチや理由が強引に思えることが多く、1作目と同じテイストの続編だから仕方ないにしてもこの縛りにとらわれて描いてる感が残念。
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警察学校が舞台のミステリー第2弾。
風間教官の鋭さは相変わらずだが、優しさを感じられるエピソードが増えた気がする。
警察学校に入る人間がこんなに嫌な人間が多いのだろうかという素朴な疑問は浮かぶが、あくまでフィクションと考えることにする。
それでも前作よりも辞めさせ方が強引な印象を受けたのも確か。次作の発展に期待。
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必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の“退校宣告”が下される。総代を狙う元医師の桐沢、頑強な刑事志望の仁志川など、生徒たちも曲者揃いだ。その中でも「警察に恨みがある」という美浦は、異色の存在だった。成績優秀ながら武道が苦手な美浦の抱えている過去とは?数々の栄冠に輝いた前代未聞の警察学校小説、待望の続編!
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一見、理不尽には思える警察学校。医者の免許を取得して警察官を目指す桐沢篤の経歴は面白いし、同期の中では優秀さは飛び抜けている感じです。
風間教官の洞察力や最後に見せる人情はほっとしますね。
最高の報復は自分が幸福になること。
最高の報復は悪い人を以前よりよくしてやること。
一人の警察官がこんな軍隊の様な規律から生まれるとしたら、日本の治安も安泰だなと思いました。
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警察学校の話。2冊目。
やっぱり陰湿な世界。
できれば真っ当な人になってほしい職業だけど
人間だからね。
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シリーズ1作目のレベルを期待すると拍子抜けを食らう。
コレ単体ではそれなりに面白いが、1作目ほどに散りばめられた伏線(すなわち風間の観察眼)にはっとさせられることもなく、登場人物が狂気じみていることもなく。
少し残念。
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かつて強行犯係の刑事で、怪物じみた切れ者だったという風間教官が、警察学校の生徒を相手に、その手腕を発揮する教場シリーズ第2弾。
今回は、不要な人材をはじき出すためにと、ミスした生徒に「退校届」が渡されるという試練に、各生徒が悪戦苦闘する全6話。
卒業式を迎えてしまったこのシリーズ、次はどうなるのか。
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一昨年だったか「教場」の一作目を読んだ時には、その設定と展開の意外さに驚いたものだが、二作目は二番煎じということもあって前作ほどの驚きはなかった。
起承転結がはっきりしていて、読みやすい短編集。
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必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の“退校宣告”が下される。総代を狙う元医師の桐沢、頑強な刑事志望の仁志川など、生徒たちも曲者揃いだ。その中でも「警察に恨みがある」という美浦は、異色の存在だった。成績優秀ながら武道が苦手な美浦の抱えている過去とは?
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新幹線の中でちょうど読了。いろいろな学生の視点で、警察学校の小事件、中事件?を、鬼教官・風間を中心に描いてる。切れ味鋭い心地よさを感じる。
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警察学校を舞台にした連作短編の第二弾。面白かったが、それぞれの話の結末、全体としてのエピローグへの繋がりは第一弾の方がよかった。
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目次
・第一話 創傷
・第二話 心眼
・第三話 罰則
・第四話 敬慕
・第五話 机上
・第六話 奉職
警察に不要な人材をはじきだすためにある警察学校ということだから、前作は読んでいてうんざりするほど嫌な人物や事件ばかりだったが、今作はその反省があったのかわざと人を傷つけたりするような人はあまり出てこなくてよかった。
特に元医師の桐沢の存在がいい。
人をよく見て適切なアドバイスができるのも、医者としての実績があるから。
彼のアドバイスで救われた生徒がいる半面、鬼教官としての風間の印象が薄くなったことは否めない。
だけど、警官を目指す人たちが揃いも揃って正確に問題があるよりはよほどいい。
頭の中にある知識だけでは実際の操作はできないことを思い知る「机上」がよかったな。
実家がホームセンターの熊木の、物の利用の仕方や観察眼が面白かった。