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2020年7月現在、ポスト安倍の有力候補に挙げられる石破茂氏の2018年の政策論集
2020/07/28 14:27
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投稿者:歯職人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安倍晋三総理の長期政権下、その多くの期間を自由民主党内にあり「非主流派」「冷や飯食い」として、政策を語り、政治家論、政党論に独特の物言いで発言を続けてきた石破茂氏の政策論集です。
アメリカ合衆国との関係のあり方、国家の独立、憲法、自衛隊と、石破氏の得意とする分野ではない経済論を知るために2018年の政策論集を購入した。
国の財政のあり方、平たく言えば緊縮財政派か反緊縮財政派か、或いは消費税、直接税と間接税のあり方のど、最近の自民党内の「若手」と呼ばれる安藤裕氏等の動きと交差できるものかを本書から探った。
消費税の導入の立役者、竹下登氏、渡辺美智雄氏の身近にあった石破氏にとって、貨幣論としてMMTは理解の限界を超えるものかもしれないが、ここが乗り越えられた時の大化けを期待したい。頭脳に柔軟性のある平将明氏あたりが、その役割を担うことを期待したい。
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久しぶりに政治家の本を読みました。
思い出すのは、安部さんと舛添さんの本
どちらもひどい内容だったのを覚えています。
それからするとだいぶまっとうな内容だと
思います。
ただ、ちょっと次期総理総裁候補と言われる割には
頼りないというか、原理主義的というか、
いい意味では若々しいというかそんな感じが
しました。
期待はしていますが、これでは老練な安部には勝てないかも
と思ってしまいます。
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政治家の本は好感しかない
ただ事後残念な結果になる『小沢主義』『美しい国』
石破さんは逆の裏切りをしてほしい
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・国会議員がすべきことは一つ。国を導くビジョンを提示し、ビジョンに従い、国政上の個別の課題解決のためのプラン、すなわち、現実的で実行性のある政策を練り上げ、実行していくこと。
・政治家の仕事は、勇気と真心をもって真実を語ること。
・いい加減なヤツが100人いても世の中は変わらない。だが、政策を知っていて、選挙も強い確信犯的な議員が20人もいたら世の中は変わる。
・論戦の技術。①してもしなくてもよい無意味な質問はしない。②言論の闘いの場においてはなるべくパネルを使わない。③あー、えー、などと言わない。④と思います、は禁句。断定的に自己の見解を述べる。⑤論戦は読書との闘い。大量の本を読まないと、相手に論破される。
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20180814 本を読んだだけでも誠実な人柄が出ていて、この人のいう事なら大丈夫かなと思ってしまう。自民党をリセットするにはこういう政治家が必要なのだと改めて思う。安倍さんの存在意義は膿をまとめて出し切って消えて貰う事かな?という気にさせてくれる。
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「丁寧に説明を」
という言葉が、何度出てきたことか。
「誠実」
という文字も、何回繰り返されたことか。
石破さんのお人柄が良く伝わって来ました。
閣外に出て以後、マスコミで取り上げられることが減った石破氏ですが、おそらくじっくりと根を張っていらっしゃるのでしょう。
地方票の人気がある理由がよく分かります。
目前に迫っている自民党総裁選、ちょっと楽しみです。
政治とは少し離れますが、
本書で紹介されている、田中派の選挙事務所での仕事を紹介したくだりは、今自分が抱えている、ちょっと背伸びする必要がある難しい仕事をやり遂げるために、エールを送ってもらった気がしました。
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個人的には大嫌いな政治家の一人である石破茂さん著の本です。安倍首相の政敵だから大嫌いというわけではないのですが、何か”後ろから弓を引く”、”陰湿に口撃する”という様なイメージがあるのですが、その様な性格や行動についても本人自身が著内で述べています。地方創生については大まかなビジョンは描かれておりますが具体策については殆ど書かれておらず残念です。ただ、憲法改正(特に9條)については、私個人の意見としては安倍案より筋が通っておりしっくりきます。左翼知識人やメディアは石破氏を”アンチ安倍の急先鋒”という事で利用していますが、もし、先の総裁選で石破氏が勝利していたとしたらどういうスタンスを取ったのでしょうか。。。
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国会議員がすべきことは一つ。国を導くビジョンを提示し、そのビジョンに従い、国政上の個別の課題解決のためのプラン、すなわち現実的で実効性のある政策を練り上げ、実行していくこと。
政治家の仕事は、勇気と真心を持って真実を語ることだ。
いつまでもカンフル剤に頼ることなく、持続的に発展する経済を実現するために、残された時間を最大限有効に活用し、我が国の経済・財政が抱える根本的な問題ときちんと向き合い、それに対する処方箋を考えることが必要。そのとおりこのまま放置したら大変なことになる。
特に社会保障制度に関しては、「持続可能性の高いプランニングが必要」
大企業が勝ち残れば、その傘下にある中企業、小企業、零細企業が潤い、日本経済全体の底上げにつながるという現象はもう起きない。「みんなで作る」製造モデルはすでに日本の雇用のメインストリームではない。
日本のGDPの7割、雇用の8割を占めているのは、ローカルの中小零細企業。上場企業以外で働く人たちこそが日本の大多数だと考えるべきであり、ここにダイレクトに効くような政策を考えなければ、国民一人ひとりの実感につながらない。
ローカル産業、つまり地方の成長が、これからの日本全体の経済成長を支える。コマツ石川県
働き方改革。東京で画一的な時間、画一的なスタイルで働くこと自体を変えなければ、そもそも人を東京から地方に移住させることはできない。人生の多様な選択を可能とする構造改革が必須だ。
「切れ目ない人材育成の観点からの教育改革」
3.11世代、お金があっても物が買えない状況に直面、モノを生み出す価値を正当に評価。
適材適所、本人の希望・やりがい・やる気。生産性を上げる。年功上列にこだわらない。
日本の国難。外政においては激変する北東アジアの安全保障環境、内政においては急激な人口減少。
時間的猶予の間に、産業構造の転換と、地方、女性、人生のベテランが持つ潜在力を最大限に引き出す。
自助を基本とし、少し周りを助ける合おうとい共助、そして最後のセーフティーネットとしての公助を位置付け「自立精神旺盛で持続的に発展する国づくり」。
「いい加減な奴が百人いるより、信念を持った確信犯が二十人にれば、世の中は変わる」
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日本の政治家としては数少ない勉強家、政策を語れる
人柄も素晴らしい
ただ「国家戦略」を実現する政治家としては中曽根康弘氏に遠く及ばない
やはり「地方創生」「国防族」で留まっている
それでも現在の政治家としては圧倒的「政策No.1」
これは憂うべき事態
本書は流し読みで良いと思う
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表紙帯の石破さんの写真はあまりにもイカツイ顔だが、中身は極めて理路整然とされたこの国に対する政治的処方箋を綴られた新書である。
政策が大事と声高に叫ぶ人は多いが、その内容を具体的に示す人は極めて稀である。
ましてや、国が行うべき政策をあくまでも現実的に語る現役政治家はほとんどいない。
私が石破茂さんを1人の政治家として尊敬するのは、目の前の国民に誠実であろうとする心がある点である。
初代、地方創生相を務められた意義は、地方にこそ未来があるという確信なのだろう。
固めに思われるタイトルだが、案外数時間で読了できる。
是非、多くの政治に興味を失っている人に読んでいただきたい。
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前々から石破さんは「政策に対する説明が丁寧だ」という印象を持っていた。
本書はそれを裏付ける内容であり、石破さんの誠実さ・謙虚さ・正直さ・信念を知ることができる。
「なぜこの政策は○○なのか」「なぜ○○をするのか」この”なぜ”を丁寧に説明してくれる政治家がどれだけいるかは不明だが、石破さんは間違いなく”なぜ”について真摯に丁寧に説明してくれる政治家だ。