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みんなのレビュー265件

みんなの評価3.7

評価内訳

265 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

天上へ登る一冊

2018/02/14 23:57

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

若い頃に捨てた故郷、岩手。老いて一人になったとたん突如、脳内に岩手弁が溢れてきた。そして多数の声と桃子さんは会話する。励ましたり、同調したり、反論したり、滑らかな文調で会話は続く。桃子さんはおしゃべりなのだ。そしていろいろ考える。考えて考えて意味を見つけ出す。自分を納得させるために。意味を見つける人生、私もそうだ。いや人間だからなのかもしれない。どんな苦しみも辛さも意味があれば許せるものなのだ。桃子さんの達観に私は頷く。最終頁、最後の会話は、天上へ登る階段のよう。なんとも美しく全てを総括し荘厳でさえある。

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紙の本

よかった

2018/05/27 23:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

文芸賞選考委員全員が称賛したということですが、素晴らしいと思いました。特に、東北弁の暖かさが、印象に残っています。

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紙の本

おばーちゃんパワー炸裂でした

2018/05/08 22:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ひとり暮らしの桃子さん。夫に死なれ、子どもとは疎遠。新たな「老いの境地」を描いた感動作!圧倒的自由!賑やかな孤独!63歳・史上最年長受賞、渾身のデビュー作!第54回文藝賞受賞作。この小説は,玄冬小説(=「歳をとるのも悪くない」と思えるような小説)というもの(青春小説との対比)らしいです。ストーリーばかりでなく,私的事象、各地域のネイティブな話しことばの機能について考えさせられました。

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紙の本

現実が重なってしまって・・・

2018/08/02 21:56

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

いけない、いけない、いけない。88歳の母と二人暮らしです。自分が読んでおもしろかった本、読みやすい本は、母にも勧める。でも、こればっかりは・・・。とても読ませられない。だって、母の今が重なりすぎる。泣きそうになる。母が近くにいるときはとても読めない。日本全国、これから、同じような光景がたくさん広がってしまうのだろうか?切ない。

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紙の本

凄い

2018/02/14 19:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る

東北弁がやさしい。

胸が詰まる。

息苦しい。

滂沱の涙。

迫る死。

暖かい。

亡くなったおばあちゃんに逢いたい。

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紙の本

幸せな孤独

2018/05/20 06:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦後の日本を体現したかのような、ひとりの女性の生きざまが感動的でした。自分らしい最期を迎えることについて考えさせられます。

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紙の本

味わい深い作品

2018/02/08 20:35

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は、ちょと読みづらいのかなと思いましたが、主人公の過去が語られてからは、一気に読んでいました。微妙な心が東北弁で描かれ、それが心地よく響いた。

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紙の本

玄冬小説

2019/02/28 23:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:千那 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルからお察しのとおり、主人公の桃子さん、なかなかの東北弁でございまし
た。
玄冬小説というジャンルは初めて知りましたが、なるほど、年をとるのも悪くないか
も。

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紙の本

温かい気持ちに

2018/09/28 09:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まおり - この投稿者のレビュー一覧を見る

ひらがなの続く文章に年老いた主人公の心が表れていた。
孤独のようで切ない思いだったが最後の章ですべてがほっこりした。
自分の老後、家族、これからどう付き合おうかと考えさせられた。

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電子書籍

おらはどこへいぐのか

2018/02/06 21:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヨッシー - この投稿者のレビュー一覧を見る

今年イチニを争う 話題作「おらおらでひとりいぐも」読了。テーマは「おら」なのか「おらひとりで」なのか、「いぐも」なのか?読み始めは東北弁につっかえていたが、読み進むうちにそれにも慣れる。最近は比較的ライトノベル中心に読んでいたのだが、久しぶりに骨のある作品を読んだと感じた。ラストは言えないが、最終的に「どこへいぐのか」がテーマと感じた。

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紙の本

面白かったです

2020/12/21 20:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る

夫を亡くしひとり暮らす74歳の桃子さんが、頭の中で作り出した人たちとの会話を通して人生を見つめなおしたり、これからのことを一緒に考えたりするお話です。非常に抒情的で、老女の孤独がひしひしと伝わってくる物語でした。

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紙の本

方言に慣れればあっという間に読める

2020/02/13 23:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る

圧倒された。ページ数と心の揺れは比例しない。薄めの単行本なのに、ぐらぐらと揺さぶられる。自分が結婚するかはわからないが、桃子さんの人生を自分のひとつの終着点の可能性として読んだから余計に。最初は東北弁に馴染みがなく読みづらい(方言がこんなに出てくる本は初めて読んだ)が、1/3を読み終えるとあっという間。愛、愛、愛。子どもへの愛。夫への愛。それを遥かに凌駕する自由への羨望。自由が第一。自分より大切な子どもはいない。ぐさぐさ、ぐさぐさ。この歳になってようやくわかる。「親」も「祖父母」もひとりの人間なのだ。

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紙の本

ぶつぶつと脳内をかき回す小説。

2018/11/20 19:07

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投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

百年泥とともに文藝春秋で読みました。
選評も納得するものが多く、最近の芥川賞受賞作の傾向が
変わってきたことがよく分かります。
前衛的なものを無理してまで取らなくなり、
読みやすくなったと思います。

この回の受賞の二作品は、共通点を感じます。
自分の精神世界を徹底的に見つめているところです。
著者の実生活を色濃く反映している点も一致しています。
つまり等身大で、奇をてらわない自然体の作品だと思うのです。
しかし題材が精神世界と現実世界の混沌なので、
物語性よりも個性が際だつ感じがします。

特に百年泥に対して、選者の中にはマジックリアリズムを指摘する
声もありますが、用語に踊らされないほうがいいと思うのです。
不思議なことをそんな世界なんだと思って読めば、
楽しめるように思います。

わたしは、百年泥もおらおらひとりでいぐもも、
本質的につながっていると読みましたので。

川上弘美さんがこんなことを言っています。
芥川賞候補作を読んでいると、すべてのものにあてはまる
普遍性を感じることはめったになく、弧である存在にあてはまる
非常に独特なさまを描こうとしている作者がほとんどとのこと。
それなのに、なぜか小説のなかに普遍というものが
あらわれてしまっていると、たいがい芥川賞を受賞するようです。

この作品は、夫に先立たれた桃子さんが、心のなかに住む
記憶の人たちや自分自身と対話していくことで話が展開していきます。
桃子さんというベースとなる人格の中に、小腸の柔毛突起のように
大勢の人たちが住んでいると考えています。

おらは、おらはと東北弁で脳内思考を書き連ねたり、
記憶の人たちに語らせたりしています。
桃子さんの中の「おら」という部分に、無数の人が語りかけ、
作用し、心が形となっていくことが分かります。

先立たれた夫が好きで好きで、相手のためにと滅私奉公の
気持ちでいたつもりが、よくよく考えると自分のことばかり
考えていたという思いに行き当たったりしています。

ぐるぐる、ぐるぐる。思考が渦を巻いています。

余分な装飾を外した後には、純真無垢な心の記憶が
息づいていたのです。
そういったところに、確かに普遍を感じた作品でした。
読むなら文藝春秋がお薦めです。選評が素晴らしいです。

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紙の本

父から同郷の筆者の作品購入を頼まれた。

2018/10/16 10:07

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:男児の母 - この投稿者のレビュー一覧を見る

両親が読み終わったので、貸してもらう。
岩竹作品、初読。
ズーズー弁も世界観も読みづらく、前半は、なかなか入り込めなかった。
後半は、主人公:桃子さんに共感していった。
不思議な本だった。

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紙の本

物足りなかった

2018/06/26 18:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

少し中途半端かなと感じました。

老いに伴って死を意識していく主人公の様相が描かれていくが気になった点がふたつ。

先ず、当初 余生にいじけた心持ちであった主人公が前向きになった時のきっかけが描かれていなかった点。そこはとても重要なところのはずなのに無くて、おいてかれた感がありました。

次に気になったのは話の締め方。
余生を楽しんで前向きな様は気持ちはいいが、キチンと最期まで描いて欲しかった。死に至る直前の心の機微まで細やかに表現して欲しかった。人の人生に正面から向き合うなら最後までと思うが、途中でなんとなく終わらせてしまった点は残念。
人の死が好きなわけではないが、死にざまは生きざまでもあると思う。終末に至るまでの心の機微を赤裸々に描いて欲しかったが、多くの人の目に受けいてられる大賞を目指すには難しい話か。キレイごとではなく、人の生きるリアルを描いて欲しかった。

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