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日本の女性は虐げられ続けて悲惨、その惨状はこのようである、という認識に基づいた話が展開していく中、字面だけを追いかけているとまさしくその通りだと思い込んでしまいそうになる。が、少し立ち止まって冷静に思い直して読み直してみることが必要な文章だろう。
確かに、昨今の社会状況を反映して、女性のあり方は明瞭になり顕在化し、目に入ってくる。その側面のひとつの面を紹介するものとして、本書の存在があるだろう。ただ、やや傾倒しすぎているきらいもあろう。
読む人によって評価のバラツキが大きい一冊だと思うが、確かに摩擦が大きくなりすぎて耐えられない状況にある日本社会の構造的な問題を意識する材料にはなるだろう。
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「女子」という呪い。雨宮処凛先生の著書。日本社会に根深く残っている女性蔑視、女性差別、男尊女卑、男女不平等。男女平等、男女同権とは程遠い日本社会で女子として生きることがどれだけ苦難の連続で大変なことかがわかる良書。普段何気なく発している心無い一言がどれだけ女子の心を傷つけているのか全く理解していない一部の無神経男性、傲慢男性、上から目線男性にこそ読んで欲しい一冊です。
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ちょっとした迷惑をかけあうこと。助けてと言えること。雨宮処凛さんが一貫して伝えているこの考えはとてもしっくりします。できそうでできないことだけど。
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雨宮さんの本をそんなに読んでいませんが「ともだち刑」は
結構衝撃でした。中高生に読んでもらいたい一冊です。
「性別を入れ替えてみる」なるほどと思いましたね。
できることならそれを女子側だけでなく男子側でもみなさん
やってみていただけるといいのですが。
本書の中に登場した他の方の著作で気になっていたけれども手に取らずに来たものが数冊ありました。
改めて読んでみたいと思うものがありました。
紹介されている著作は「女子という呪い(タイトルが秀逸)」を、考え深める良い参考書になるものが多いのではと感じました。
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とても読みやすく、勉強になった。
私がふだんしてしまっていた差別的言動に気づかされた。男こそ本書を読むべきだ。
まさかこの本を読んでいる間に、東京医大の件が明るみに出るとは。
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男性はこれを読んでどう思うのだろう。
男性または女性の役割が社会において内面化されてきたのは、仕方がないことかもしれないけれど、これだけ女性の社会進出が進んでなお女性であるというだけで差別されていると感じることは多い。
生き方は個人の自由であって、そこに優劣はないことを確認しておきたい。
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わたしはこの本結構好きだったなぁ
キャバクラ時代のお客で生まれ変わったら男になりたいっていったらキレてきた話が印象的でした。
これは男性にも読んでほしいけど
女性にも読んでほしい!!!
こういうことを私は今まで知らなかったから
これを女性が知ることでもっと女性が一致団結できると
思う。
男と同じ対応を求めるってよりも
性別を超えた人間に男も女も近づけることを
目指したらいいんじゃないかと思う
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男性に有利な価値観が蔓延する社会、女というだけで女性らしさ求められたり性的な対象として消費される日本社会は女性蔑視が酷いということをいろんなエピソードを通して考えていきます。
以下感想。
そういった問題提起の部分では納得も賛同もできます。そんなことがあったのなら大問題だと私も思います。だけど、私にとっては馴染みというか実感というかが無さ過ぎて、なんだか遠い違う世界の話を読んでる心境でした。おそらく筆者にとっては現実だったのだろうけれど。
女性だからこうなってしまったと性別のせいにしてかなりこじらせた話になっていくのは共感しづらく、モヤモヤがたまりました。結局のところは、女も男も自分の思い通りにならないことを疎ましく思うのだろうなあと思います。
『〔男と女の〕どっちがいいとかじゃなく、「女はこうあるべき」「男はこうあるべき」という価値観から解放されたほうが、みんな幸せになれる気がする』という一文や、「年相応に生きろという圧力」への反感などの主張は、全くその通りだと思いますし、この本の中でも最も共感もできたお話でした。
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面白かったです。
未だに呪われている自分を自覚しました。若い頃の自分ってかわいそうだったとつくづく思います。
若い女子にはこんな呪いをかけてほしくないと思うのですが、進んでそこにどっぷり浸かっちゃう女子がいるのも事実ですわね。
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自分も同じ時期にゴスロリしていたので、雨宮さんのことは昔から存在は知っていた。彼女はゴスロリが「武装」と言ってたけど、自分にとってはあの格好が「何者か」になれるような感覚、というか自分が「他とは違う存在感」を見せつけるだけの道具だったのかな、と自己分析。個人的にこの本で共感した部分は『「何者か」なりたい欲求』について。20代の頃のその欲求は自分もやってたなあと思うし、今思うと黒歴史…。結局今は昔と思ってたのとは違う形でなんとなく「何者か」になったような気もするけど、実力はあまり伴えてない。
他の皆さんが感想で書いているように、男の人(特に昭和のおっさん)にこそ本書を読んでほしい。性別を入れ替えて考える、本当にそう。
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女子の貧困率は単身者の3人に1人、65歳以上は2人に1人、孤独死は年間3万人、1人親世帯の貧困率は50.8%など、本当に経済大国日本か?と思うくらい衝撃的な数字が並ぶ。性的に搾取され、差別され、仕事は男並みにしても家庭で求められる役割は今までと変わらないなど、それ人間として普通に無理ですよね?と思われる過酷な状況は、女として産まれたことを悔やむほど。男が女に求める5K→可愛い、賢い、家庭的、体重が軽い、経済力がある、には笑えた。
でも最近はMetooなど、女性が声をあげ始めた。自分も今まで、女性が自然にやらされてきたことは、なんの疑問も抱かず慣習的にやっていたこともあった。でも、やはりおかしいと思うことは声をあげなければダメなんだ。自分が我慢すればいい、は人の為ならず。後世のひとのために、声をあげなければダメなんだ。皆んながそういう意識を持てば、きっと社会は変わっていける。
昔、セクハラ発言をしてきた上司が、こういうときは大人の返しをしなきゃだめなんだよと言ってきて、何も言い返せなかった自分がいた。あのときの自分に戻ってハッキリ言ってやりたい。それ、普通にセクハラですよ、って。
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女子って大変だよねー!
つらいよねー!
不平等だよねー!
と、沢山書いただけ。こりゃあ何かの連載だな?と思ったらやはりでした。
女子というだけで色んなことにがんじがらめになっていることは本人が一番肌で感じている。
それを改めて言われたところで、「そうですけど何か?」となる。
読むのに時間かかった…
あ、呪いを解く方法はフェミ返しです!
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自分も女子の呪いにかかっているなのかなぁ。
この本は女性が読むのではなく、男性が読み自分の何気ない一言が女性を気づけているかもしれない、ということに気づくべき。まずは、女性という部分を男性に置き換えるミラーリングをしてみよう。そうすると何か気づけるかも、、
この本は少し過激な思想、や表現を含んでいる部分も少なからずあるが、読んで後悔はしないと思う。
私は雨宮さんが経験したことの10分の1も経験していなくて、雨宮さんもわたしが経験したことの10分の1も経験していないと思う。そんなに育った境遇の違う私たちだけど、女性ということだけで立場が不利になってしまうという点では完全に同じ立ち位置。ずっと女子大にいると、こういうことが当たり前にされていることに正直言って気づかなかった... これから社会に出たら苦労するのかな
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女性を差別する(気づいてない)オッサン、オバサンがこの世に蔓延ってるばっかりに、男性すべてが、クソ野郎のように思われるのは辛い
この人も男性への偏見を持ってるように感じるけども、そこは虐げられてきたから棚に上げてる感じもする
女性が男性有利社会で苦しんでいることは事実ではあるので、自分が、そうならないようにすればいいのかな
あと、この人は性別関係なしになんにでも文句言いそう
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モテるためにあんまりよく考えずに受け入れてた現実がたくさんあった。あまりにもジェンダー問題が実生活に溶け込みすぎてわからない、もしくはそのままでも良いんじゃないかと思ってしまう部分も自分にはあったなと思う。