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創薬の小説はやはり喜多さんならではのリアリティにあふれています。
ビギナーズ・ラックで創薬にいどむという話ですが、こんなに都合よくいくかとは思いますが、確率論から言えば、これもありだと思いました。
同期の理沙との関係も、話を面白くしています。
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新薬開発を目指しての話し。上手くいき過ぎだけど熱い思いとそれぞれのキャラがいいね。恋ばなも楽し。 2018.1.22
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235創薬という困難なテーマでの挑戦ストーリーでした。ハートウォーミングから脱却しても、この構成と構築ならもっと読んでみたいです。シビアなミステリーに期待します。
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青春だなー。挫折を味わって、諦めていた人でも何かのきっかけでまた夢中になれるものに出会えるって素晴らしいことだと思う。実際の現場はもっとこんなにキレイなだけではないと思うし、こんなあっさりとは行かないと思うけれど、すごく良い物語を読めてよかったなと思う。
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一目惚れをした女性が難病だったということで治療薬を作ろうと決心した、製薬会社で総務をやっている主人公。情熱だけでどこまで行けるでしょう。難病の家族も、創薬に携わる家族もいる私には、これは本当の夢物語に思えます。でも創薬の仕組みや情熱、損益の事情、ハードルなどとても分かりやすく書かれていて、ストーリーはとても読みやすくラストまで一気に読めました。登場人物が一人一人魅力的に書かれていることも好感が持てます。現実にもこんなことがあってもいいかもしれない、そう思わされるほど気持ちよく読み終えることができました。
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製薬会社に勤める事務員が新薬開発を成し遂げるまでのお話。
難病の治療薬がどうやって出来上がるのかを細かく学べます。
作者が東京大学薬学系出身というだけあり、一般人には知りえない製薬会社の内部までの細かい描写と登場人物に悪人なしといったストレスフリーな一冊。
お仕事小説が大好きなのでおススメ。
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ほぼ1週間で読了。
同業の仕事をテーマにした小説をはじめて読んだが、専門性もあり、エンタテイメント要素もあり、とても面白かったです。やや非現実的な要素もあるのがなお面白みを増していると思いました。創薬研究に冷徹なサイエンスだけでなく、ヒューマン要素が大いに含まれていることが伝わる内容で大満足。自分の仕事の原点、情熱、進むべき道を改めて感じられる作品でした。
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創薬ってそう簡単なものではないのだろう。
必要とする人がいる、すぐに結果を出したい、と思ってもなかなか。
でも、そんな中でも頑張ってくれている人がいるんだろうな。
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中堅製薬会社・旭日製薬で事務職を勤める水田恵輔は、祖父が入居する老人ホームで出会った車椅子の女性・滝宮千夏に魅了され一目惚れをするも、彼女が治療不可能な難病に侵されていると知る。彼女のために自分は何もできないのか。悩む恵輔は、新規創薬テーマ募集の掲示を目にし、治療薬が無いなら創ればいいのだと思い立つ。同期の研究員・綾川理沙を巻き込み準備を始める恵輔だったが、創薬素人の思いつきに対する周囲の風当たりは強く……。
次々と立ちはだかる困難、進行する千夏の病魔、恵輔のひたむきな努力と情熱の結末は――。