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安倍政権下の霞が関改革への一書
起きている現実を踏まえ、評価は否定的
なら対案はどうするべきか?
人事の成果評価・専門性能力の評価・民間交流がもっと必要
政治主導の官僚支配は、意図せざる負の結果を招いている。
政治家の視野は極めて短期的、官僚の自立性の低下・専門性の喪失により、政府全体の劣化に繋がっている
経済社会システムの改革が必要
2025年団塊の世代 後期高齢者
2050年団塊ジュニア 後期高齢者
⇒痛みを伴う改革が不可避
公務員の専門性は軽視され、政治化し、パフォーマンス低下
①政策立案機能の低下
②組織マネジメント力の低下
ミッションと実績評価を確立できるか?
リスクを冒さず定期ローテーションを待つ
やってる雰囲気で評価を上げる
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元財務官僚の方が過去の行革を整理しつつ、処方箋を記した本。処方箋の章では、元財務官僚らしく財務省改革に多くの紙面を割いている。省庁再々編の提言では、官邸・内閣官房・内閣府と政権中枢の複雑な仕組みの見直しや、共通ミッションが見出せない総務省の分割、所管が大きすぎる厚労省の分割などが提言されている。省庁を半減させるという数ありきの行革の副作用とも言え、再度分割することには相当のパワーが必要だが、より効率的な行政体制の構築のために必要な改革は行なっていくべきだろう。
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元財務官僚である著者が、平成の政治主導の改革を振り返り、霞が関の病理を説くとともに、先進国の公務員制度改革も参考に、霞が関復活の処方箋を提示。
処方箋の是非はさておき、官僚の「政治化」と、その「専門性」の欠落という問題点の指摘は当を得ていると感じた。
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官僚は内閣の下請け官僚になってしまい、自律的な政策立案ができていないために、短期的な視野で考えた政策しか生まれないのは問題だと思った。また、政策立案はしたものの、その評価と改善のプロセスがしっかりしていないために、海外に比べて質の高い政策ができていないのも課題だと思った。評価して改善するのは大変な点もあるけど、仕組みを作って実行していくことでより良い政策に育てることができると思う。人事についても、ジェネラリストを育てる今までの形から、プロフェッショナルを育てる形にしていくことが、民間でも活躍できる人材を育てたり、民間から人を呼ぶことにつながるので大切だと思った。官僚は改めて難しい課題に立ち向かう難しい仕事だと感じた。