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経済学名著の概要が網羅されてて、とても読みやすい内容だった。これをきっかけに原著を読んでもいいかもと思う。
アダム・スミス/ケインズからピケティまで、幅広く経済学書を解説しており、入門書としてはとても良い。
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経済学の名著を著者が要約し、著者のニュアンスで書き綴られたら1冊。
難しい慣用句などは使わず、話し言葉の用に書かれているので分かりやすくそれぞれの本の全体像が浮かんでくる。
経済学に興味がある人にはとっかかりやすい本だ。
1冊で50冊分まとめられているのでお得かつ面白いのでこの本は買って損なしです。
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はっきり言って、図書館で手に取った時は全く期待してませんでした。どうせあれでしょ、これ1冊でわかるって言っといて結局内容がなくてつまんないやつ。そんな都合いいやつがあったら苦労しねーんだよっ。
紙面の制約があるので、細かいところまでは書いてないのですが、とてもよくまとまっていて「ちゃんと読み込んで書いたな」ということを感じます(偉そうですみません)。まさに「そんな便利な本を、『書く』のは地獄の苦しみ」だったと思います。「名著」の中身をただ要約するんじゃなくて、現代風の解釈を入れてくれるので話が入って来やすいし、脱線話や毒舌もあって飽きない。さすが予備校講師って感じです。
さて、50冊のラインナップですが、スミスやケインズ、マルクスなどの大御所はもちろん、最近流行ったピケティやブレグマンまで抑えられています。ざくっと学ぶだけでなく、読書案内としても最適。おすすめです。
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アダムスミス国富論
分業の素晴らしさ。農業は分業できないので生産性が上がらない。助け合いではなく利己心に訴える
必要なのは貿易の自由と小さな政府
リカード 経済学および課税の原理
穀物法に反対。分配の経済学
ケインズ 雇用利子および貨幣の一般理論
古典派には一般性がない 要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論 山形浩生著
ワルラス 純粋経済学要論
サミュエルソン 経済学
新古典派総合 数式が出てこない教科書
マンキュー マクロ経済学入門
ハイエク 隷従への道
ファシズムと社会主義は共通点がある
当時は自由主義の果てに社会主義があると考えられていた
シュンペーター 経済発展の理論
イノベーション新結合は古いものと並んで現れる=古いものの変化ではない
イノベーションの後には不況が来る
フリードマン 資本主義と自由
新自由主義でレーガン、サッチャーに影響した
中央銀行の独立性に反対した
K %ルール マネタリズム
チリはマネタリズムの実験場=チリの奇跡。しかし貧富の差の拡大などが起り、ケインズ的な需要管理で持ち直した。
クルーグマン クルーグマン教授の経済入門
ニューケインジアン
世界貿易は先進国同士で行われている=消費者は多様性を好む。
経済にとって大切なのは生産性、所得分配、失業だけ。
日本の不況は流動性の罠
スティグリッツ 入門経済学
ニューケインジアン。見えざる手など存在しない。情報の非対称性。経済学とは選択の学問。
ナイト リスク不確実性および利潤
リスクと真の不確実性に分ける。利潤は真の不確実性にある。
ブレグマン 隷属なき道
ベーシックインカム
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経済の歴史と流れが大まかにではあるが理解できる良書。この本を読んで興味がでたり、より詳しく知りたい項目や本を読み直すという使い方がよいのではないかと思う。
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高校時代の哲学・経済学の復習として読みました。歴史を追って要点が総ざらいでき、有用でした。
他の似た系統の本と違い、著者の思いや苦労が多数入っています。熱意を感じる本でした。
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経済学の有名な本の概要が、ほんとにざっとまとめてあるので、この中から興味あるものをピックアップするガイドブックにちょうど良い。個人的には行動経済学やベーシックインカムが気になるので、現代の経済学を調べてみようかな。
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代々木ゼミナールの講師である著者が経済学で重要とされている名著50冊を自身が読んだ書簡や感想をまとめた一冊。
アダムスミスの「国富論」やケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」やマルクスの「資本論」など経済学では重要とされる著書のエッセンスと特徴が著者目線でまとめられており、時間のないビジネスマンでもざっくりと概要を掴める内容となっていました。
資本主義と社会主義、イノベーション、格差や貧困など様々な意見や考え方があることを本書で学ぶことができました。
ただ著者の個人的な見解が強く現れている場面があり、そこは読んでいて違和感を感じました。
現在までの経済が形成されてきた数々の著書の概要を知ることができ、知識が深まった一冊でした。
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経済学難しそうなので、後回しにしてた私。1のスミスから読むのでなく、2のマルサスから読めと伝えたい。もう、マルサスを忘れることが出来ない!!
著者の蔭山さんのマルサスへのツッコミがおもしろい。蔭山さん自身も好きになれる2のマルサス。
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経済学史を学びたい初学者が最初に手に取る一冊としては優れているが、
経済学者ごとの内容の厚さに差がとても大きく、不正確な部分もある
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いろんな経済書を楽しく要約していてとても勉強になった
これを読んで気になった経済書を原文でよんだりするのも楽しい 内容も入ってきやすいし
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読みやすくて面白かった! ゴツい古典的名著の紹介だけでなく、ここ10,20年に出版された最近の本(『クルーグマン教授の経済入門』とか)もリストされてるのが意外だったが、そのおかげでAmazonのほしいものリストに入れるくらい近々読もうと思える本が何冊も見つかった。
他の名著解説系との関連でいえば、ちくま新書の『経済学の名著30』と少なからずカブってるのもよい。ちょうどこれから読むところだったので、名著解説系を理解するための名著解説系解説系の役割も果たしてくれたと思う。
マルサスはスミスの系譜を継ぐ経済学者だったとか、ミルの『経済学原理』はスミスとリカードの議論と統合して書いたものだったとか、ちゃんと「へえ」と感じられる豆知識的だが重要そうなものも書いてある。
ただ、見映え上の問題を除いて50冊にする必要はなかったように思われるし、ほんとに全部読んだのかな・・と、読んでたら申し訳ないが考えてしまう。というのも、この50冊の名著は、10ページ前後を割いて解説される本と、2,3ページの解説で終わってしまう本とで完全に二分されているのだ。
前者は再読する価値も感じられるくらいタメになるが、後者はそりゃ2,3ページじゃそれくらいしか書けないわなというほど薄い内容で、少なくともタメにはならない。まあ面白いからそれでもいいんだけど、なら全部10ページ前後で30冊くらいでもよかったなあと思ってしまう。しかしそうするとちくま新書とモロかぶりってことなんすかねw
ということで、この本っぽい文体でレビューしてみました。
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図書館で借りた。
よくある名著をまとめて紹介する本で、予備校講師が記したもの。
主観・感想に立ったコメントも多く、ブクログを読んでいるような感覚にも近い。
とは言え、名著と言っても古すぎる古典もあるので、実際に読むよりこういったざっと学べるというところにこの本の価値はあると思えた。
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経済学の名著を、ド素人でも理解できるレベルまで噛み砕いておもしろく解説してくれる一冊。
原典の中には読む気になれないほど難解だったり苦痛だったりするものもありそうなので、「要するにどういうこと?」を知る入口としてちょうどいい。