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紙の本
南極を舞台に壮大な歴史的謎を絡めたスケールの大きい傑作冒険小説。
2020/09/27 13:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
南極を舞台に壮大な歴史的謎を絡めたスケールの大きい傑作冒険小説。南極舞台だけでもワクワクするのに、戦中戦後を通じてナチス・ドイツに友好的だった南米諸国の陰謀が絡んでの構成は実に説得力も有る。実際、ナチスの大物が逃亡・潜伏先として南米諸国を選んだことは良く知られた事実であり、それを題材にした作品もあるが、それを南極大陸に眠る高品位金鉱脈と結びつけて南極大陸自体に持ち込んだ着想に敬服でした。複雑な歴史的流れを幾つかの謎を残しながらも判りやすく明かしていく、構成・展開も流石である。共産化への懸念から度々クーデターで軍事政権が君臨して政情不安を招いていた南米諸国の社会情勢なども巧みに利用してる点も興味深い。まさに一気読みの面白さでした。
紙の本
極点と極限に挑む者。
2008/04/15 17:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
「極点飛行」のタイトルを見ただけで、なるほどそうきたか!と胸が躍った。
現代における冒険小説の代表作家、
笹本氏が今度舞台に選んだのは南極であるかとピンと来る。
と同時にこれまでの舞台と比べても、
圧倒的に劣悪かつ極限な場所である事を思い、
かの地にに展開する物語に思いは馳せる。
これまでの作品も物語の作りが非常にしっかりしていた感があったが、
この作品の書き込み具合は、これまでの非では無い。
南極圏に隣接するチリやアルゼンチンといった各国の政治的・
歴史的背景が、恐ろしいほどに調べ上げられ絡み合わされ、
物語にこれでもかと真実味を与えている。
そこにナチスの亡霊とネオナチが絡み、
過去に封印された黄金伝説が蘇ってた来た時。
それを狙ったハイエナが、南極圏に次々と集まってくる。
この地を愛し、仲間を愛する者達がそのハイエナ達に立ち向かうが・・・
後ろに控えるあまりに巨大な組織が姿を現した時、
目の前に吹き荒れるのは、ただ絶望の嵐だった。
近年まれに見る、読み応えたっぷりの一作。
「疾走感」よりも「重厚感」にどっつりと浸りたいあなたに、お勧めです。
紙の本
過酷地
2015/03/19 14:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
南極という低温で閉ざされた過酷な場所で繰りひろげられる冒険小説だが、笹本氏の小説は自分にとって多分一生行くことのない場所でも行った気にしてくれる魅力がある。『天空への回廊』のエベレスト、『還るべき場所』のK2、この小説の舞台である南極。どこも人間の生存をも否定する場所に連れて行ってくれることに感謝します。
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