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# 書評☆3 5G教科書 | 大ボリュームだが,専門用語のオンパレード
## 概要
通信技術の5Gを解説している。
400ページにも及ぶ大ボリュームで5G及びその周辺技術について解説されており,情報量が多かった。
ただし,冒頭から専門用語が容赦なく登場し,専門用語だらけの本となっている。そのため,教科書とはあるが,ある程度ネットワークやインフラなどの通信技術について知識がないと,内容についていけない。
書籍の冒頭で,経営者などの非技術者にとっても役に立つようなものにしたいと書いてあったので,期待していたのだが,これだけ内容が難しいと,理解するのは無理ではないかと思った。
ここがとても残念だった。
## 結論
情報量は多いので,通信会社や通信技術に関する仕事や研究をしている人にとっては,リファレンスとしていいかもしれない。
ただし,この分野について知識がない場合,この本はまだ早い。他の本で,基本的なところを理解してから読んだほうがいいだろう。
パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/04/29/
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日本の5G書籍としてはかなり初期に発売されたものであり、また現状ほぼ唯一のちゃんとした技術解説書。時期の関係上仕方ないが、Release16以降の内容は含まれておらず、LTEの解説のウェイトが多い。ただし、5G NRはLTEをもとに拡張・発展させたところが多いため、LTEから5Gへの流れを学ぶのに良い書籍。図表が豊富。
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久しぶりに通信技術書を読み、色々と思い出した。
すでに過去の話になっている内容も多いのはこの世界の進化の速度がまだまだ激しいことを示している。
内容は専門的な知識のべースがないパートはなかなか読み進めるのは難しかった。
なお、2023年4月に本書の続編として諸々最新動向に合わせてアップデートした『続・5G教科書』が出ている。カバーする領域としては被っているので、今から読むのであれば、順番に読むというよりも『続・5G教科書』を読む方がよいかもしれない。
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『続・5G教科書』のレビュー
https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4295016136
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図書館で借りた。
すごく大きくて厚い本。400ページを超えるこの本は教科書と言うより資料集。
「5Gの教科書」と言っても、一般的な”スマホを使うユーザー”がこれを読んでも意味は無い。さらには、アプリ開発者もほとんど意識しない。
KDDIなどの通信事業者やその関係者のエンジニアが必要なのかも…というレベルな印象だ。ムックでは無いようだが、なんとなく日経ネッ○ワークの記事の寄せ集めのような印象も受ける。
…ネットワークに関わるエンジニアとして必修の知識かなと思ったが、外れたようだ。