紙の本
ほっこり
2022/08/12 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても読みやすく、優しい感じの本でした。
猫ちゃんの性格が、なんかひねくれてるんだけど、頭は良くて、なんとも憎めない
性格してる…飼い主との以心伝心感が感動します!
猫ちゃんと飼い主の旅が描かれています。
最後の結末には衝撃でしたが、
温かくほっこり…という感じでした。
投稿元:
レビューを見る
体調を崩してなかなか本を読めない。
読書用に通勤で電車に乗る時間を確保するために、わざわざ会社からある程度離れた場所に住んでいるのに仕事を休みがちで読めないのと、毎日飲む薬の影響で文字を追えない。
集中力が続かないのと言葉の意味が頭に入ってこないからストーリーを追えない。
マンガですら難しい。
で、二ヶ月近くかけてようやく読み終えられた作品。
人間目線と猫目線が入れ替わる展開。
動物が語る(別に人間と会話を交わすわけではないが)のってあまり得意ではないので抵抗があり、それがファンタジーじゃなくて現実の話となるとなおさらと思っていたが、そんな思いを覆された。
たぶん、動物がサブキャラクターとして登場しているのではなくて、必要不可欠な存在として、しかもタイトルの猫に関しては主人公であり主人公の半分。人間の主人公との一人と一匹がセットであることが重要であるからこそ、それぞれの動物が話すことでその性格や個性がわかって、お話の中に入っていける。
元々は児童書。
でも、十分大人が読んでいろいろと感じられる作品。
途中からラストを感じさせる展開にしながらも、良い意味で裏切ってくれた。
見事に泣いた。
いつものように帯に触れると、読む前はそこまでの違和感もなく、メインコピーの下の文章と合わせて前向きなお話なんだろうなと感じたけれど、読んだ後でもう一度この帯見てみると、なんか違う…。
抜き出す言葉の問題なのか、デザインの問題なのか、、サブコピーとの組み合わせなのか。
僕としては、強さの後ろ楯になっている優しさを押し出して欲しかったなぁ。
で、レシートと一緒に出てきたこの紙はどうやって使うものなんだろう?
説明必要じゃない? 三省堂書店 さん。
投稿元:
レビューを見る
猫目線で語られる旅物語?
なんて感じで読み始めた。
私は猫を飼ったことがないので、なんて頭がいいんだろ。と感心しつつ、読み進める。
…哀しい物語を予感しながら…
サトルとその友人達との温かい関係。
おもしろくてグイグイ引き込まれ、後半は涙しながら。
不器用なノリコの温かさ。
もう号泣です。
私は泣いてしまったけど、決して哀しい物語ではありません。
投稿元:
レビューを見る
基本的にはのんびりした本。旧友に会うたびに主人公のことが分かっていくのが面白い。猫の視点、人間の視点、現在、過去がちょうど良いバランスで描かれていた。動物にも思うところがあるのだから優しく接しないといけないね。
投稿元:
レビューを見る
ぼくは諦めない。ハッピーエンドが待ってるんだ かぎしっぽのオス猫・ナナは、事情があって自分を手放さなければならなくなった飼い主のサトルと旅に出る。銀色のワゴンで各地を巡り、懐かしい人々と出会ううちに、サトルが抱えた秘密が明らかになり―。
投稿元:
レビューを見る
有川浩著「旅猫リポート」
ポップな感じのカバーイラストとタイトルから、明るく軽快な猫好きさん向けの作品と思い込んで読み始めたのだけれど。
愛猫ナナを引き取ってくれる友人を訪ねる旅は、本当はナナの飼い主サトルの人生に関わった人々に感謝を伝える旅だったのではないのか。
人の一生を、この場合猫の一生もであるけれど、輝かせてくれるのは必ずしも血を分けた人々ではなく自分と心を開き合うことができた人々なのだろう。そんな人々と繋がれるためには自分自身が人々のことを思いやれることのできる生き方をすること。
読み終えた後、人生を爽やかに終えることの重要さを感じる。
さらに思う、この旅猫レポートの書き手は飼い主であるサトルなのか猫のナナなのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに読んだ有川浩さんの本。
猫好きの御主人サトルと元野良猫ナナの絆が、二人の旅を通して描かれる。
その旅は、素敵な時間を共有する物理的な移動の旅であり、過去への時間と記憶の旅であり、思い出作りの旅であり、心の整理の旅であり、来たるべき運命を受け入れるための旅である。
物語としては、容易に想像できる展開ですが、散りばめられたストーリーは秀逸で最後まで楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
読んでいてこんなに心温まるのは久々。最後の章は涙でなかなか先に進めなかったけど、読後はしっかり2人の旅を見つめることができて微笑ましい気持ちになった。何度でも読みたくなる名作。
投稿元:
レビューを見る
サトルと旅に出た猫のナナ。猫を引き取ってもらえる先を探して一人と一匹の旅は続く。友人を訪ね歩く旅はサトルの生い立ちを少しずつ見せてくれる。どうしてサトルばかりそんな目に会うのかという周りの嘆きを吹く風に流してナナのレポートは続く。人の都合に振り回されずに思いのままに生きていくナナ。潔くきっぱりと生きていくナナを見習えるだろうか‥‥
投稿元:
レビューを見る
先の展開を想像してしまって、読み進むのがコワくもあった。
「やっぱり」という想いと、「その後」の切なさと。
生き物と暮らしている者としては、精一杯の愛情を注ごうと決意を新たにするばかりだ。
投稿元:
レビューを見る
ようやく読み終わった……、というのが第一の感想。泣かせる系の話は、なかなかページをめくる手が進まないので。
主人公(主猫?)ナナの視点で描かれ、並行して人間の視点でも描かれる。猫の視点っいうのも面白い。何とも微笑ましい。
投稿元:
レビューを見る
悟とネコのナナ。
旅を通して、今まで生きてきた悟の人生を少しずつ共感していくナナ。これからのナナの行く末を探していく、悟。
悟とナナの人間⇆ネコの間柄を超えた深い絆を感じたとってもいい作品。久々読み終わりたくないと思えた大好きな本でした。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの有川浩。
途中から、え!?まさか、、、となり、、、。
でも読後感は爽やかで、ポロっと涙、という感じ。サトルもナナも、ノリコも友人もみーんな、良かった。
投稿元:
レビューを見る
2月22日猫の日に、読み終わったのは偶然
この前亡くなった、佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを
受け継い有川浩さんらしい、優しく暖かいライトノベル
サトルと猫のナナのやりとりに、何度もキュンと切なくなりながら
最後は、涙が止まらず、、、
絵本にもなっているので、誰かにプレゼントしたくなるな
投稿元:
レビューを見る
良作品。有川さんの作品には基本ハズレはないと(思っている)けれどやはり良かった。恋愛系ではないけれど感動させられる。途中で展開が読めたのに最後うるっときてしまった。