紙の本
楽しかった
2019/05/08 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
密かに自負していることがある。人気が出る前の「都立水商」を見つけて「傑作だ!」と触れ回ったことである。もっともそう言っても読んでくれる人は周りにはいなかった。本書は傑作「都立水商」の27年後,次の世代の若者の話だ。やはり「うん,うん,そだね~」と独り言をいいながら一気に読んでしまった。二作目なので一作目ほどのインパクトはないが,すぐれたエンターテイメントであるだけでなく,未来を見つめる若者に人生を考えるきっかけを与えてくれるものと考える。もっとも話題が話題なので,高校生に勧めるべきかどうかは判断に迷う…(笑)。
投稿元:
レビューを見る
待望の続編。後半は涙なしでは読めない、感動するのにユーモラスで面白い。タイトルに怯まず、沢山の人が手に取って欲しい、出来れば前作から。
投稿元:
レビューを見る
ドラマを見ておもしろい!と思い購入。
原作の最初からではなく、続編の方を買ってしまうというミス。
読んでみると続編とだけあって登場人物はドラマと異なりました。
内容自体はおもしろく、水商売を勉強するための高校。とてもスラスラ読めたのですが、文章が夢小説っぽい。前触れがあまり感じられないのに急に「やはり恋をしてしまっていた」などという展開だったり、素人っぽい文章の書き方に違和感を覚えました。話は本当にこんな学校あれば面白そう、という完全なる空想の話なのに、出てくる球団は現実にあるもの、巨人だったり、町も歌舞伎町など。現実にある風景を描写してるにもかかわらず、設定は架空なので現実と非現実とのギャップが激しさに違和感を覚えてなんかスッキリしなかったです。どうせなら街の名前や球団も架空ならもっと楽しめたんですけどね。創立初めての都立高校で高校野球全国優勝でジャイアンツに、って違和感ありすぎてモヤモヤしました。
投稿元:
レビューを見る
都立水商!の続編
開校から27年後で、伊東先生が退職まであと3年
一期生の小田さんも先生になってたり
そして福岡や大阪にも水商ができてる
主人公は、中学生のときにカンニングの濡れ衣で処罰を受けて水商にしか行けないと言われて入学してきた子
他にも野球部の卒業生の子供たちや、柔道の才能のある子、ディスレクシアの子とかも入学してくる
年数が経って水商も世間から認知・評価されている面もあったりなかったり
水商に入学してくる生徒は何らかの事情がある人もいるけど、水商売に意欲をもって入学してくる人もいたり
あと、ゲイバー科は自らの性を受け入れる準備期間という意味合いを持ってたり
水商の役割も固まってきたのでしょうねぇ
終わり方としてはまだまだ続けられそうなので
次は「都立水商2年A組」でしょうかね?
投稿元:
レビューを見る
都立水商の続編。今度は生徒の側からの視点で描く。
主人公は入学したばかりの男子高校生。彼は中学時代にいじめにあっていたり、複雑な事情を抱える同級生もおり、望んでこの高校に進学してきたわけではない生徒たちが、文化祭や他校とのスポーツ交流会、校外実習など一年間で体験したことを通して彼の成長を描く。
自分で選んだ進学先ではないにしても結果的に楽しく過ごせればオーケーで、いじめられていた過去は過去、本来の自分が出せる場所に巡り合えたことに感謝し大事にすること、みたいなメッセージ。
前作は教師目線だったが、今回は生徒目線なのでむしろこっちの方が先に読みたかった。
が、前作の登場人物が結構出てくるので、読む順番は守った方が良い。
とは言え、生徒たち全員がピュアで良い子たちばかりなのは都合よすぎな感じもあり、生徒目線だからこそのネガティブな問題なども織り交ぜて欲しかった。難しい問題も取り上げているがそれは個人の問題で、クラス単位などの集団の問題ではなかったので、高校生の実態に即したリアルさが欲しかった。
投稿元:
レビューを見る
前回ハチャメチャだ( ̄□ ̄;)!!と思った都立水商(^^;)でも今回はイイ話じゃないか(* ̄ー ̄)と思った(^o^;)コロナパニックを乗り切る都立水商の話を読みたいな~
投稿元:
レビューを見る
都立水商の第二弾。
今回は、新入生淳史の目を通して一年間が展開されます。
創立から20年余り経た水商が舞台。
相変わらず素晴らしい校風もあり、爽やかな読後感でした。