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月の満ち欠け みんなのレビュー

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一般書 157(2017上半期)直木賞 受賞作品

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みんなのレビュー318件

みんなの評価3.7

評価内訳

308 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

パズルの完成する快感

2017/04/25 15:06

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:obandegans - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐藤正午の新刊「月の満ち欠け」を読んだ。傑作です。初め奇妙な話の連続に読み進むのが怖く、それでも複雑な構造にグイグイ引き込まれ、リアリティのある描写に怪奇譚が息付き、破綻無しに全ての伏線が回収された時に大いなる感動。一気読みで涙しました。

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紙の本

螺旋階段の踊り場で

2017/08/04 11:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高橋波子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ごくごく平凡な男が平凡な生活の中でときおり垣間見る不自然現象は人間の心の奥底に広がる草むらのような山林のような場所を歩く中で体験したり感じたりするものであろう。一つ一つを全身で受け止めることもせずに、仕事やそれがらみの野暮にかまけて家族を受け流すこともしばしばで、それが取り返しのつかないことになったりもする。そうして人は老いていくのだろう。楽しみも悲しみも繰り返し訪れ、中島みゆきが歌う時代のように笑って話せる日はなかなか来ないものである。僕がこの「月の満ち欠け」を支持する理由はやはり愛の物語だからだろう。主人公の小山内堅(つよし)と妻の梢のラブストリーが全編を結果的に支えており、小山内の娘である瑠璃の既視感のような現実をそれぞれのるりと哲彦(あきひこ)が螺旋階段を登ったり降りたりする。いくつかの踊り場で一息つく余裕がそこに与えられていて、例えば僕は涙する。いい小説を読ませてもらったと、閉じた本に頬ずりするのである。

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紙の本

直木賞の性格を揺るがす事件のような作品

2023/03/29 16:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第157回直木賞受賞作。(2017年)
 佐藤正午さんが受賞されて、正直驚いた人も多かったのではないだろうか。
 何しろ佐藤さんといえば、『永遠の1/2』でデビューしたのが1983年。この作品で「すばる文学賞」を受賞した当時気鋭の新人作家だった。
 あれから30年以上経つ。その間も作品を書いてこなかった訳ではない作家だから、選考委員の一人浅田次郎委員のいう通り「熟練の作品」であり、「他の候補作とのちがいは相当に歴然」なのも、至極当然だろう。
 だからといって、何故この時に佐藤さんが受賞するのか、これは直木賞という文学賞の性格を余計に曖昧にした事件のように感じた。

 作品は「生まれかわり」をテーマにしているが、作品の長さを気にしなければ、内容的には芥川賞向きのような思えた。
 さらにいえば、これは多分一読者の偏りといっていいだろうが、村上春樹さんの初期の頃の文体にとてもよく似ていた。
 村上春樹さんが『風の歌を聴け』で「群像新人賞」を受賞したのが1979年だから、佐藤さんはほぼ同世代の作家といえる。
 時代の匂い、時代の風がよく似ているということだろう。

 選考委員の中には「後味が悪い」とか「不気味な作品」と選評に書く人もいたが、決してそんなことはなかった。
 ただ、2016年公開された新海誠監督の『君の名は。』に、あれは時空を超えた「入れ替り」だが、とてもよく似ていた。
 つまり、「生まれかわり」であろうが、「入れ替り」であろうが、愛する人とはどこかでつながっているということだろう。

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紙の本

うまい!

2021/05/26 19:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

どんどん先を読みたくなり、後半になると「えっ、もしかして…」とバラバラの話の繋がりが浮かんできて、そして終わり近くなると読み終わるのがとても残念になるタイプの本です。

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紙の本

愛する人に合う為に。

2017/10/14 19:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「瑠璃」と言う名前で繋がる少女たち。彼女たちの目的は一つ「愛した人に再び会うため」。
娘の変化に戸惑う親、受け入れる親、巻き込まれる周辺の人々など、読み進めるにしたがって関係が複雑になって行くのか面白かったです。

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2017/04/19 22:16

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2017/08/23 17:22

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2017/05/13 09:20

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2017/12/31 16:19

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2017/06/02 11:31

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2017/06/07 16:33

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2017/06/04 14:49

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2017/06/15 21:42

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2018/09/29 04:53

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2017/06/23 13:10

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