紙の本
あおぞら号のソラさん
2019/06/27 05:13
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
修学旅行生が貸切で利用する「あおぞら号」がいいな~と思いました。
私も乗ってみたい…!
あおぞら号に、座敷童子?みたいなソラさん(実際には、妖怪とかじゃなくて、間違って乗った人とかですが)がいるというのもまたちょっと素敵な設定でした。
でも、話そのものは重めでシリアスで、みんなどこかしら不運だったり不遇だったりする人たちの話だったので、どういう結末になるのか不安を覚えながら読み進めましたが、最終的には前向きな感じのラストで、ほっとしました。
紙の本
あおぞら号と寄せ木細工と願いと
2021/01/31 18:07
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投稿者:さやや - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々なモチーフ、主人公達、両親、同級生などの絡まってしまった細い糸が場面をおうごとにほぐされていく様に脱帽。皆、背負ってきたものが重くて、映画を見ているような気分だった。今まで何作か読んできたが、作者の中でも五本の指に入ると思う。
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【『思い出のとき修理します』シリーズ作者の新境地】「あおぞら号」には、幸運を呼び寄せる男の子が潜んでいる――後悔だらけの人生をもう一度やり直すため、過去と向き合う再生の物語。
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修学旅行で乗るあおぞら号には「ソラさん」と呼ばれる座敷童的な人物が紛れ込んでいて、会えれば願いが叶うという都市伝説があった。
ずっと会っていなかった父親が死亡し、届いた封筒からひかるは達郎と再会し「ソラさん」を探すことに。
青春っぽい表紙から想像するよりは暗めの結構ヘビィな話。
メインのひかると達郎はじめ、良くない状況に置かれてる登場人物達が多い。現状にもがきながらも上手くいかなくて、悪循環になっていく5章とか本当に苦しくなった。
毒親からの呪縛に苦しむ2人が大人になって再会し、「ソラさん」を探し始める中で淡い未来への希望が見えたのは良かった。
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修学旅行で乗った特別列車「あおぞら」にいた、
幸運をもたらすと言われる「ソラさん」。
ひかるは、後悔だらけの人生をもう一度やり直す
ため、「ソラさん」を探すたびに出る…。
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不幸を両手いっぱい抱えた人が次々出てきて、読んでるこっちが苦しくなる。でも、最後キレイすぎるくらいにさっぱり解決して、読後感は良かった。それにしても、ひかるの母親がヤバすぎた。ラストのところ、まるでツンデレみたいな描かれ方だったけど、娘はたまったもんじゃないな。
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ファンタジーな物語かと思いきや、思いっきりドロドロな人間関係に重くなる。特にひかるの母親は精神崩壊してるやろ…と。
自分もあおぞら号に乗って修学旅行に行ったけど、ソラさんの噂話は聞いたことがなかった。
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観光列車「あおぞら号」で「ソラさん」に会うといいことがある、こういう幸せになれそうな都市伝説ってほんわかした気分になるし、列車に乗るときにも楽しみが増えそう。
だからといって、それだ誰だったのかはっきりさせようとは思わないけど、気になると調べてしまうかぁ。
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からくり箱が大事なアイテムとなる小説で、登場人物たちの過去・現在も、からくり箱のように一つ一つ関係し合い謎が解けていく。谷さんの描くミステリー×ヒューマンドラマはやはり絶品です。
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読みやすいのですが、心に何らかの傷を負った人々ばかりが出てきて結構読むのが辛かったです。やっていること、やろうとしていること、やってしまったことも結構ひどいことが多いので・・・。
最後にはある程度の希望が見えましたが、子供では無く成人した人ばかりなので今後上手くいくかはわからないなと思いました。
私は知らなかったのですが、調べてみたらあおぞら号って本当にあるんですね。
都市伝説もこうやって出来ていって、変わっていくんだなって色々と思わせてくれました。
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3以上4未満って感じかな。ちょっと関係に無理がある気がする。そこまでくっつける必要があったかなぁ。特に日菜子と陸と康子のあたりがねぇ。ちょっと偶然が過ぎるでしょう。そのせいで分かりにくくなった気がする。ひかると達郎の関係なんかは良かったんだけど。ソラさんへのこだわりもちょっと?が多かったかも(-_-;)。
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谷瑞恵さんの書く物語は、いつも登場人物が心に闇を抱えていて、でも最後にはその闇がふわっと軽くなる。でも、この物語は闇がいつもより深めで、最後も切ない印象だった。
登場人物の誰もが秘密を抱えている。過去のちょっとした行いが悪い方向へ波及して、どんどん歯車が狂っていく。物語の語り手が変わるごとに、それぞれが抱えている秘密が明らかになり、無関係だと思っていた人たちがつながっていく。
ミステリアスで、どんどん引き込まれて、一気に読んでしまった。
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わたしも小説みたいにやり直したい。
複雑に絡まった人間関係もいとおしいような感じがした。真夜中とか夜空とか好きなワードです。
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❁.゚『人には限られたキャパ(器)を持っているんだけど、貴方は今その器の中に1つの要素がほとんどを占めてるんだよね。
でも、少し距離をとることで、その分友人とか恋人だとか、趣味とかもっと色々なものを入れれるくらいのスペースがつくれるようになってくるとと思うよ。』
距離をとらなくても、
私が、歩み寄れば。上手くいくコツをつかめば。
........また、「私が〇〇しなきゃ」的な思考になっちゃって、もっと頑張ろうとするほど心が追いつかなくて最後はボロボロになる。
歯車が、決定的に合わないのだと思う。
合わないのに回り出すから、
向かい会う度に激しい音を立てながらお互いをすり壊し続けるのだろう。
今、足元はぐらぐらと揺れてるような彼女だったけど、いつか妥協点を見つけられるのかな。
続きを出して欲しい!
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素敵な表紙にときめいて、爽やかな青春物語だと思っていたら、とんでもなく重苦しい内容だった。
登場人物達がみんな負の感情を背負っている。
特に主人公、ひかるの母親は強烈だ。
我が子を自分の所有物としか見られず、過剰な執着と束縛。
そして暴力を振るう父親を持つ達郎。
特別列車『あおぞら号』の中で「会うといいことがある」と言うソラさんの存在、そんなファンタジー要素もあるのだが、毒と悪意が多過ぎて霞んでしまった。
登場人物がごっちゃになりやすく、話も飛ぶので少し解りづらい所も。
ひかると達郎の未来には幸せが待っていますように!