紙の本
ラーメン
2018/12/08 17:07
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
チキンラーメンのおいしさは、本当に不思議であります。他のラーメンのような特徴的な味はしないのに、なぜか食べたくなる味です。その誕生のお話が楽しめました。
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内容が非常に充実していたわけではありませんが、安藤百福さんの苦労と喜びを学ぶことができました。
ラーメンが好きな人は多いですが、ラーメンをこれだけ社会貢献に役立てた人はいないなと思いました。
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最初は読みやすい本と思って、読み始めたのに、案外に面白かった。無一分から再起し、世界初の既席面「チキンラーメン」、世界初のカップめん「カップヌードル」を生み出した、
日清食品創業者・安藤百福の人生という内容が書いてある。安藤さんは戦争中ラーメンの発想があって、最初はラーメンと関する仕事がしていなくて、いろいろ経験してから36歳から「食」のことは始まった。この本を読んだと、割り箸は日本人の発明とわかった。日本の饅頭文化も中国から始まった、いろいろ面白いことが分かった。
安藤さんのことから、夢が叶う重要なものは家族の支持や自分の志とかであるとわかった。だが、道理がわかるのは簡単だが、実行するのは難しいことである。そして、偉人になることもそんなに簡単ではないと私が感じた。
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読後感はさわやかそのもの。そして元気が出てくる本です。
正直に言うと、これまでインスタントラーメンを食べるときは大変後ろめたい気持ちで食べていました。まさしくジャンクフードだと思って食べていました。しかし、この本を読んで、食に真正面から取り組んできた開発者の姿勢を知りました。世界インスタントラーメン協会の存在を知ったのも初めて。また、同協会が、世界各地の被災地に膨大な数のインスタントラーメンを供給して援助しているということも知りました。
起業家とは何か、企業の責任とは何かということを、改めて知る本でもあります。
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購入したのは去年やったかな?
読んだのは今年。
なんと今年は著者の生誕100年にあたる年。
なんたるタイミング。
それも知らずに読んだ偶然。
日清食品の創始者である安藤百福さんの人生って思った以上に波瀾万丈だったんですね。
大阪人として誇りにすべき経営者の一人だと思っています。
実際、彼は日清食品としては40代で立ち上げた。
ほんまに偉大な経営者は、何歳であってもバイタリティが溢れています。
私達も、負けてはいられませんな。
自分で年齢制限を決めたりする、世の中の1番脂の乗った40~50代から、若いのに諦めの早い学生全ての人達に読んで欲しい一冊ですね。
人の人生は小説より奇なりって感じですな。
ラーメン探求の中国への旅も素敵でしたね。
私も中国回りたい!って気分にさせていただきました
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今やインスタントラーメンはジャンクフードの位置づけですが、元祖インスタントラーメンのチキンラーメンは健康食品だったんですね。目から鱗。
安藤氏の波乱な人生にもびっくり。
「何をやるにも遅すぎることはない」が沁みる。
取りあえず無性にチキンラーメンが食べたくなった。
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チキンラーメン、カップヌードルを生み出した安藤百福の「私の履歴書」をベースにした一冊。麺好きとしてはインスタントラーメンの生誕がどのようなものであったか知られたのはうれしいもので、背後には並々ならぬ努力があっただけでなく、ビジネスとして成功させるために現金決済にこだわったところなど、一旗あげるまで時間がかかった人ならでは苦労がにじみ出ています。
カップヌードルがヒットしたのはあさま山荘事件がきっかけというのも良く聞く話だけど、その影には失敗も多数あったということで。個人的にチキンラーメンはそんなに好きではないものの、成功者の話としては秀逸。
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「「失ったのは財産だけではないか。その分だけ経験が血や肉となって身についた」。」
チキンラーメンを発明した安藤百福氏の本。先日、カップラーメンミュージアムを訪問し、もっと著者について知りたいと思った。
チキンラーメン発明までにも、様々な会社を起こしており、そのエネルギッシュさには驚かされる。また、会社を通して社会貢献している点に尊敬を覚えた。さらに、チキンラーメンを日本で販売する前からアメリカに輸出している点は、まさに著者の国際感覚、そして挑戦心を表していると思われ、る。
カップラーメンの容器は、運ぶ際には包装材料、蒸らす際には調理器具、食べる際には食器、という3役を兼ねる。偉大な発明だ。
この本は、薄くて読みやすい。しかし、内容は濃く、自分も著者のようになりたいと思うほどに共感する。
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この本を読むことで明日から頑張ろうという気持ちが生まれる。私も人なので目上の人などから"最近の若者は..."と言われるのはイラッとするが安藤さんから同じセリフを言われたら仰る通りです!と跪くかと思う。それぐらい安藤さんは分厚い人生を送ってきたと感じた。安藤さんは努力の天才でもあるが人に愛される事の天才でもある。普通に歴代総理大臣と繋がりがあることに驚いた。最近のビジネスのように成功しても短命で終わるものと違い利益以上に世のためを思って履歴書に書くような建て前を本気で実行する安藤さんを尊敬する。
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トヨタだって松下だって、もとをたどればみんな欧米の国産化をめざして発展してきた。けれども、このチキンラーメンだけは安藤さんのオリジナルといえますね。ザ・ニッポン!誇りに思います。
以下、メモ
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1910、M43台湾生まれ
1932、S7 22歳、メリヤスの仕入れ販売で大当たり
1938、国家総動員法
・幻灯機の製造(軍需工場の工員教育用)
・終戦直後 久原さんのアドバイス「こういう混乱期には不動産を買っておくものだよ」
・製塩業、青年を集めてイワシ漁、奨学金、脱税疑惑、巣鴨プリズン、腐った飯、食の重要さにきづく
・頼まれて信用組合の理事長に。破綻。財産を失う。
過ぎたことをいつまでも悔やまない「失ったのは財産だけ。その分だけ経験が地や肉となって身についた」
S32、1957「もはや戦後ではない」
S33,1958・チキンスープ、世界に通用する味。
めんゆでる→半乾燥→揚げる
家で1日400食生産
試作品、知人に好評
模倣に苦労
日本ラーメン協会設立、粗悪品対策として製造年月日を入れる(世界初?)
カップラーメン、アメリカで思いつく。
器がない、プラスチックはトロ箱しかない。米国技術を導入。
1971年完成、
当初の世評は×=行儀が悪い、100円は高い、
銀座歩行者天国で試食、
卸が勝ってくれないので、お湯が出る自動販売機を設置。新聞社に設置。1年で2万台。
自衛隊には喜ばれる、浅間山荘事件。機動隊員が食べている→繰り返し大写し。宣伝効果。
カップライス、食糧庁に古米の対策として依頼されて作ったが、政治家は絶賛。市場は冷遇。
自動販売機でも売れず。200円は高い=ラーメン5個買える。ゴハンなら家でも作れる。=砂上の楼閣
30億円の工場を作ったが撤退。★経営は進むより退く方が難しい。
ラーメンを発明した時の気持ち:決定的な瞬間はない。失敗を繰り返しながら、しかし、少しずつ前進していることはわかっていた
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安藤百福は、挑戦の人であり、努力の人である。
戦時中に経営していた工場で、無実にもかかわらず、憲兵隊に逮捕され、拷問を受けた。
また、戦後も脱税の容疑でGHQによって2年間、巣鴨プリズンに投獄されている。
戦争や病気、投獄で死生観を見つめた人の中に大経営者になる人が多いが、安藤氏もその一人だ。
そして、1年間、4時間睡眠で研究に没頭した結果、「チキンラーメン」を生み出す。その努と粘り強さは半端ではない。真の「粘り強さ」とは失敗しても這い上がる力である。
創造的破壊をイノベーションという。しかし、安藤氏の革命は、破壊を伴わない。即席ラーメンという新しいジャンルを確立し、世界の食に革命をもたらした。では、破壊はあったか。ラーメン業界は打撃を被ったかもしれない。
しかし、安藤氏は即席ラーメンは新しい食べ物だという。私もその通りだと思う。
真のイノベーションは革命であり、真の革命は無血革命なのだ。
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波瀾万丈の末に成功を手にした筆者。よく、「成功するまで続ければ失敗ではない」なんて言われるが、それを地でいくビジネススタイル。相当なタフネスの持ち主であることがよく理解できた。このガッツを見習いたい。
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本人の声を通して聞くと本当の意味でのそこに到達するまでの厳しさがわかるが、どの方にしても想像以上な時点で私には到達できないのかと思ってしまった(笑)
ここまでのモチベーションもだけど、人を引き寄せる力がやはりすごい。どうしたら会えるのか?と思える人ばかり。そんな方達とも同等に渡り合える人格者だからだろうけど。
ただ手軽なラーメンとしか思ってなかったが次回食べる時には構造などチェックしながら食べてみようと思う。
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朝ドラが面白いので拝読。
チキンラーメンが完成し成功するまでの過程で、政治家や財政人との太いパイプで結ばれていることが分かり少し残念な気がした。
(刑務所にはいっている期間も出所できたのは知り合いの陸軍の助けがあったり…。)
それでも48歳からの挫折を経て成功するバイタリティは素晴らしいの一言。
後半は麺の歴史を辿る中国の旅の記録で、それはそれでラーメン好きには面白く勉強になった。
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日清食品の創業者である安藤百福さんが、昭和を代表する起業家のお一人であることはもちろん承知していたが、数奇な人生を送ったとは、朝ドラ「まんぷく」で初めて知った。しかしドラマは所詮フィクション。大袈裟に描いてあるかもしれないので確認したいと思い、ご本人の手による自伝を手にした。前半は、日経新聞に連載された『私の履歴書』から。後半は、安藤さんが晩年に熱意を燃やした麺のルーツ探索の紀行『麺ロードを行く』である。
朝ドラは百福さんの奥様がヒロインであり、百福さんがモデルの準主役「萬平さん」は、発明家として有能ではあるけれど、少し浮世離れした純粋な人で、経営者としてはいささか頼りない夫に描かれている。妻から見たらどんな偉人もそうなのかもしれない。が、客観的には商才があり人脈の形成も見事、商品開発も営業も宣伝も全て自分でできちゃう、スーパー凄腕経営者である。しかも、今で言うなら社会課題解決型事業で公利を生み出す、起業家ならかくありたい立派な人なのだ。
後半の『麺ロードを行く』では、ラーメンのルーツを探るために、上海を皮切りに果てはウルムチまで、中国の麺料理を訪ねる旅。さながら食のロードムービー。読みながら耳下腺が刺激されて、「百福さんと行く麺ロードの旅」という企画があったら、ぜひ参加したいと思った。しかし執筆されたのは20年以上も前のこと。中国も甚だしく変わっていることだろう。チキンラーメンは永遠です。