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電子書籍
惹かれ合う魂のお話
2019/07/19 02:49
13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Nagi - この投稿者のレビュー一覧を見る
『玉響』でゆき林檎さんを知って作家さん買いをする気満々だったのに、見落としていました。
衝動的に電子で購入、あとで紙本を買い直そうと即決したくらいに好きな作風のお話でした。
『玉響』を拝読したときも思ったのですが、ジャンルとしてBLではありますが、同性愛か異性愛か、ということや、年齢差や身分差などのあらゆる“違い”を度外視して魂が惹かれ合うがための切ない物語、という作風です。
でも、『玉響』と同じく、この作品も、切なくも救いを感じさせてくれるラストなので、「限られた時間を精いっぱい幸せにね」と応援したくなる終わり方でした。
時代は昭和28年、霊感が強い修一郎は生まれて間もなく神社に捨てられていて、拾ってくれたおばあさんを亡くし…というエピソードから始まります。
育った村を離れることにした修一郎は、山中で性質の悪い霊的な何かに襲われそうになり、怪我をして逃げる中で倒れてしまいます。
そんな彼を助けてくれたのが、正体不明の山伏の恰好をした青年、テン。
彼もまたとある理由から独りぼっちで過ごしていましたが、修一郎と暮らす中で、実は修一郎と縁の深い人だと分かっていくのですが、その関係性がとても切なく、またお互いが一途すぎるくらい一途で誠実だからこそ、その先を考えると、どうしても2人の「期限」というものをこちらが意識してしまい、2人の関係が分かったときはメチャクチャ切ない気分で続きを読み進めていました。
でも、その切なさは作中ではとても慎ましくて、だからこそ今を大切に一生懸命、そしてお互いとともに生きていく、という書き下ろしのお話がとても慰められ、穏やかで温かな気持ちで読み終えさせてくれました。
蛇足ですが、恋敵が自分というのも、なんとも切ないというか、どうしようもないよなあ、という切なさが漂うお話でもあります。
この辺りの、テンの視点のお話も読んでみたいな、なんて思わせるお話でした。
電子書籍
映画になってもいいと思う!
2019/10/13 15:01
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナル - この投稿者のレビュー一覧を見る
山奥と、山から降りた町の中。生まれ変わる前と後。場所の書き分けがすごく上手くてスケールがもっと大きく感じる。相手のことを考えてなかなかカップルにならないけど、結ばれたときの幸福感といったら例えようがない。末長く幸せでいてほしい。
電子書籍
昭和28年
2019/12/09 23:54
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
年老いた養母が他界し、身寄りが無くなった捨子の修一郎は生まれ育った村を出ていくことに。
小さい頃から霊感のような不思議な力がある。
村をでた先の神社で霊に遭遇し気を失ったところを、お面を被った青年・テンに助けられてて・・・
絵がとっても綺麗でストーリーも素敵です。
永遠に幸せになって欲しい2人。
紙の本
2人の穏やかな日々を願う本
2019/04/04 09:15
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の厚さ!!2cm!だがしかし試し読みで5話まで読んでいます(笑)
ゆき林檎さんとの相性は半々でほぼ読んでいますが、それでも本が出たら買おうと思っていました♪
テンがスリスリ甘えるのが本当に可愛い・・・可愛い。
電子書籍
おじいちゃん、おばあちゃんの昔語りを彷彿させます
2022/03/29 23:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンと修一郎の思いが絵柄と合わさって切なさも甘さもある美しい世界で読後の余韻がとても良い作品。
物語のラストから70年がちょうど今くらいになるので、祖父母世代から聞く昔語りのような感じで読めました。
番外編もあると嬉しいですが、二人のその後を想像して楽しむのも良いなと思います。
電子書籍
美しい世界観
2021/12/23 08:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンと修一郎、ふたりの間に流れる優しい穏やかな時間。でも不安や悲しみがいつも付き纏います。
修一郎が昔から幾度も見る夢の中に出てくる青年にそっくりなテン、修一郎はその本当の意味を知らず、それでもテンとの生活に安らぎを覚えます。修一郎は、ある事件がきっかけでテンと自分の本当の関係を知ります。幸せな時間の先にある逃れられない別れを知りながら、今生のお互いを慈しみ愛し合うふたり。
人間の業、孤独、慈愛を美しい絵と言葉で表現された作品だと思います。私は、何度も何度も読み返しています。
電子書籍
転生物
2021/12/17 22:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チクワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
(レビュー用に再読)
先生の描かれる美しく切ない世界観が大好きで、今作も期待を裏切らない素敵で切ないお話でした。絵もいつもながら美しいです。
修一郎とテンの転生前のお話はやるせなくて、やっと出会えた2人なのに、人と人ならざる者が共有できる日々は短くて、できる限り長く過ごしてほしいと祈ってしまいます。
電子書籍
初読み作家さん
2024/03/14 12:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和の話ですが、あまり、時代的な物は感じられませんでした。
でも、全体的には、良い話で、ストーリーの雰囲気が気に入りました。
他の作品も読んでみたいです。
電子書籍
良かった
2023/01/04 22:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むらさき - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄く良かった。テンの慎ましやかさ、修一郎の無垢さが優しい雰囲気を出している。お互いを思いやっているのがいじらしい。
電子書籍
玉響と
2021/12/04 11:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ayu - この投稿者のレビュー一覧を見る
玉響がとても好きだったんですがそれに似た雰囲気の話でした。
この作者の方は現代の話より大正とかくらいの時代の話がとてもいい。
電子書籍
唯一無二
2020/12/31 21:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:生姜と檸檬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆき林檎先生の描かれる世界観が独特の味わいが有り、大好きです。
繊細で透明感があって、しかし情を交わす場面の色気は半端なくて。
今作も不思議な世界観が美しく切なく描かれていて本当によい作品でした。
電子書籍
切ない
2020/12/30 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほえほえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
穏やかで、幸せなラストなのに、二人の先を思うと避けようの無い別れが待っている
テンが少しでも満たされた別れを迎えられる事を願います
とても優しくて、綺麗で切ないお話でした
電子書籍
大好きです。
2020/12/30 10:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画一遍見させていただきました。
内容がちゃんとした作品はヤバいですね。
ページ数も凄くてお得感あり
電子書籍
切なすぎる
2020/12/24 22:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前々から気になっていた作品。お安く買えてお得でした。ものすごく切ないです。大切な人の生まれ変わりに会えたけれど、またいつか別れなければならない。ただ今は2人で幸せにいて欲しいです。
電子書籍
玉響に続いて購入
2020/12/18 11:40
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:silver - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆき林檎先生のこの辺りの時代物、現実とゆらゆらと重なるような空気感が好きです
忘れることの無い白檀の香りの上人さまと生臭坊主の対比。
輪廻転生と香りの記憶が結び付いてる