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(15-75)上・下巻をまとめて。
私はシリーズに出てくる子供たちは皆好きだが、ディックとドロシアのカラムきょうだいが特に気に入っている。街育ちなので他の子たちよりキャンプや帆走の技術は劣るが、頭が良く冷静に対処できる長所を持っている。この巻では彼らの力が充分発揮されるのでとても楽しく読んだ。そして大おばさんのマリア・ターナー、私は結構好きだな(友達にはなりたくないけど)。それぞれの子供たちの親とは全く違う「ザ・大人」という人種。この人が出てくるので物語がすごくリアルになったと思う。
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イギリスの作家アーサー・ランサム、1943年発表の児童文学、「ツバメ号とアマゾン号」シリーズ全12巻の11巻目。これまた児童文学の傑作。
今回はツバメ号の子どもたちは出て来なくて、ドロシア、ディックのカラム姉弟とアマゾン姉妹の物語り(中心はカラム姉弟です)。舞台はいつものイングランド北部湖水地方、やはりこのシリーズは湖水地方が舞台でなければ、と思います(それ以外が悪いわけではありませんが)。
アマゾン姉妹の母が病後の療養のため伯父と旅行に出かけ、姉妹とコックだけの屋敷をカラム姉弟が訪れます。ところが保護者不在と聞きつけた大叔母が姉妹を監督するためやって来ることになり、極端に厳格な大叔母の不興を招くことを恐れたカラム姉弟は近くの森の中の廃小屋(通称犬小屋)でのキャンプ生活を余儀なくされます。
大叔母に知られずに10日間程を乗り切らなければならない、しかし次々と障害が現れて・・・。
大きな冒険はありませんが、湖上での帆走や森の中のキャンプ生活の楽しさなどたっぷりと描かれ、また周囲の大人たちも巻き込んでのハラハラドキドキのドタバタコメディが非常に冴えている物語り、とっても面白いです。
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無事に一連の「ばれずに大おばをやり過ごす」
ことは達成となりました。
途中究極の手段で
ティモシイの欲しい材料を
取りに行かねばならないなど
ばれる要素がたくさんあったのですが
それでも、無事にやり遂げました。
最後はDきょうだいはなんと、
大おばさんをスカラブ号に乗せてしまうのです。
もうばれるじゃん、ちょ!!
と思いますが…
安心してください、ばれてませんよ(笑)
彼ら二人の成長が
本当に感じられたとともに
ナンシイとペギイはうまくやったよね。
と思いました。