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待っててよかった!文庫になったから買えた!評判どおり、おもしろかった。訳がすごくいいのかも。古臭い感じがまったくしないし、海外のコメディっていまひとつおもしろさがわからなかったりするけど、これはわかる。くすっとする、ゆるい感じのおもしろさだけど。わたしは「漂う」ジーヴスがツボだった。目に浮かぶよう。バーティはバカって感じはそんなにしないんですが。わりに好きです。
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20世紀初頭のロンドンが舞台。貴族階級の金持ちバカ息子バーティーに次々とふりかかる、深刻ながらもバカバカしい悩み事を、優秀な頭脳を持つ執事ジーヴズがそつなく、ずる賢く解決していく、ユーモア小説。
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登場人物がみなさんちょっとくせがありすぎる。翻訳物ってこんなものかしらんと思いながら読みました。本当は星3つくらいだけど、ジーヴスの賢さで(?)星4つ!続きもきっと読みます。
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P.G.ウッドハウスのユーモア小説、完璧な従僕ジーヴズのシリーズを読んだことがあれば、お馴染みの傑作な短編揃いだが、文庫化されたということで、やはりまた手にしていた(笑)。翻訳者によって多少感じも違うが、文庫は更に気軽なせいか、読みやすい。
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お金持ちでお気楽でおバカさんなご主人様が巻き込まれる難事件(!?)の数々を、優秀な執事ジーヴズがその叡智で鮮やかに解決していくシリーズ。
態度や言葉遣いは丁寧で一見主人に従順な執事ですが、澄ました顔しておバカさんのご主人様を手の平の上で転がしているのがおもしろい。
主人のバーティも転がされていることに気づいてはいるものの、ジーヴズは優秀で役に立つからまぁいいや、と暢気に構えている鷹揚さが気持ちの良い人物です。
この二人の、どっちが主人なんだか分からない賑やかな毎日が笑えて楽しい一冊でした。
【ジーヴズの初仕事】初めてバーティの家にやってきたジーヴズはさっそく特製ドリンクでバーティに気に入られ採用、そしてさっそく服のセンスを巡って険悪になり、婚約者騒動へと巻き込まれていきます。
主人に対してはっきりとは言わないまでも、婚約者に関しても服のセンスに関しても引くことをしないジーヴズの態度は主人を思っての忠誠心か?いや、単に自分が気に入らないだけでしょう。
対して、執事の態度にその時は怒るものの、すぐにさっきのことは忘れて鷹揚になれるバーティは器の大きさを示し…いや、単に単純なだけか。
自分はばかだし、優秀な執事がいるから自分の頭で考えるのは止めた!と潔いバーティの人柄が素敵です。
この正反対の二人のどっちが主導権を握っているんだか分からない掛け合いが楽しい。
【ジーヴズの春】バーティの幼馴染であり、女であればだれにどもすぐにでも惚れてしまうビンゴがまた恋をした!なんだかんだ言いくるめられて困った立場においやられるバーティが可哀想でかわいい。
そして自分は直接何もしていないのに、アドバイスだけで全てを思い通りにしてしまうジーヴズが末恐ろしいです。
【ロヴィルの怪事件】「バーティの天敵・アガサ叔母がバーティに結婚させようと企んでいる!詐欺師の手口がおもしろく、絶体絶命の所から一気にジーヴズが解決してしまうのが気持ち良いです。それにしてもバーティとジーヴズの服のセンスを巡る静かな攻防は笑えます。
【ジーヴズとグロソップ一家】執事が自分の悪口を言っているのを聞いて怒鳴り込むでもなく、ただムカムカしながら家を飛び出しちゃうバーティがかわいい。
ビンゴがまたまた恋をしてどたばた劇になりますが、この話のジーヴズの決着のつけ方は、バーティが憐れ。
女からしてみると、優秀な執事はとっても怖いです。
【同士ビンゴ】ビンゴがまたまたまた恋をした。もうビンゴはどうしようもない奴。ジーヴズがまた鮮やかな手並みを見せ、バーティがまた人の良さをだしていますが、こちらまでビンゴに振り回された気がしてぐったり。でも楽しい。
【バーティ君の変心】いつもはバーティが語り役ですが、これではジーヴズが語り役となって、いつもの華麗な手腕の舞台裏を見せています。
突然子供がほしいと言い出したバーティ。平静を装いつつも居心地の良いこの場所を壊したくないジーヴズ。相変わらず策を巡らして自分の都合の良いように事を運びますが、それなりにバーティへの敬意もかろうじ���ほんの僅かにあるようでよかった。
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のんきな貴族で一人暮らしのバーディに雇われている執事のジーヴズは、万能の執事。ご主人様のピンチをさりげなく、賢く助けてくれる。
ウィットに富んだ短編集。
イギリスで長く愛されているユーモア小説という事がよくわかる。
執事という職業がよく知られているので、こなれているのだろう。「謎解きはディナーのあとで」の執事に比べて、自然に感じるのは歴史と風土の違いだろうか。
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短編集。
読みやすいです。
ダメダメなご主人様バーティと賢い従僕ジーヴズのお話です。
バーティが何かの事件に巻き込まれ、
それをジーヴズが(主人をも欺きつつ)見事な手際で解決するという流れが基本。
人間離れしたジーヴズですが、主人の奇抜な格好に嫌な顔をしたり、
喧嘩をしたら素っ気なくなるなど、人間味があって良いです(笑)
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短編が7篇。
語り手がちょっと抜けてる主人のバーティで、事件を記述する形式っていうのは探偵小説にありがちな手法だけど、あくまでユーモア小説。殺人とかおきないしね。
でもジーヴズの活躍ぶりに感じるカタルシスは探偵小説のそれです。
洒落た言い回しとジーヴズとバーティの関係がとってもツボなので他のも読みたい!
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事件簿といっても殺人事件などのミステリーではありません。
いわゆるユーモア小説。こういうジャンルは初めて読みました。
お気楽な感じが良いですねえ。
ジーヴスの存在感がイマイチな気がしたけど、登場人物に変な人が多いので面白い。
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近年ブームのユーモアミステリのジャンルに入るのであろうが、解説を見て驚いた!なんと1920年前後の上梓であり、そろそろ1世紀前になろうかという古典作品だった。
文春文庫で新訳が2011年に出版さており、その新訳を読んだのだが、20世紀初頭のロンドンを舞台にちょっと間抜けな若い主人バーディと彼の従僕(執事)ジーヴスの日常を描く。バーディに降りかかる厄介ごとを辣腕でそつなく解決するジーヴス、バーディのダメさ加減と不幸体質に笑い、ジーヴスの洞察とさりげない根回しと仕掛けに拍手する。
新訳なのでとても読みやすい、当時の英国紳士の生活ぶりも興味深かった。自分は全く未知であったが英語圏では非常に有名なシリーズであり、ジーヴスの名前も一般的のようだ。ユーモアミステリの先駆と言えるのだろうが、前に読んだブラウン神父シリーズと同じ時期に同じ国で書かれており、同じタイミングで手にしたことは不思議な偶然であった。
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久々に味わい深いユーモアミステリーでした。P.Gウッドハウスの作品を探してもっと読みたいと思います。
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読みやすい! 執事がさらっと先回りして、色々と気の利いたことを、ユーモアを含めてこなしてくれるのが小気味良い。
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面白かった!!事件簿とあるけど殺人事件とかじゃなくてちょっとした身内のもめごとみたいなのを従僕ジーヴズが解決するお話をちょっと(相当?)抜けてるご主人様のバーティが綴る物語。最後の一編はジーヴズ自身の語り。
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キャラクターがそれぞれいい味出していて、楽しい。
他人からすれば些細な事で盛大に悩んでいるお気楽な甘ちゃん坊ちゃんたちが、何となく気の毒になってしまうのは、ジーヴスが結構な悪党だからかな(笑)。
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それなら昨日のうちに処分済です。
さすが長年愛されている小説だな、よくできていて面白いなーと思いました。