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紙の本
ためらいながらも手を伸ばそうとしている2人。
2001/02/10 16:54
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある朝目覚めたら裸の上に妙な痛みの残る身体に驚いた大学生の明信は、隣に同じく全裸の幼馴染み・花屋の龍が寝ていて動揺しまくるが、実のところ酔っ払っていた明信に前夜の記憶はなく・・・。
7歳も年上で昔から面倒見のよかった龍に、会えば何故か甘えてしまう明信だったが・・・。
今までの同シリーズだと、恋愛色より家族愛色の方が濃い、という感じがしたのですが、明ちゃんの話は龍ちゃんとの大切な思い出をモチーフに家族的なことももちろん絡んではくるものの、龍ちゃんの明ちゃんへの優しさがすごく伝わってくるし、無茶やってた過去のことはどうやっても消すことは出来ず、いつまでも自分はそれを背負って生きていかないといけない。
それゆえに前へ足を踏み出すことをためらう龍ちゃんの気持ちも、また、その龍の傍にいてあげたいと思う明ちゃんの気持も、互いにためらいながらも手を伸ばそうとしているようなやりとりもよかったです。
紙の本
痛み続ける傷口に
2017/09/03 20:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
何の前触れもなく龍と明信がくっついてちょっと唖然とした。それから小さなエピソードを重ねて二人の気持ちが恋になっていくのが良かった。明信は血を流し続ける龍の傷口に寄り添っていくのでしょうね。
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