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紙の本

産婦人科に訪れる女性たちのさまざまな悩み。体が発するサインを見逃さないための参考に、ぜひ。女性のための人生応援コミック。

2010/08/28 20:47

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

産婦人科に訪れる女性たちのさまざまな悩みを解決に導く、産婦人科ナース日記、漫画です。
帯に大きな文字で書かれているのは「誰にも聞けない女のカラダの悩み、解決します!!」「女性ならではのカラダの悩みに答えます!!」
大学病院の産婦人科でナースをしている吉川さとみが出会った女性たちが描かれています。8つのストーリーに登場する女性たちの悩み。読者にも多かれ少なかれ、あてはまる部分があるかもしれません。

現役の高校の先生、加藤久子さん(40歳)が大学病院の産婦人科待合室でかつての教え子宮前京子さん(20)と再会。初産で高齢出産の加藤さんは虫さされの薬や風邪を恐れ、食事にはかなり気をつけ、リスクを極端に恐れている。一方の京子さんは検診をときどきすっぽかし、食事はカップラーメンにスナック菓子。ある日、心配する加藤さんになかば強引に誘われ、吉川は京子さんの家へ…。(第1話 高齢出産)

妊娠7か月目の南まどかさん(29)は「妊娠すると人生よくも悪くも変わるんですよねェ…」とため息。半年前に妊娠がわかったときから、職場の人たちのビミョ~な反応にとまどう。迷惑かけないようがんばるつもりが、体調は激変、ひどいつわりに苦しむ。偶然聞こえてしまった職場の女性の心ない発言に涙。けれど胎動を感じ、仕事を続けていこうと決心する。吉川は話を聞き、つわりのきつい患者さんがいつも持ち歩いている、というキャンディを差し出す。その後、つわりも落ち着き、あとひと月で産休という頃、職場で急におなかが痛み出し…。(第2話 働く女性の妊娠)

青木いずみさん(28)は妊娠8か月目。最近あまり眠れない。頭痛がして食欲もない。検診には毎回お姑さんがつき添っていた。生まれてくる孫がかわいくて心配でたまらないのだ。ベビーグッズもすべて用意されている。夫婦ふたりで旅行に行きたいと言ったら、夫は忙しい、と。みんなで行こう、と姑は盛りあがる。いずみさんは、はらはらと涙を流し、部屋に閉じこもってしまう。ある日、家に戻ってこない、来ていないか、と家族があわてて病院にかけつけて…。(第3話 マタニティブルー)

秋山薫さん(35)はニュースキャスターをつとめる人気アナウンサー。パーフェクトウーマンと誉れ高い女性。ある日急患で内科から産婦人科にやって来る。検査の結果、更年期障害が出ていると思われると医師が伝えるが、薫さんは絶対に認めない。症状はますます悪化して…。(第4話 若年性更年期障害)

斉藤美奈子さん(27)のご主人祐二さん(28)は、ナースの間ではちょっと有名。妻がこうしてしまった、ああしてしまった、と大慌てで電話してくる。食事管理や体重チェックまで一生懸命。妊娠30週の美奈子さんは結婚1周年だから旅行に行きたいリクエスト。祐二さんがコーディネートした旅、そして宿泊先でのアクシデントは…。(第5話 妊娠中のタブー)

浜野みさきちゃん(10)は小学校4年生。母親は病死、父親は男手ひとつでみさきちゃんを育て、家事もこなす。吉川は家の近くの公園でみさきちゃんが男の子から小さな子を守り、けんかをしているのをみかけ、ケガの手当てをしたことがある。朝、みかけたとき元気のなかったみさきちゃんは夜になっても戻らない。どうやら夕方、病院に吉川を訪ねてきた様子。みさきちゃんは生理になっていたのだが言いだせなくて…。(第6話 娘の初潮)

陣痛室での過ごし方は人それぞれ。日野朝子さん(29)の場合、家族がまるでお花見のように重箱弁当を広げている。そこへ出張から戻った夫の太郎。隣の陣痛室にいたのは元カノだった。元カノのさゆりさん、結婚はしておらず、おなかの子に父親はいないという。この先もずっと…。(第7話 陣痛室の悲喜こもごも)

塾講師の高木美和子さん(29)は授業中に突然倒れる。救急車で運ばれ、すぐに右の卵巣を切除する必要があると言われる。美和子さんは半年前から子宮内膜症の治療を受けていた。子宮内膜症の発生原因はいまだはっきりせず、判断もしづらいのが現状。けれど治療法はたくさんある。ある日、塾長先生が子どもたちとお見舞いに来て、自身の経験を話す。子宮内膜症で、卵巣と子宮の全摘出をしたのだ、と。塾長は、美和子さんに、けして悲観的になってほしくない、と励ます。吉川は塾長にお礼を言う。病気に悩む患者さんを前に、いつもなんて言葉をかければいいかわからず、無力さを感じていたが、今日は伝えたいと思っていたことをかわりに話していただけたような気がする、と…。(第8話 子宮内膜症)


このストーリーの語り部はナースの吉川なのですが、いっしょに働くナースや師長、ときに入院患者や第8話のようにお見舞いに来る人も含めて皆、登場する人たちの心配をしたり、アドバイスをしています。あたたかい描き方に共感をおぼえました。

あとがきには、それぞれの話ごとに作者の和田育子さんご自身の出産や子育て、ご友人のエピソードも書かれています。こちらも読みごたえあり。
特に印象に残ったことばは

「私たちの体の中に子宮と卵巣がある限り、女性特有の病気も存在します。幸せな妊娠・出産、はつらつとした人生を送るためにも、体が発する小さなサインを見逃したくないものです。」(P199)

この漫画に登場する人たちの出来事、ハプニングは、女性である以上、無関係ではありません。自分には起こらないとは言い切れない。自分ではなくても、近くにいる女性に起こりうること。
まったく人ごとではない、ということを認識し、自分の体、そして専門家や医療機関とうまくつきあっていけたらいいと思うのです。

まさに「女性のための人生応援コミック」。一読の価値あり!です。


本についてのよもやま話。 <ブログ> 本のことあれこれ

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