紙の本
再生請け負います
2019/06/22 11:46
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投稿者:MK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマを見た後に、原作とどのように違うのか気になった。ちょっとTV用に細かい設定を変えられていたが、読み応えのある内容で、一気に読み終えてしまった。
紙の本
人生に七味あり
2019/03/24 14:55
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公樫村徹夫は、WBJ銀行で、企業再生を担当していた。しかし菱光銀行との合併で、立場の弱いWBJ銀行出身者は左遷の憂き目に遭っていた。樫村も例外ではなく、カード会社へ出向となった。これ以上銀行にいても明るい未来は待っていないことを悟った柏村は、銀行を出ることにする。そして「うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ」の人生の七味を味わいながら、飲食チェーン店DFSを再建することになった。
前オーナーの結城がフランチャイズ販売という麻薬に嵌ってしまい、実態としては債務超過の状況になっていたDFS。ただコストカットすればよいだけでなく、従業員に夢を与えるために再建するのだと目的を得た樫村。銀行出身の大友前社長や樫村と同期の宮内、WBJ銀行に残っている杉山課長や菱光銀行出身の若手斉藤といったDFSを食い物にしようとしている金融屋相手に戦う。
北京秋天の収益改善はご都合主義的な部分が感じられるが、その他は特に違和感がなかった。ただし、本来はもっとドライにならなければダメな企業を蘇らせることはできないのではないかとも思う。結城に恋をしていたために結城のためにと色仕掛けをする十和子や、銀行時代の嫉妬心でずっと敵視してくる宮内など、登場人物も面白い。終わり方は気持ちの良いハッピーエンドだ。
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のしかかる七つの試練に、どうなる第二の人生!?
順調にメガバンクの出世コースを歩んできた樫村徹夫は、送別会の帰り道「人生、七味とうがらしだね」と、辻占師に不吉で不可解な言葉をかけられる。綻びだらけの企業再建を託された男が、組織改革に挑む!
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銀行に居場所がなくなり転職し社長になった樫村の不器用で誠実な人柄で様々な困難を乗り越えていく点が面白い。正直カッコ悪いけどひと事ではないところが読む人を楽しませてくれる。
信頼できる人、あの人の為に、行動する人がいて心温まる。
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銀行員から飲食チェーンへ。
絶体絶命の危機からのし上るのはやはり人間力だ。
「人生、七味とうがらし」とはよくいった。
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ある占い師に言われた言葉は「人生七味唐辛子」
メガバンクの合併を機に銀行から転職を決めた樫村の転職先は飲食業界。
しかし前オーナーがフランチャイズ権を金融商品のように売却、無理な資金繰りを繰り返した結果、債務超過は膨れ上がっていた。
前オーナーに続き、投資会社から来た社長も逃げ出し、ついに社長を務めることに。
妻に言われた通りまさに貧乏くじであった。
樫村は融資元や銀行に頭を下げ、目にしみる辛さを味わっていく。
迷い、悩み、誘惑を断ち切りながら、社員の夢と笑顔のために樫村は正義を貫く。
会社に勤める私たちが本当に求めるべきものは何か。
結果が見えない時に、自分の正義を信じ続けられるか。
人生を七味のきいた深い味わいにする勇気があるか。
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読みやすく引き込まれる内容だけど
これだけ銀行ものがもてはやされちゃうと辟易意味。主人公が真面目すぎ。隙があってダメダメな人との対比が露骨だったかな。
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誠意は必ず通じている。何が成功で何が失敗かは誰にもわからない。ただ誠意をつくすこと…
人生、七味唐辛子、うらみ、つらみ・・・も何がスパイスで何ご辛いかもわからない。結局は自分次第かな。
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「人生、七味とうがらし」
うらみ、いやみ、つらみ、ひがみ、ねたみ、やっかみ、そねみ。この七味で、人生に深みが出るのか、ただただ辛く酷い味になるかは己次第。
順調にメガバンクの出世コース歩んできた東大出身のエリート。そんな最中、メガバンクの吸収合併を機に、飲食チェーンのCFOに抜擢される。
しかしその実態はフランチャイズを拡大し過ぎ、権利金で資金繰りを自転車操業という綻びだらけの会社。そんな企業を再建すべく東奔西走する。
企業は現場で働く従業員たちのものという、触りだけ耳にすると随分と形骸化された表現だが、そこは江上氏の手腕。
爽やかな読了感を得られるが、現実はよ...と憂いを帯びる気がしてならない。
小説の醍醐味か。
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・元銀行員の樫村徹夫が企業再生のため奔走する物語。謎の占い師からの助言が所々にあり、いいアクセントになっている。
・樫村の、企業を再建させたいという熱い思いとは裏腹に各方面から幾度となく邪魔が入り、絶望に追いやられる。読みながら上手くいかない局面に何度もウズウズし一緒に悔しい報われない思いもするが、最後にはすべてスッキリする。爽快な気持ちで読み終えることができた。やっと報われたという思いにうるっとした。
・物語のしっかりした構成や、登場人物の面白さだけでなく、飲食業という業界の厳しさやフランチャイズ、M&Aなど業界知識も学べる(本書に解説も入れてあり読者を置き去りにしない)
4.3.5
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読みやすかった。
半沢直樹的なストーリーで分かりやすく嫌な奴が出てきて、最後に勧善懲悪なストーリー。
少し都合が良いかなと感じでしまった。
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銀行マンが飲食ビジネスの社長になって
企業再生に奔走する話。
展開とか、ラストの大円団的なこととか、
そういう部分は好きな内容でした。
強いて言えばタイトルかなぁ。
こういう作品のタイトルは難しいと思う。
だから、仕事系作品は
島耕作とか主人公の名前が
タイトルに使われるのかもなって思った。