投稿元:
レビューを見る
菊比古の孤独。 落語と心中するための、落語と添い遂げるための孤独。 助六が去り七代目が亡くなり、菊さんはまた一歩孤独に近付いた。
そんな形でしか落語と向かい合えない菊さんが、自分の芸のために助六を求める。
「お前しか居ないんだ」と誰かを求めることも誰かに求められる事も、ツラくて痛くてこんなにも幸せだ。
この巻だけの終わりを言えば、先行きは明るいハズなのに…。 助六の覚悟とみよ吉の未練が、小夏をどう変えてしまうのか。 続きが気になるけど、いまが穏やかに幸せそうなので、先を考えるのが恐ろしい。
投稿元:
レビューを見る
師匠編。小夏が生まれてから、助六に会いに行くまで。今後話がどう転がっていくのかが見物。師匠編もクライマックス。気になる展開に目が離せない……!
投稿元:
レビューを見る
菊さんと助六のお話の続き。
一気に読ませますよね。テンポがいいのかな。言葉のテンポが。
江戸弁というんですかね。
ぽんぽんと弾ける感じが心地いいです。
さて、まずはカバーをめくると菊さんの麗しいお姿が拝見できました。
何で、この人こんなに花が似合うの…少年でもないのに…
こんなに何をやらせても艶のある人ってなかなかいませんよ。
師匠と弟子ってのは、本来はこういう関係なんですかね。
本当の親子よりも親子らしい。でも、親子じゃない。
兄弟弟子もそう。
親友と言うには何か違う。
こういう微妙な関係性がいいですよね。
しかっし、菊さん艶っぽいわ…
ちびの小夏は小汚くて小生意気だけど、愛嬌のある子供ですよね。
この頃はこんなに仲良かったんだ…菊さん、ホント可愛がってる…
どこで道が違ったのか。
それはおそらく次のお話なんだろうけども。
菊さんがこれほどまでに自分の心情を吐露したの初めてじゃないだろうかというくらいに…それがまた素敵でしたけども。
ここまで相手の芸に惚れこむってのはすごいですね。
菊さんは生き方がかっこいいです。そして艶っぽいです。
「野ざらし」やって小夏を怖がらせたり、二人で演って大笑いさせたり。
二人とも本当に落語が好きなはずなのに、好きだけじゃなどうしようもないことがあって。
次にどんな展開が待ち受けているのか…小夏が菊さんを恨むようになったのは何故かのか。全てが解き明かされるんでしょうか?
正座で待機ですね。わかります。
投稿元:
レビューを見る
相変わらず独特の美しい雰囲気を漂わせる。
みよ吉が二人の歯車を狂わせた感がすごい感じられた。まぁもとはといえば師匠が原因ではあるけど笑
けど、その師匠もいなくなって菊しゃんの落語がさらに研ぎ澄まされた。
投稿元:
レビューを見る
師匠と助六の因縁というか…すごい伏線だったんだなぁって思った。
八雲と助六編が終盤に向かっていく感じ。
そして小夏ちゃん登場…!!
今は八雲さんになついてるのにどうなっちゃうんだろう。
二人で野ざらしをするシーン。
きっとまた見たくなるんだと思う。
投稿元:
レビューを見る
この巻で、先代の八雲師匠がどうしても助六を愛せず破門してしまう理由が語られる。それが、弟子を取らないポリシーだった当代の八雲師匠が第一巻で与太郎をあっさり弟子にする伏線でもあるのだな。後の当代八雲となる菊比古の高座では、『紙入れ』の女将の色っぽさやしたたかさ、師匠の先代八雲の葬式の翌日にかけた『死神』の凄みがぞくぞくする。そして、小夏の前で助六と八雲がふたりで演じる『野ざらし』ってどんなんだろう……自分の限られた脳内データベースでは、「鐘がぼんとなりゃ〜♪」と唄うところは小三治で、「こんばんは〜」の芸者さんは圓生。助六・菊比古編のクライマックスとなる次巻は来年初春刊行だそうだが、待ち遠しくもあり、読むのが惜しいだろうという気持ちもあり……。
投稿元:
レビューを見る
菊さんがっ!!素敵でっ!きゅんきゅんしましたっ!
相変わらずテンポがよくてたのしい。
菊さんの死神はほんとに聞いてみたい。
投稿元:
レビューを見る
続、お師匠さん編。なんだかドラマを見ているような気分のまま読み終えました。
助六八雲と落語の因果に切なくなりつつも次巻を期待。
投稿元:
レビューを見る
第4巻。
田舎でぐずっている助六の背中を叩き、庭先で小夏を前に底抜けに明るく『野ざらし』を演じる菊比古と助六の2人は本当に生き生きしている。その分、この2人にこの先何が起こるのか想像しきれない。
落語に生きる人々というより、落語の作品そのものを描いているかのような本作品。次巻で『八雲と助六篇』完結。
投稿元:
レビューを見る
八雲と助六編も終盤。
小夏も出てきて、ようやく現代版とも話がつながってきた感じ。
続きが楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
「因果応報」。この言葉に集約されている。運命論的な考え方はあまり好きではないけど、やっぱり、まわりまわって起こることはあると思う。
投稿元:
レビューを見る
マンガという媒体で、これだけできるのっ!?と、オドロキモモノキ。艶ぽかったり、狂気じみてたり、愛情深かったり。紙も、手ぬぐい同様に使い手次第で見え方は実に多様なんだ。
投稿元:
レビューを見る
色々な人の想いがあふれすぎてて一度読んだだけでは掬いきれない。
ああしかし菊比古さんの噺する姿はほんとうに鳥肌が立つな。
投稿元:
レビューを見る
最近オトコふたりのいわゆる‘バディもの’が流行っているふしがあるが、この八雲と助六のような、縁というか因縁に近い仲もまた見ていて辛くもあり、面白い。
芸に取り憑かれて究極の孤独を貫いていくのは、ちょっと羨ましくもある。
投稿元:
レビューを見る
次巻が待ち遠しい~!
毎度菊さんの色気に打ちのめされている(笑)
「因果応報」、因縁というのはこうも面白い。
与太郎忘れそう(笑)