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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
見かけと異なって相当に本格的な大河歴史小説である。時代考証面でも随分本格的である。しかもラノベの体裁をとっているためか読みやすい文体なのがとても嬉しい。
もっとも主人公にこれと言った弱点がないのがかえって物足らなく思われる。
ただ宗教との関わり合いの点では??がつく。叡山焼き討ちの決定には、近親.近臣たちとの間でもっともっと論争があるはずなのに結構あっさりと実行してしまっている。
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すごく面白かったです。
ネット読了済みですが、改めて二巻の後のストーリーを三日かけて読み直してしまいました。
纏めて読むと一層楽しいです。
1561年六角から小夜が嫁に来てから、比叡山焼き討ち・将軍義輝の暗殺まで。
『外伝Ⅲ 切られた縁、繋がれた縁』嫁入り前の小夜の気持ち。浅井から出戻り引きこもっていたい。
『外伝Ⅳ 切所』坂田郡の国人視点。六角の後継ぎには迷惑してる。朽木にこっそり援助を頼もう。
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朽木基綱はますます勢力範囲を伸ばしていく。浅井を打ち破り、六角の分裂の間に坂田郡を吸収し、今浜(長浜)に城下町を造る。さらに敦賀を手に入れ、加賀一向宗も退け、越前まで手を伸ばし、百万石となる。なんと比叡山焼き討ちも行うのだ。信長と手を結び、墨俣城建築のヒントを与えたりする。明智光秀や竹中半兵衛や武田の国人たちを次々と配下に入れる。しかし、重視しているのは、石鹸、綿花栽培、清酒製造、鉄砲製造などの興業であり、交易である。明や蝦夷とも交易する。関所を排していることもあり、商品も豊富なので、商人たちがたくさん朽木領内を行き来している。銭で兵を雇う。一見、非常に順調だが、いろいろな駆け引きも駆使している。その辺のことも詳細に描写しているので、読んでいて非常に面白い。一つ年上の小夜(13歳で嫁いできて今は16歳か)とのやり取りもほのぼのしていていいね。
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国も栄それに伴い敵も増える
忍びを使い情報をたくみにあやつり状況を有利にするのはさすが
また、信長同様、農民を大切にするところもいい
幼子だと思ったらあっという間に大きくなった気がする