電子書籍
2巻!
2019/03/22 10:59
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
手塚先生が、登場します!
そして、円谷選手の悲しい人生も、描かれています。
笑いだけでなく、考えさせられる内容ですね。
次は、プラトン!
哲学は難解ですが、どう描いてくれるのか、楽しみです。
電子書籍
ここまで描いていいのかしら。
2019/02/05 14:47
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
手塚るみさんに許可は取ったと聞きましたが、手塚治虫のアシスタントまでして、凄い経験だぞ、主人公。
円谷幸吉の悲劇。
主人公は精神的な成長を遂げている。そしてアテネで待っているのは……。
電子書籍
この巻はギリシアの話というより、昭和の日本の話
2022/01/19 21:49
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2巻はギリシアの話というよりは、日本の話がメインであったように思う。しかも日本の昭和時代を見せるのではなく、手塚治虫と円谷幸吉を描くことで、このマンガの目指しているところを語っていたのではないか。
手塚治虫は今さら言うまでもなくマンガの神様として知られる、今ある日本のマンガの始まりとなった人であり、戦後昭和の時代を第一線のマンガ作家として駆け抜けた人である。最近のマンガから生まれたとしか思えないようなマンガを良しとせず、優れた漫画を描くには他のさまざまな芸術に触れるべきとの考え方が描かれている。
円谷幸吉は、昭和の東京オリンピックのマラソンで銅メダルを獲得しながら、後に自死に至ってしまった人である。ここでは、国の期待を背負うことで自らの希望や楽しみを失い、最期を迎えてしまうことからアスリートが本来目指すものは何なのか、近代オリンピックがいかに変質していっているのかということを描こうとしている。
何よりこの2人がかなりリアルな姿で描かれているところに、ヤマザキマリの本気度が見えるように思う。この2人のことを絶対描いておきたかったのだろう。
そして、この2人の姿からこのマンガの主人公デメトリウスが壺絵師でありながらアスリートでもあるということに意味を見出し、新たな道に進もうとすることとなるわけだ。
なんとなく『テルマエロマエ』の二番煎じのように感じていた本作だが、決してそうではないのだろうな。
紙の本
可笑しくて、悲しい
2019/01/10 09:35
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投稿者:あらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代ギリシア人が東京オリンピック前後にタイムスリップ。
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この『オリンピア・キュクロプス』は、中学校・高校の図書室に置いて欲しい漫画である
青春真っ盛りの十代にも、自分の才能と向き合う意義、夢の為に頑張る意味、自分らしく生きる意志、それを考えるためにも読んでほしい漫画だからこそ推薦するんだが、それ以上に読んでほしいのは、漫画を読むと馬鹿になる、と思っている大人だ
確かに、世の中には漫画を一度も読まずに、努力し続け、成功した大人もいる事にはいる
そういう立派な大人が、漫画は害悪だ、と言うのなら、そこには相応の説得力は生じるだろう
けど、そんな偉い大人の圧に屈さず、今日まで、漫画がこの世から消え失せていないのは、漫画は害悪などではなく、読んでも馬鹿にならない証明になるんじゃないだろうか
漫画には、人へ今日も生き、明日を掴む、その気力を与える力があるはずだ
だからこそ、多くの人に愛されているんだ
漫画が害悪などではなく、その漫画から得られる力を正しく受け取れず、自分の犯した罪の理由に挙げる奴が愚かなのだ、と私は言いたい
ちょっと熱くなりすぎた事は反省するが、この『オリンピア・キュクロプス』を学校の図書室に置いて欲しい、って意見は撤回するつもりはない
人間、生きていれば、何枚も、高さや厚さが異なる壁にぶつかる
壁にぶつかるのは、その人が目標を持ち、それに対し、真摯な努力を積み重ねているのだ
壁にぶつかって苦しむくらいなら、頑張らない方が良い、って意見もあるだろう
努力しない事で、つまらなくなるのは、その意見の持ち主の人生なので、好きに生きればいい
主人公・デメトリオスは女々しい性格ではあるが、決して、壁から逃げない強さがある
悩み、憂い、哀しみ、無力感に苛まれながらも、自分で、しっかりと答えを見つけて、前に走り続けている
そんなデメトリオスの強さを、学生にも感じ取って欲しいのだ
もちろん、彼のように、上手い具合に壁が乗り越えられるようになる訳じゃない、この『オリンピア・キュクロプス』を読んだとしても
けど、読んだ学生は、何かは得られるはずだ
この(2)には、漫画の礎を築いたと言っても過言ではない、手塚治虫先生に、デメトリオスは出会う事になる
実に漫画的な展開だからこそ、一線を越えた面白さを読み手に感じさせてくれるのだ
手塚治虫先生の、漫画家として生きる姿に感銘を受け、人間的に成長したのも束の間、デメトリオスは新たな壁にぶつかる
そして、大きな悲しみを、永遠の別れで味わうことになってしまう
それでも、彼は道半ばで倒れた、立派な英雄が自分にくれた物を大切に抱え、自分を更に成長させるべく、行動を起こすのだった
納得のいく壺絵を描く事、楽しく走る事、どちらかを取るのではなく、どちらも諦めず、両方を持ち続ける事で、互いの良い変化を促していく、と決断したデメトリオスが目指す新天地は、アテネ
アテネで、彼はどんな人物に出会い、どんな問題に直面し、そして、タイムスリップした東京で、どんな経験をするのか、楽しみだ
私なんぞが言うまでもない事だが、この『オリンピア��キュクロプス』の良さを支えているのは、意外にも、村長じゃないだろうか
嫌なキャラではある。けど、この村長がデメトリオスに、現実の厳しさを突きつけ、感情任せに恫喝するからこそ、デメトリオスは成長に必要な壁にぶつかれる
現実にも、村長のような父親や教師、上司はいる
そんな人間の言葉なんて、聞く必要はない、と思っている若者もいるかもしれないが、そういう人間の言葉にこそ、自分を変えるチャンスが秘められているもんだ
自殺を考えたくなるまで我慢しろ、とまでは言わんが、少しは耳を傾けるのもアリじゃなかろうか
この台詞を引用に選んだのは、さすが、漫画の神様、と感服したので
実際、私が尊敬している、藤田和日郎先生や羽海野チカ先生たちも、漫画だけじゃなく、様々なカルチャーに触れている、と聞く
漫画だけに「好き」を注ぐのではなく、自分が気になるもの、世間で人気なものへ、積極的に触れに行く事で、人間性を成長させる
そして、その経験から出来た、新たなエネルギーを、漫画へ詰め、もっと面白くする
私も、小説家として世に出たいのなら、漫画や小説だけでなく、他の文化も、もっと勉強すべきなんだな
「マンガを描くには、まず、何を人に伝えたいのか、それをはっきりさせること・・・いいマンガを描きたいのなら、マンガからマンガを学ぶな!よい音楽、よい文学、よい映画、様々な文化に触れることが大事なんだ―――」(by手塚治虫)
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うんうん、テルマエ・ロマエみたいな感じね……と高をくくっていたらてっ、手塚治虫?!手塚治虫?!(大事なことは2回)油断できない第2巻でした。
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え……? スポーツ漫画じゃないのか? 漫画ネタの漫画だったのか!? そっちですかー? 手塚治虫登場って、すごいけど、こういうの手塚プロダクションとか許可いるのかしら?
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やはり、この漫画面白い。 ギャグとシリアスの描き方も、上手い。 真実を突いているようで。 そして、デメトリオスと一緒に元気になれる。 デメトリオスの根本的な優しさが無いと、成り立たない作品。