はだかの起原　不適者は生きのびる みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、私たち人類だけが、他の哺乳動物とは違って、保温保湿には圧倒的に不利な「はだか」という形質をもっているのはどうしてだろうかということを徹底的に検証した興味深い一冊です。同書では、ダーウィンの説いた自然淘汰説や人類海中起原説など、これまでの学説を批判的に検討しながら、遺伝学及び生物学などの成果を参考にして人類であるホモ・サピエンスの特質の起源を探っていきます。内容構成も、「第１章 ヒトの裸の皮膚は自然淘汰では説明できない」、「第２章 ダーウィンは変だ」、「第３章 ダーウィンは裸の起原を解明できない」、「第４章 裸の獣」、「第５章 特別な裸の獣たち」、「第６章 裸体化仮説」、「第７章 人類海中起原説」、「第８章 突然変異による裸の出現と不適者の生存」、「第９章 火と家と着物と」、「第10章 ネアンデルタールの家」、「第11章 裸の人類はどこで、いつ出現したのか」、「第12章 重複する不適形質を逆転する鍵は?」と、読み応え十分です。

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投稿者：おどおどさん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

元々裸族だったはずの人間が、どのように服を着るようになったのか…また服を着るようになったから、裸をさらされて恥ずかしいという感情が生まれたのだと思うから、なぜそうなったのかを本書で知れたら面白い。