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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
やっぱりフランスとは文化が違うなぁと思わされます。
フランスの食文化を知りたい人にはおすすめです。
たまにはこういうのもいいかもな。
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「パリのちょっと不便なところ」が好きな著者による
パリの食事、食材のエッセイ。
日本はコンビニが24時間空いているのに
フランスの地方都市は日曜にはすべての商店が閉まる。
市販のドレッシングは種類がとてもすくないから手作りする。
ただし原材料である農産物はとても豊富。
14のエッセイが掲載されているが1つめの
表題作でもある「日曜日はプーレ・ロティ」が
とても面白かった。
プーレ・ロティ(ローストチキン)は日曜日の定番の料理。
日曜日はスーパーは開いていないがマルシェがある。
そこで、プーレ・ロティを買い、お家でマダムが
鶏肉一羽をさばいてふるまう。食べ終わったら
みんなで散歩。
決まったメニューでのんびり過ごす週末、いいですよね(´艸`*)
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おいしいなぁ、フランスって美味しいなぁ。
時間があるとお金を使う、時間がないととお金がたまる。口にするもの、体のことを考えると旬のものを旬に食べるのが、一見高く付きそうやけど長い目で見たら医者いらずの人生を送れるんかなぁ。
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「フランスについてのエッセイ」って聞くと、やたら断定的な中年女性による意味不明なフランス礼賛を読むはめになるんじゃないか、とやや警戒しがちなワタクシですが、この本は非常に楽しんで読みました。かつ、とても参考になりました。
まず、「作ったドレッシングをボウルの底に入れて、その上に野菜を入れていき、食べる直前に混ぜる」が目からウロコ!
私も、寒い冬が終わって、春野菜がいっぱい出回り始めると、とにかくサラダが食べたくなります。そうして春から秋にかけてはしょっちゅう、ガラスのボウルにその時旬の野菜や果物を放り込んで食べているので、さっそくその手順を真似してみました。
味がよく馴染むし、しかも、ドレッシングを作る器が余分にいらない=洗い物が一個減る! すっごーい!と感動。
チーズの食べごろについても、すごく参考になった。
カマンベールチーズは、買ってしばらくして、中がとろっとし始めるころが好きだなぁ、と常々思っていましたが、そういう熟成時期だけじゃなく、食べる時の温度(冷蔵庫から出すタイミング)もけっこう重要なんだなぁ。全然知らなかった。
また、食事が終わった後、デザートの前がチーズの時間、という習慣もとても興味深かった。
チーズって、アペタイザーかと思っていた。うちでも、いつもごはんを食べた後、もう少しお酒を飲みたいって時に、生ハムなどを巻いてビデオなど見ながら食べてましたが、それは邪道で、本来はメインの食事より前に食べるもの、となぜか勝手に思い込んでました。
まあ食べたい時に食べればどっちでもいいのだけど、考えてみれば、チーズの食べ方や食べ頃なんてきちんと考えたことないな、と気づいた。ぜひもうちょっと掘り下げて勉強してみたい。
他にも、市場でのやりとりはとてもうらやましく感じました。同じ野菜が何種類か売られていて、どういう風に料理したいかを聞かれて、それに合った種類や熟れ具合を薦めてくれるなんて!
でも、考えてみたら日本でも、お魚屋さんなんかはそんな感じですねえ。私には敷居が高くて、なかなかお魚屋さんでうまくやりとりできないのですが。
そう考えると、自分で簡便さを選んでおいて、フランスはいいなぁ、日本じゃ無理・・・なんて言うのは間違っているのかも。住んでいる場所や環境にもよるけれど、時間の余裕と「まめさ」とやる気さえあれば日本でも生産者に近づくのは可能?
・・・・などなど、いろいろと参考になり、日々の暮らしの良い刺激になりました。
ただ、この著者は料理を本格的に学んでいるのに、レシピが全くないどころか、まともに料理している場面や、料理そのものについての記述がほとんどないのはちょっと驚きました。
やたら市場で買い物はしているけど、料理することの比重はすごく少なそう・・・と思ってしまった。それとも、フランスではプロのシェフ以外はみんなそうなのかな?
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フランスで家庭料理、製菓、料理を学んだ筆者がフランスでの暮らしと食生活を描いた14のエッセイ集。
すごく面白かった~!
食材に旬があることやドレッシングやマヨネーズの位置付け
食生活と文化、暮らしとの関係性
特にバターの食べ比べは、私もしてみたいなぁ。