電子書籍
良かった
2022/09/13 22:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生に、わかりやすかった、ということは、一般市民にも理解しやすい内容です。特に、自分は、キム・ヒョンヒが、なぜ、夜景を見て、すべてを告白したのかを理解できませんでしたけど、その理由が、わかりました。
紙の本
一番気になる隣国
2020/11/24 18:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、朝鮮半島が分断され北朝鮮と韓国になった経緯から
それぞれの為政者たちによる国の成り立ちについて書かれています。
朝鮮半島の統一はあるのか?北朝鮮の核開発はいつまで続くのか?
北朝鮮の金一族は国王でもないのに何故世襲が続くのか?
日本との外交はどうなるのか?反日感情の根底には何があるのか?
朝鮮半島と同様にドイツも西ドイツと東ドイツに分断されましたが、
東西ドイツは統一されました。
東ドイツは社会主義国家、西ドイツは資本主義国家で朝鮮半島と状勢と
同じです。この統一を朝鮮半島はどう見ていたのか?
気になりませんか?
投稿元:
レビューを見る
積ん読のひとつとして積まれてたので読み切った.
このシリーズはおそらく読みやすそう!
記載内容の全部が全部本当なのかと少し疑うくらいの朝鮮半島史.
北も南も建国神話なんてモノがあるんですね……
・ロシアは不凍港を求めていたので日本は攻め込まれると心配していた
・敗戦時にソ連は北海道の北半分の占領をアメリカに申し出たがアメリカは拒否した
・朝鮮半島は北は工業,南は農業で発展してきたが,金日成の指示で北の森林を伐採したことにより食糧難になってしまった
・北朝鮮は,ラングーン事件(ビルマでの韓国大統領全斗煥暗殺未遂事件)を企てて失敗し,ミャンマーと北朝鮮の関係が悪化した
・IAEAの運用費用は,日本が最も拠出している(日本が原爆を作る気がないことを知ってもらうため?)
・金正恩の髪型は,金日成に似せている
・北朝鮮で生まれ日本でもヒットした『イムジン河』という曲がある
投稿元:
レビューを見る
世界情勢に疎い私でも、現在の朝鮮半島情勢は大注目しているし、日本の未来に直結する一大事だと認識しています。それでも系統立てて朝鮮半島分断の経緯を勉強した事は無いし、今に至るまでなんでこの問題を解決できなかったのか真剣に考えた事も有りませんでした。正直な所それほど関心が無かったというのもありますが・・・。
第二次世界大戦後からの朝鮮半島が分かりやすく書かれていて、しかも出たばかりだったので、現在めまぐるしく動いているニュースと丁度リンクしていて、タイミング的に読んでとてもよかった。
こういった本で注意しなければいけないのは、情報を消化する際に書き手の主張に同調して考え方迄同じになってしまう事でしょうか。客観的に自分がどう思うのかを確認しながら読むのが必要だと思います。
投稿元:
レビューを見る
池上さんが東京都立西高校で話した授業内容をまとめた本です。
朝鮮戦争から分断された北朝鮮と韓国それぞれの歩みを振り返りながら、それぞれの国の思惑と外交路線等を知りつつ、日本はどうしたらいいのかを考えるきっかけにできそうな本。
文中には授業を受けていた高校生たちの質問があり、それにこたえる形で話もされているのですが、学生さんたちの質問がけっこうナイスなものもあっておもしろい。
例えば大韓航空機爆破事件で拘束された蜂谷真由美(金賢姫)に「自分は北朝鮮の工作員だ」と自供させるためにソウルの夜景を見せた、というくだりで
「訓練された工作員なのに、なぜ夜景を見ただけで自供するのか、不思議です」というツッコミからさらに話が広がりました。
池上さんの他の本で朝鮮半島について書いた本「そうだったのか!朝鮮半島」と併せて読みたい。内容は「そうだったのか!~」のほうが詳しいですが、最新情勢も含めて学ぶならこちら、と言う感じでしょうか。
この本、今回借りてみて初めて知りましたが「池上彰の世界の見方」シリーズですでに「アメリカ」「中国・香港・台湾」「中東」「ドイツとEU」が刊行されているそうな。また図書館で探して読もうっと♪
2018年11月には「ロシア」も発売だそうです。
投稿元:
レビューを見る
とにかく面白くて2日で読みきってしまった。
朝鮮半島の現状は大国の思惑に左右されてということは周知だけど、ほんのちょっとのタイミング差で日本も同様の状態になってたかも知れないのでそれを思うと怖い。
韓国がソウルオリンピック前年までほぼ軍事独裁政権だったのは驚き。GHQ的存在がてっきり日本ように整備して歩んできた国だとばっかり思ってた。
投稿元:
レビューを見る
韓国と北朝鮮の人たちの反日行動の理由がスッキリわかった。いろいろ読んだが、ここまで平易に体系だった解説は初めて。。やはり、池上さんはスゴい!でも、韓国北朝鮮に暗殺されたりしないか心配。。
投稿元:
レビューを見る
朝鮮半島の歴史。北朝鮮の建国の経緯と建国神話。韓国の建国の経緯と建国神話。両国指導者の歴史。などなど。勉強になるな。
投稿元:
レビューを見る
あまりこういう表層的に手軽に理解しちゃおうという本は手にしないんだけど、朝鮮半島についてどういうふうに書いているのかなと思いながら読んだ。まあ、だいたいそうだよねってことが書いてあった。状況の解説であってべつに池上さんが何か持論をぶつわけでもないしね。
投稿元:
レビューを見る
すごい面白かった。何も知らなかった!何も!歴史の教科書にこんな重要なことが載っていない(少なくともわからない)というのは大問題だと思う。
今更知って、なるほどだからこうなっているのか、とやっとわかった。
投稿元:
レビューを見る
かつて北朝鮮がよい国だとして在日の人やその妻が半島に渡った。こっちは良い暮らしだ。サッカリンを送ってくれなどと窮状を秘密裏に訴えた。
投稿元:
レビューを見る
北朝鮮、韓国の歴史を知ることで、現代のニュースへと繋がる(分かる)瞬間がたくさんあった。
事件一つ一つがストーリーとして頭に入ってきて、世界情勢がこんなにも気になる存在になるとは思わなかった。
他のシリーズも読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
2019/12/14
無事現在出ている世界の見方シリーズ制覇。朝鮮半島編は隣国の日本に住んでいる身としてやはり読んでおくべき一冊ではないかと思います。
なぜ現在の日韓関係が悪いのか、北朝鮮が核開発をやめないのはどうしてか…両方とも背景には必ず理由があって、日本も歴史上そこに大きく関わっているのは間違いないです。
ただ感情的に批判するんじゃなくて、歴史を理解して、どうしたらより良い方向になっていけるのかを考えなくてはいけないのだなと、日常の生活と同じじゃん!という感じです。
日本の韓国併合による朝鮮半島の支配が終戦で終わり、朝鮮半島の戦後処理でアメリカとソ連が分断統治することになった…しかし、そこには東西冷戦の影響が色濃く現れているのは朝鮮半島でも同じでした。冷戦に世界は本当に翻弄されていたんだなと、そしてその影響が今でも国家の体制にまで影響を与えているんだなというのを実感します。
韓国の民主化の歴史、北朝鮮の独裁化の歴史を知り、どうして現在こうなっているのかを考えることでこれから日本としてどうして行くべきなのかが見えてくるような気がします。
そんなことを考えさせられた一冊です。
投稿元:
レビューを見る
アメリカとソ連による朝鮮半島分割の際、南朝鮮に送るべき専門家がいなかったため、急遽日本占領用の日本専門家2000人を南朝鮮に送った
軍事境界線は国境ではない。朝鮮戦争は休戦中であり終わったわけではないので、正式な国境は定められていない。日本とロシアも和平交渉を結んでいないため国境が確定していない
現在、韓国は北朝鮮と統一国家を結ぶ機運が薄れてきている。→西ドイツと東ドイツが、経済格差の違いにより統一後大混乱に陥ったのを見ているから。北朝鮮が完全に崩壊しないような支援を行いつつ、将来的に民主化した後に連邦組織により統一できればいいな、と長い目で見ている。
ソ連が朝鮮半島に傀儡国家を作るため、伝説の将軍、朝鮮半島に凱旋をおぜん立てし、キムイルソンの神話をねつ造し、当時ソ連の朝鮮人部隊を率いていた金日成を祭り上げた。
韓国の建国神話:1919年3月1日の3・1独立運動(日本の植民地化に朝鮮の人々が反抗して起こる。)で弾圧された人々が、中国に渡って大韓民国臨時政府を樹立。これを現在の大韓民国のルーツとした。しかし費用は全部中国持ちであり、日本軍と戦ってもいない。その後アメリカが韓国を統治するようになると、大韓民国臨時政府に在籍していたこともある李承晩が、間接選挙で大統領になる。
アメリカから多額の資金援助を受けて国を復興させようとするが、まずは色んな企業を作り、経済を活性化しようとする。李承晩が援助資金を友達の会社に渡す。ここから、今に続く韓国の政財界の癒着が始まる。
このお友達が財閥になった。(サムスン、ヒュンダイ、ドゥサン、LGなど)
また、このとき李承晩が、竹島と島根の間に勝手に引いた軍事境界線が、現在の領土問題を作っている。
その後、日韓基本条約と請求権協定を結んだが、請求権協定によって、「日本統治時代の請求を完全かつ最終的に解決する」と盛り込んだが、その後も韓国は賠償を要求。日本は韓国とは戦争してないから賠償は払わないとしているが、韓国は臨時政府(神話)を持ち出し、戦っていたと主張。日本は「経済協力」という名目で援助をしていた。
その後、1991年に慰安婦問題が浮上。日韓基本条約のときには浮上しなかった問題なので、韓国は「再交渉」を、日本は「解決済み」を主張。一応、国家賠償としてはお金を送れないため、財団を設立し、資金援助を行った。
ソ連と中国は昔は蜜月の関係だったが、フルシチョフがスターリン批判をし、徐々に資本主義国に歩み寄り始め、アメリカと一緒になって中国の核施設を攻撃しようと提案するも、アメリカが拒否。これをニューヨークタイムズにリーク。ソ連と中国の間柄が急激に悪化する。
この結果を受け、中国とソ連とも仲がよかった北朝鮮は、どちらにもつかない「主体思想」を打ち出す。この主体思想のもと、核開発が進められる。
拉致問題:北朝鮮の工作員金賢姫(蜂谷真由美)が、日本人を装って大韓航空を爆破する。どうしてそんな流暢な日本語が喋れるのかを取り調べしたところ、日本に昔住んでいたが北朝鮮に連れてこられたと供述。拉致問題が顕在化する。北朝鮮の工作員に日本語を教える要因として、日本人が拉致されていた。
韓国は軍事独裁政権→クーデター→独裁政権の繰り返し。軍の弾圧が続く中、国民の反発が最大化。ソウルオリンピックを翌年に控え、国際社会からの民主化圧力も高まり、チョンドゥファンが大統領を辞任、初の直接選挙による大統領の選出。民主化が進む。
その後、金大中が大統領に就任すると、北朝鮮、日本と親和政策を取り、日韓関係がやや進展。
その後、政権末期に支持率が下がると、反日に転じるいつものパターンが発生。
北朝鮮は、核拡散防止条約(NPT)の加盟とIAEAの査察を受け入れることを条件に、ソ連から原子炉を導入。平和利用のために核開発を進めていくが、約束の査察は拒否。IAEAが査察にこぎつけるも、やはりプルトニウムを取り出した形跡があった。→追及すると、NPTを脱退。
この後アメリカが苦慮して、現在の原子炉を破棄し新原子炉(プルトニウムを取り出しにくい)ものにするよう要請、合意に至る。
しかしその後は、プルトニウム型ではなくウラン濃縮型(地下施設で可能)の原爆づくりを始める。
このことがバレ追求されると、さまざまな条約を反故にして、堂々と核開発を始めた。
北朝鮮の狙い:核を持つことで、力を強めアメリカとの平和条約を結ばせる。平和条約を結ぶということは朝鮮戦争を終わらせること。終わればアメリカは韓国に駐留する意味はなくなるため、出て行ってもらい、核を持っていない韓国を統一できる。
投稿元:
レビューを見る
北朝鮮の核開発問題、韓国との慰安婦問題などニュースでなんとなく見たり聞いたりしてたけれど、問題の内容はよくわかっていませんでした。国の成り立ちや日本との関係などの歴史を通し、なぜ問題になっているのか、なぜそういうことになってしまったのかが分かりやすく説明されているので、とても勉強になりました。