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紙の本
「偽善」について徹底的に解説した非常に分かり易い入門書です!
2020/06/07 10:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「偽善」ということについて、その歴史について徹底的に検証・分析した上で、文化史的、社会学的、倫理学的に纏められ、誰にでも読みやすく、分かりやすく書かれた入門書です。単行本は、「偽善のすすめ、10代からの倫理学講座」というタイトルでしたが、文庫本ではタイトルが変わりました。同書では、「オトナになるというのは、偽善者になることなのだ。だから偽善者になならければならない」という衝撃的な結論が述べられています。なお、同書の構成は、「第1章 偽善って、なんだろう」、「第2章 偽善の実態を見てみよう」、「第3章 知られざる偽善の歴史―誕生編」、「第4章 知られざる偽善の歴史―成り上がり絶頂編」、「第5章 知られざる偽善の歴史―暗雲凋落編」、「第6章 結論―偽善者になろう!」となっており、その内容には驚かされますが、読んでいくうちに納得させられるから不思議です!
紙の本
論理的な話を、劇場タッチで
2019/05/04 14:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:食いしん坊22 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者がイタリア人だということに、まず驚きました。
しかし、日本文化に造詣が深く、日本人同士の心の綱引き的なところをよく理解していて、現実に則しています。
興味深いのが「それは偽善だ」は殺し文句で、これを言われたほうは何も言えないということ。しかし、ながら、偽善だと思って何もしないよりは、「これは偽善なんだけど」と申し渡しておいて、良いことを実行することを著者は勧めています。善行によって利益を受ける人にとっては、それをする人の心の動きなんてぶっちゃけどっちでもいいわけ。ここまで読んで、ふむふむ、なるほどです。
結局、偽善だと批判している人たちは、何もしない人、何もしようとしていない人なのだと悟りました。
論理的な話を、キャラの立った登場人物たちの会話によって進めていますので、読みやすいところもポイントです。
紙の本
偽善者はだれかを救っている
2019/05/15 15:37
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争に影響された日本の偽善肯定派という著者の考え方、人間の行う善はすべて偽善である、大切なのは動機や気持ちではなく結果であるといった極論には賛否両論あるだろうが、面白い書だった。
紙の本
偽善もいいかな
2019/09/05 21:35
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投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで24時間テレビも、あまり批判しなくてもいいかなと思えてきました。募金を毎年集めて、全国の普通の人たちが「私にもできることがある」と感じて参加できる場を提供している、こんな大規模なイベントは他にあるでしょうか。
偽善上等。ピュアな善ではなくても、善はなしているはず。そんな見方を提供してくれた一冊でした。
紙の本
偽善をめぐるエトセトラ
2019/08/10 13:41
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
偽善とは何かを近代の歴史を踏まえて、口語体のくだけた形で説明した本。偽善は明治以降どのように取り扱われてきたか、時代によって偽善が揺れ動いたのが面白い。そして、これらを踏まえて偽善はどのように取り扱うべきかを語る本書の主張は明確である種平凡だが、その先は読者がそれぞれ考えるということだろう。
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