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紙の本
偏った歴史観の中和と今後の指針に
2019/09/06 11:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ZATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
英国生まれで日本に長く住んでいる著者が、愛する日本を護るために日本人に向けた遺言とでも言うべき作品です。
日本文明は世界で最も古い一方、中国○千年(○の数値はインフレする)の歴史と吹聴するシナは、全く歴史が続いていないと指摘しています。それは「易姓革命」の思想が正当化され、異民族による中原の奪い合いがずっと続いてきた歴史からも明らかです。
こうした視点は、江戸時代の兵学者である山鹿素行が『中朝事実』で指摘しており、シナや左翼の思想洗脳に染まっておらず、日本史にある程度詳しい日本人なら知っている話ではあります。しかし、西欧キリスト教文明出身の著者がこうした認識を理解してくれてることは素晴らしく、逆に日本人自身がそうした認識を持っていない現状は嘆かわしいです。
その他にも地政学的観点を踏まえた東アジア史、世界史の中における日本を1冊の本に簡潔にまとめてあります。戦後の著しく偏った歴史教育を中和したい方は是非読むべきです。
英国人らしく、米国に対しても醒めた視点で見ており、その辺りの感覚も面白いです。そうした日本を愛する一方で、米国やシナに対して醒めた視点で見ている著者の日本の将来を見据えた本書は、今後の指針にもなると思います。
紙の本
思想にもうちょっと距離をおいたほうがいいのですがね
2018/12/07 11:11
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
この手の本は、日本の政治思想が貧困であることの表れとして定点観測しています。
中国の研究者、当の中国人ですら、白黒善悪だけでは判断せず、評価する点と批判する点を冷静に考えています(例えば「毛沢東は悪いこともしたけど←文化大革命のこと、3割くらいはいいこともした」という言い方)。翻って、特に日本ではなぜか「中国は~、こんなにひどくて~、日本は~、こんなにスバラシイ~」という本がやたら書店に並ぶ。ワンパターンなので読みなれてきたら数分で読み終えるようになります。
世の中にはもっと読むべき本がありますよ。
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