紙の本
他と比べると軽め
2016/02/27 10:32
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投稿者:こばよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大前さんの本の中では軽く読める印象を持ちました。
他の著者であれば、もう少し突っ込むだろうなというところで止まっています。
大前さんの体験がそのまま載っていることと巻末のインタビューが良かったです。
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米国人の妻と二人の男の子。仕事はとても忙しい。
そんな中での大前家の子育ての基本方針とは。
内容的にはあまり一貫していないような感じ。レールを敷いた上を走らせるのではなく、子供たちのベクトルの向いた方向にレールを敷いていく、というように子供の興味や関心を伸ばしてやるということは普通の育児書にも共通していることだし、、、ちょっと独りよがりだったり親バカぶりが目についたりする部分は多いが、まぁ、ご愛嬌か。
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大前家の子育て論。
あの大前さんの家族って?子育てって?
まずそこに興味津々。
そんな難しいことはないけど、確かにそうだよね、というためになる話。
・家族との時間を確保する
仕事よりも優先する場合もある
・子どもとたくさん遊ぶ
・食事の時間は、テレビをつけない
テーマを決めてディスカッション、プレゼン
・家族内で投資の運用益を競う
・悩むことによって解決できる問題はない
一所懸命に考える以外に解決策はない
・会社の問題を家に持ち込まない
・「自分」「家庭」「会社」「国家・社会」に対する責任を教える
まず、「食事の時間はテレビをつけずに家族と会話をする」ことから実践してみようと思う。
子どもができたら、基本的に自分の好きなことをさせて、「責任」の話をしよう。そして、子どもと一緒に遊ぼう。
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こういう本を書いているとは知らなかった。
しかも成人した息子二人が感想を書いている、という
点でもなかなか新しい形態の本。
「家族の年間計画」を何よりも優先
小遣いを廃止し、「家庭内利権」を与える。得意分野で稼がせる。
家族旅行の計画を子供に立てさせる。
サマーキャンプに参加させてリーダーシップを学ばせる。
四つの責任:自分、。家庭、会社、国家・社会に対するもの
家族の食事中はテレビを消してコミュニケーションの場に。
ディスカッションも。
家族のために時間を費やす。
おふくろの悪口はおやじが許さない
相手にとって、経験したこともないどうしようもないことについて
息子が攻め立てた時は激しく怒った。
宵越しの怒りと悩みは持たない。
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大前研一の実体験を交えて書かれた家庭教育論。文庫化されるにあたり二人の息子さんへの特別インタビューも収録されている。息子さんから見た父親である大前研一への評価も面白いと感じた。
私が印象に残ったのは3点。
1点目は「自分がつくったもののなかで、もっとも重要なものは家庭だと考えています。中略、家庭がしっかりしていないのに、外に出て日本をよくしようとか、会社をよくしようとか、お客さんの会社をよくしてあげますよなどということは、おそらくできないのではないかと私は思っています。」(p177)
⇒超有名コンサルタントで、めちゃめちゃ忙しく、家庭を犠牲にしていてもおかしくない方だと私は思っていたのですが、もっとも重要なものは家庭だと考えていることに衝撃を覚えたし、自分もそうしたいと思った。
2点目は『子供に教えるべき「4つの責任」、自分の人生に対する責任、家族を持ったら家庭に対する責任、会社に勤めたら会社に対する責任、日本人として国に対する責任、さらには社会・世界全体に対する責任』(p19)責任とは言い換えれば他者を思いやることも言えます。自分一人だけで生きているのではなく、人とのかかわりのなかで生きていることを自覚し、自分の役割を果たすということです。(p123)
⇒子供の教えるべきという見出しでしたが、私自身が4つの責任を自覚していただろうか?と教えられた。
3点目は『愛情は時間ではかれる、妻や子供をいくら大切に思っていても、家に帰るのは、いつもみんなが寝ているというのではダメ。自分の時間をどのくらい家族のために割けるかが、愛情の基本』(p32)
⇒人生は時間の積み重ねですね。今後は家族との時間を大切にしたいと思いました。
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約15年前に発売された著書の復刻版。当時、大学生・高校生だった息子たちが、今は立派に成人しており、あらためて父親の教育を振り返る、という付録がついています。これがまたいいこと言っています、息子さんたち。まあ、僕と同い年くらいなんですけど。マッキンゼーのディレクター時代、相当忙しかったにも関わらず、家族に深く関与していた大前さんのエピソード。どれも読みごたえあります。もっと頑張らねばという気持ちになる一冊です。
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改題前の『親が反対しても、子どもはやる』は単行本のときに読み、文庫版が出てまた読んだので今回で3回目…なので、目当ては(読みたかったのは)本文よりも巻末の大前創希さん、大前広樹さんのインタビュー。w
子育て論の成果(?)をご本人たちの弁で振り返るというのは興味津々でしたが、面白かった。
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大前研一さんが自身の子育てについて書いた本。初版は15年前で、最近復刊。現在三十代になられた、当時高校生くらいの息子さんたちへのインタビューがついています。
当時子どもの側からは反発していたようなことも、自分が親になると感謝に変わる、ということは誰でもあるのでは。
この本を読んでも思ったのですが、子育てってどれだけ自分の子どもを信じられるか、別の人格と思って尊重できるか、ということがひとつのテーマな気がします。そういう意味で、自分の両親と著者は共通してるかな。自分はまだまだこれから修行です!
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伸が買ってきたらしく、彼が出かけている隙に1時間ほどで読了。
巻末に実際に育てた「作品」である息子二人のインタビューが載っていたが、それが一番面白かった。
親の意向とは関係なく、育つもんは育つんですな。
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「いま勉強しなかったら将来たいへんになる。いまの勉強が将来を決めるのだ」という言い方をしてしまいます。しかし、それは違うと思います。もし、勉強したくないのならば、「一年間放浪の旅にでてごらん。アルバイトしながら日本中を巡ってみるといい。それでまた勉強したくなったら戻っておいで」といってみたらどうでしょうか・・・
・・・いま、振り返ると、小学、中学、高校と無遅刻無欠席だったことで何になったのだろうか、と。笑。上記の考え方には激しく共感です。自分もおもろいバイトをしていたことが、いまに役立っているし。貧乏旅行をしたことが価値観形成、常識崩壊に役立ったし。
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子育ての目的は一生一人で食べれるようにすること。自分、家族、社会、会社の4つの責任を果たす事。
14年くらい前に書かれた本の復刻版のようです。今回は巻末に二人の息子さんのインタビューが入っていて、親の視点とそれで育てられた息子さんの視点、長男さんは既にお子さんがいると言う事で、親となった子供の視点も入っているのが面白かったですね。
大前さんといえばあの時代のエリートなので家や子育ての事は奥さんにまかせっきりなのかなーと漠然としたイメージがありましたが、家族に対してもちゃんと接してたんだなーと感心してしまった。
国際結婚だったんですね。
やりたいことはやれ、勉強よりもゲームのほうが参考になる、と、お子さん二人ともいわゆる学歴エリートに育てていないんですよねー。
いやー、自分の子供が中学中退したい、大学中退したいって言い出したら認められるかなあ。。。
規格内に収まってもしょうがない、今の時代(って書かれてたのは14年前だけど)学校教育は時代にあってない、と頭ではわかっていてもそこまでふりきれるかどうか自信がないなあ。
まあ、親が有名人でしかもハーフで目立つって要因も、子供自身が規格外?にふりきれやすい要因な気もするけれど。
家庭内で子供のほうが親より得意な領域を作ったほうがいい、子供一人ひとり違うんだから何が得意なのかちゃんと見る必要がある、ってところは納得です。
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大前さんは仕事人間ではなく家庭でも子育てにかなり熱心な父親ですね。それも責任の一つなんでしょうね。
子どもの個性、適性をしっかり見極めて導ける様に家族全員で努力したいものです
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とても15年前にかかれたとは思えない内容。まさに今これからの子育てに求められる内容が書かれています。さすが大前さん。。。"ママ、一人でするのを手伝ってね"実践編&後日談つきという感じです。なかなか、この通りにはいかないけど、常に念頭において子どもと接したいですね。
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私がこうしたいと思っていた子育てがさらに明確になりました。
「自分に対する責任、家族に対する責任、社会に対する責任、余裕がでたらさらに大きい社内に何か貢献する」ことを鉄則として、それが理解できれば何をやりたいかは子供に決めさせる。
これに全てが集約されていると思いました。
子どもが自分で考えて、決めることを日々の生活の中で伝え、親がそれを全力でサポートすることをブレずに実行したいと思わせてくれた本です。
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[読んだ理由]==================
本を紹介するメルマガで進められているのを見かけた。この著者の子育て本っていう異色さが気になった。
[読んだ後の感想]==============
(なかなか大前家のようには行かないけど、)子供に自分で考える力を付けさせる、子供に責任を取らせる、親の成功体験を押し付けないとか、原則にはとても共感。
[読書録]======================
■少し眺めのプロローグ
教育というものに対する考え方を変える。「あれはするな、これはいけない」と子供を枠に押し込め、そこからはみ出さないようにしつけることが教育なのだと思っていませんか。私に言わせればそれは「調教」であって、自分で考える力を持たせる教育とは似て非なるものです。
子供の自立心とマネー感覚を磨くには、小遣いを廃止し、代わりに「家庭内利権」を与えることをおすすめします。例えば、家の窓掃除をアウトソーシングすると5000円なら、親はその利権を息子に与え、業者が磨いたようにピカピカにしたら5000円を払う。
がっっこうでは同学年の集団経験はできても、年齢差が大きな集団の経験がなかなか出来ません。其の点、サマーキャンプなどはまさに雑多集団での生活を体験できるのでオススメです。
■1.愛情は時間ではかれる
私は、愛情の基本は時間をどのくらい家族のために作るかだと思っています。言葉だけで「愛しているからね。済まないな。お前」などと言っているだけでは、ダメなのです。家に帰ってくるのはいつもみんなが寝てしまってからで、家族とろくに話をしないのでは意味がありません。仕事、仕事で三十代、四十代と家族のために時間も割かず、会議も不在のままにしておいて、年をとってから、夫婦二人でしょうがなくて一緒にいるというのでは、人生の一番いい時間を逃してしまっていることになります
■2.料理もラマーズ法も
二人の息子の出産にもしっかりと立ち会った。日頃はひ所に忙しくても、こういうことに私が時間を使うことによって、妻にフラストレーションがたまらないように配慮しているわけです。
■3.息子たちはベストフレンド
■4.「カリカリおやじ」と「ほのぼの息子」
■5.暗記するほどバカになる
■6.「勉強するよりゲームをやれ」
■7.人生は「ファイナルファンタジー」
先生や親は「いま勉強しなかったら将来大変になる。今の勉強が将来を決めるのだ」という言い方をしています。しかし、それは違うと思います。もし、今勉強したくないのなら「一年間放浪のたびに出てご覧。今の日本なら路頭に迷うことはないし、どこかのファーストフードショップでアルバイトをしながら日本中をめぐってみるとイイ。それで又勉強をしたくなったら戻っておいで」といってみたらどうでしょうか。とっぴに聞こえるかもしれませんが、これがこれからの正しい生き方だと思います。将来のことが分かっている親なんか、実はイないのですから。
■8.子供の得意技を見つける
■9.息子が出した退学届
■10.アメリカ発、息子の通信簿
アメリカの大学生はよく勉強すると言われますが、アメリカの学校教育は、日本よりももっとリズムがあります。「のべつくまなしに勉強、勉強ではなくて、高校時代くらいは遊びなさい。どう生成に目覚める時期なんだから」と動物の生殖本能を認めて、男女交際をオープンにやらせてしまう。三年になると、さすが大学入試ということもあってがーんと勉強して、延びるやつ、その一年で見違えるようになります。
日本御英語教育は何が問題か。教え方のどこが違うのかを調べてみたら、アメリカの語学学校では英文和訳や和文英訳などはしないで、あくまでも自分の考えを書くことが英語習得の基本になっている。つまりエクスプレッション(自己表現)をさせるわけです。「自分は何が言いたいのか」これを言えるようにすることが主眼なのです。
■11.それでも学歴は大切か
■12.子供の将来を定食メニューで考えない
家族がテレビを見ながら食事をするのはおかしい。私が思うには、普段はテレビが食卓の司会者のようになっていて、なんとなく話があっているふりをする。おそらく、そこでの共通の話題は、出演者のゴシップだったり、番組の内容だったりですから、お互いの話題は勢い少なくなってしまうでしょう。
親の最も大切な役割は、子供に「生きていく自信」を与えること。「成績が良くなければダメだ」「いい大学に受かりなさい」「宿題を早くやりなさい」という文脈の中に、生きていく自信につながる言葉があるでしょうか。やはり子供の考え方を訊いてみて、その子を一人の人間として理解してあげる事からはじめなければならないと思います。其の結果、子供の考え方に賛成できなければ、大人としての考え方を述べる。それでも子供が自分の考えを主張すれば、今度は「責任」が子供に写ります。其の責任を自分で取るから自分の道を歩みたいと子供が言えば、親はそれを「祝福」してあげるべきです。
子供はだれでも、その子、その子で特徴があります。其の特徴さえ見抜けないような親は、もう愚か者としか言い用がありません。そういうしょうがない親は「定食メニューで大学まで行け。そうしたらなんとかなる」と子供にいうわけです。私に言わせれば、それは親の責任放棄です。
子供をじっと見ていたら、なにかいい点が一つや2つ有る。「あなたはこういう点が凄くいいから、将来こんな方向に行くとうまくいくんじゃないの」と勧めれば、子供はその分野に興味を持ちます。それでも「俺は嫌だ、大企業へ行きたい」と言ったら、この場合はこどもの責任になります。そうではなく、「あなたはいい大学へ言って、いい会社に行くのが運命よ」と親が頭ごなしに言うから、おかしくなるのです。
■13.親が反対しても、子供はやる
■14.なぜ女性の就職が冬の時代か
女子学生の就職がないということも、それは「種族」として淘汰されつつ有るということです。つまり企業が使いたくなるスキルがないわけで、企業社会の論理から行けば当然のことなのです。それにもかかわらず、女性の就職難を女性問題として捉えるから問題の本質が見えなくなるのです。スキルがあれば、取らない会社はない���
■15.リーダーシップの取れない日本の若者たち
■16.世界を舞台に活躍できる人間づくり
■17.「外人」といじめられた子供たち
■18.公開しない生き方
■19.夫と妻のフェアな関係
■20.悩みをオールクリアする
■21.すべての出発点は家庭である
■22.おふくろの悪口はおやじが許さない
考え方が足りないとか、無精だとか、思いやりが不足している時には怒りますが、その人が育ってくる家庭で、経験していないもの、能力的に持っていないものに対して非難するのは間違いだ、という信条が私には強くあります。
■23.三十代は人生の分岐点
今人生はスタートしたと思うこと。全て今日の自分というのは明日への原点で、今日の生き方次第でどんな明日でも出てくるのです。
社会に出た時は、平凡な安定した仮定があるから、かなりリスクが有る非凡なこともできるのです。気苦労ばかりが続く不安定な仮定絵したら、そういう余裕は出てこないかもしれません。
安定した自分の支えになるような家庭を作るためには、時間の投資をしなければダメです、翌々考えて時間を費やし、自分の理想と思う仮定を作り上げる。それは自分の事業です。自分に課せられた一つのチャレンジです。
■24.まだ見ぬ孫への伝言
■特別インタビュー
子供のことをよく観察して、個々の性格や特性をちゃんンと見ぬいて、何がやりたいのかを自分で考えさせ、本気でやりたいことが分かったら、最善と思われる方法でそれができるようにサポートしてくれていたのです。
大人や親の目で今正しいことも、二十年、三十年先もそれが正解であるかどうかなんてわかりません。其の頃には子供の感覚のほうが正しかった、ということだって、大いにありえます。なのに、親が知っている方法論や、親の成功体験を子供に強いるというのは、やっぱりおかしいですよね。
それが自分の意に沿わない道や選択であっても、子供が自分でベクトルを決めて動き出したら、それを敏感に察知する。そして、最初から最後まで手取り足取りではなく、子供をよく見ていて、一人ではできそうもない所をさり気なくサポートしてくれる。
「相手が自分の組織の人であってもなくても関係ない。自分が怒るのは、過ちを見過ごさず直させることは社会的責任であり、それが大人の優しさだからだ」